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Serie 6 cilindriのブログ一覧

2023年12月30日 イイね!

過給型ストレート6 VS BOOST機能付きBEV

過給型ストレート6   VS BOOST機能付きBEV







ぽっかり空いた時間が出来たので台場へ。

試せていなかったM240i x drive
張り出したフェンダーを持つM2と比べると大人しく感じるが、端正で目立たないところが良い。乗ればそれは加給されたストレート6が綺麗なサウンドと共に加減速を繰り返し、意のままに操れる感覚が良い。コンパクトなことも良点で目立ちにくいことも良い。車はこれで十分、と思う。



乗って見たかった i7 x60 M sport

最初にこの車を見た時の印象は、購買のターゲットはだれ?と思った記憶がある。この夏にとある自動車ジャーナリストに会う機会があり、たまたま聞いたのがこの車に対する評価。何でも素晴らしいと言う。M240とはサイズもパワートレインも対極にあるが、どうしても乗ってみたく比較試乗をしてみた。シートに着いた瞬間、自分の知るBMWの文脈とは異なる雰囲気を感じる。シート調整ノブがクリスタルガラス、ハザードを焚くと車内が赤く光る!

走り出すと、これまで経験した中でも最上級のカンファタブルな乗り心地にうっとりする。圧巻はモードに応じて変化する室内の音響。アクセル開度に応じまるでシンフォニーを奏でるような音が室内に満ちる。最初は違和感があるも、なぜか笑ってしまう演出に驚いた。

調べると、ドイツ生まれのハリウッド音楽家、ハンスジマーによる演出。古くはバグルス、最近ではトップガンマーベリックの音楽を手掛けた人らしい。正直なところ車に乗ってエンターテインメントを感じたのはこれが初めてである。ブースト機能があるらしいが試すまでに至らず、異次元の車への乗車体験をした。

BEVは用途に応じて使用する上では良いと思うものの、これだけのサイズの車を加速させるために大容量の電池を搭載することが適切なことなのかと思うところもある。まあそんなことよりも快適に移動することだけを考えた場合、この車を候補に挙げても良いのではないか。カタチはさて置き、この価格帯でBEVを購入しようという方には一度試乗をおすすめしたい、いや、購入予定のない方にも試して見て欲しい車である。

さて、2台の印象だが、i7は素晴らしいエンターテインメント性を持つ異次元の車と評するが購入対象にはなり得ない。M240はとても良い印象だが、そのコンパクトさゆえ室内スペースにもう少しゆとりが欲しい、と結論は出ないようだ。

車は乗ってみないとわからない。あらためて、あらゆるBMWを体験できるこの場所の存在は価値があると感じた時間であった。
Posted at 2023/12/30 09:56:07 | コメント(0) | くるま | クルマ
2023年12月18日 イイね!

クロスオーバーその後

この車に乗り始め、少しは特性を理解出来て来た。T24A-FTSエンジンと6速トランスミッション、そしてeアクスルによりリアを駆動するデュアルブーストハイブリッドと呼ばれるユニットの印象を記してみたい。

エンジンは軽やかに回り小気味よい。踏めば望む通りの加速をし、日常的に使用する上での不足は感じない。始動直後の音は実用エンジンのもの、高揚感を得るものでは無いが、回した時のそれはスポーティーな4気筒ユニットの音。「クラウン」に乗っているというより、よりコンパクトなスポーティセダンにでも乗っているような感覚に陥る。もう少し突っ込んで言えばBMWの4発と6発の比較、官能性は6発が秀でるが、鼻先の軽い4発の軽快感と言えば想像できるだろうか、この車に6発は無いがそのように感じる部分もある。多分にこれはDRSと呼ばれる4輪操舵によるものでは無いかと推察する。

ハイオクタンガソリンを要求するエンジンの燃料消費量は想像より多く、燃費を重視した運転でも結果に表れにくい。停止に向かう場面でアクセル全閉でも回生しているのか、瞬間燃費計は動いており、EVモードに入りようやく針がゼロを差す。EVモードの制御も種々条件があるようで、減速時も思うようにはEVモードに入りにくく、燃費についてはもう少し改善を望むところ。

ダイレクトシフト6ATと呼ばれるトランスミッションは、パドルによるマニュアルシフトを受け付け、峠などでもギアを選びながら走ることが出来るのが良く、軽く駆け抜ける程度であれば十分以上の機能を持つ。シフトアップ時のつなぎがスムーズなことは良いのだが、シフトダウン時の減速感が甘く、車速が条件に合わないとシフトダウンを受け付けないこともあり、もどかしさを感じることもある。条件により振動も認められ、トルコンATとは明らかに違う特性を持つこのトランスミッション、今後の熟成に期待したい。

操作系で残念なのはクルーズコントロールスイッチ。従来からあるそれはステアリングコラムから生えており、ブラインドで操作するものと言う認識だったが、この車はステアリング正面右側で操作。スイッチを目視で確認するのは不便であり、視線を移動するのも危険。改善を望みたい。

前述の通り十分軽快でスポーティなこの車、少し攻めてみると安全側に振った操安性が顔を出し、ドライなターマック路では何事も起きにくい。これからシーズンを迎える積雪路において、この車がどのような挙動を示すのか興味深い。タイヤは21インチから18インチへ3インチ落としてある。次回は雪の上での印象を報告したい。

クラウンという文脈から解放され、新たな形と中身を得たクロスオーバー。趣味性を感じることは少ないものの、想像より要求に応えてくれるように作りこまれた、スペースユーティリティに優れたAWDセダンと評価する。この冬は雪山を駆けるのが楽しみである。
Posted at 2023/12/20 22:06:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | くるま | クルマ
2023年10月22日 イイね!

BEVについて考えることあり

日経新聞が毎日のように騒いでいる。

「日本はEVで出遅れた」

これを見た一般の人々は、「そうなのか」と思い、日経に載っていることなので正しいだろうと喧伝し、聞いた人は「その通り」に思い、定説となってしまうのが世の常。

話しは変わるが、国土交通省が監修する自動車整備新技術についての資料を覗いて思ったことがある。BEVって、これまでと同じ感覚では乗れないのではないかと。

一つ目に、トヨタ自動車のBEV 衝突検出時遮断制御についてのトヨタの解説
「車両が強い衝撃を受けるなどしてエアバックコンピュータASSYからのエアバック作動信号を受信した場合、システムメインリレーをOFFとし、高電圧電源回路を遮断することで安全性を確保する。」とあった。

仕組みとして理解はできるものの、これを見て思ったのは、事故時にエアバックが展開し人員は無事、現場の環境から緊急性を持って車両を移動する必要に迫られた場合においても、車両を移動することが出来ないということ。2次被害を防ぐために車両を移動する必要がある場面は少なくないと思われ、いかがなものかと思った。

二つ目に日産自動車のBEV 高電圧システムの遮断について、日産の解説
「レスキュー作業を実施する前に、高電圧システムが停止状態になっていないと、感電による重大な傷害につながり、最悪の場合、死亡に至る可能性がある。」
「高電圧システム遮断後、高電圧が蓄積されている部品から完全に放電されるまで10分かかる。」

これは、レスキューを専門に行なっている人や多少車の知識がある人は認識しているだろうが、そうで無い人にとっては認識の外。事故直後に周囲の人が善意で助けに入るなどしたら、危険な場面も想定される。

また、高電圧が放電される前は、レスキュー者が救助したくともできない可能性も否定できず、状況によっては難しい判断が迫られる場合もあるのではないか、と思ってしまった。

BEV出遅れ論には賛同しないが、否定派では無い。むしろ1990年代のEVブームから積極的に関わってきた。今後の自動車はBEV一択ではなく、あらゆるパワートレーンの中から、的確な選択をしていくことが求められるのではないかと思っている。

前述の車両の仕組みから、万が一でも不幸な事故など起きないことを祈りつつ、BEVはその仕組みをきちんと理解できない限り、安易になびくことだけは避けるべきではないかと思う次第である。

Posted at 2023/10/22 20:12:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | くるま | クルマ
2023年08月14日 イイね!

クラウンにキャディーバックは4個載るのか?

クラウンにキャディーバックは4個載るのか?







夏休みに4人でゴルフに行くことになった。
一人では何度か行っているが、複数名しかも4人乗車でゴルフに行けるのか?
そもそもキャディーバックを4個積むことが出来なければ、車2台になるかと思う中、事前に積み込みテストをしたところ……

4個を積むことが出来た!
しかしながら積み方には工夫が必要。

一応キャディーバックはこんな感じ
①OAKLEY ⒐5型スタンド
②OGIO 9型スタンド
③VESSEL 9型カート
④VIVA HEARTレディース

①と②からウッドを抜いて奥に2段に重ねる。
抜いたウッドを③に入れ、手前下側に。
その上に④を入れると、見事に入りました。

当初空いたスペースは極小と見えたが、実際には小さめの荷物であればトランクに収まることを確認。工夫することにより4人で十分ゴルフに行けることが判明。

4個積めるとは自分でも意外だったので、情報共有させていただきます。


Posted at 2023/08/14 20:42:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2023年06月11日 イイね!

クラウンの記号性を打破するトヨタの挑戦

クラウンの記号性を打破するトヨタの挑戦私の中でのクラウンは直6搭載車まで。V6となり4気筒THS化した段階で終わっている。THS搭載車は熟成され燃費効率も良いことは評価できるが、興味の沸く対象ではない。

SH35型はGA-Kプラットフォームを採用、新しい皮を被せて発売されたクラウンクロスオーバー。これまでとのあまりの違いに、クラウンを知る多くの層がその姿に疑問を呈した。

次なるハイブリッドシステムとして開発したデュアルブーストハイブリッドシステム。目標とする出力と環境性能を満足させるため、相当の煮詰めが必要だったのではと推察。GA-Kプラットフォームに載る2.4Lエンジンをターボチャージャーで過給、1モーター2クラッチ式のパラレル式ハイブリッドの制御によりフロントモーターとリアのEアクスルに駆動力を配分、DRSと呼ばれる4輪操舵を装備する新しいアーキテクチャ。実用に使う車にはRWDよりFWD、若しくはAWDが適していると考える身にとり、この車に興味が湧いた。

この車に乗り、周囲から「クラウンに乗っている人」に見られているのであろうことを意識する自分に気づいた。意識過剰では?と言われればそれまで。良くも悪くも、それ程「クラウン」という車には蓄積された記号性があることを感じる。

その記号に付与されたイメージは強固であり、これを打破することが今回のクラウンに与えられた役割と認識。疑問を呈する層が厚い=打破している、と見ることが出来れば一定の評価は与えられるのではないか。

結論として、「クラウン」というモノを所有するより、「クラウン」という車に乗るコト、がこの車を選ぶ人にとっての重要な要素ではないのか、ということを感じるに至った。

踏めば加速し、ブレーキもそこそこ、曲がることも厭わず、AWDによる走破性もある。某紙のウエット旋回ブレーキやダブルレーンチェンジテストの評価も満足出来るものだったよう。万能なビジネスエクスプレスとして、これからの世代にアピールする車と評価する。
Posted at 2023/06/11 10:59:37 | コメント(1) | クルマレビュー

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「[整備] #クラウンクロスオーバー スタッドレス→専用タイヤの良さを実感 https://minkara.carview.co.jp/userid/3167162/car/3451134/7746878/note.aspx
何シテル?   04/10 22:14
普段は極力目立たない生活を送りつつ、偶の休日に内燃機関で動く乗り物を動かすことを楽しみにしています。 四輪はストレートシックス 二輪はボクサーツイン ...
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