2GRクラウン車高算出備忘録

あくまで自分の為の備忘録です。
GRS 184 スペックから

前前軸重
880kg

後後軸重
760kg

車両重量
1640kg


フロントレバー比
1.49

リヤレバー比
1.5

車高算出方法
以下計算式では静止状態からの重心移動による軸重変化は無いものとして計算する

車高調の巻き上げを約10㎜伸ばした場合のフロントは…

10×1.49＝14.9㎜

理論上車高が上がる事となる。

車高調巻き上げネジのピッチが1.5㎜の場合アジャスターORケース一回転で1.5㎜増減する事になるので例えば5回転伸ばす方向では

1.5×5＝7.5㎜

さらにレバー比を掛けると

7.5×1.49＝11.175㎜上がる事になる。

さてここで希望する車高の増減幅からのアジャスター巻き上げ寸法を逆算する方法。

巻き上げ量×レバー比＝車高増減量

なので、単純に

車高調増減量÷レバー比＝巻き上げ量

の式がなりたつ。

上の巻き上げ量10㎜を参考に計算してみる

14.9÷1.49＝10㎜

例えば現在車高より20㎜増減したい場合は

20÷1.49＝13.4㎜
(小数点第2位四捨五入)
と計算できる

全長式のケースを13.4㎜伸ばすか縮めればいい訳だ

さてここでバネを変えてしまうパターン。

例えば現在のバネ
HKS ハイパーMAX Ⅳ GT 吊るしフロント
ばね定数　7kg/㎜
自由長　　200㎜

↓
東発スプリング　ID 65
ばね定数　12kg/㎜
自由長　　203㎜(8インチ)

に変更する場合のお話。

ばね定数（kg/㎜）
※荷重によるバネ定数の変化を一定とする

7kg/㎜→1㎜縮むのに7kgの垂直加重が必要

12kg/㎜→1㎜縮むのに12kgの垂直加重が必要

カタログ値前前軸重が880kgなので一輪あたりの荷重、輪荷重は半分の440kgとして計算される

輪荷重440kgなので…バネの縮み量は
(小数点第2位四捨五入)

440÷7＝62.9
440÷12＝36.7

62.9-36.7＝26.2㎜

の差が生まれる事になる

ばね定数の差によって生じたバネの長さ分バネの自由長が伸びると同じなので、自由長にプラスしてやる。

変化量＋自由長増減＝巻き上げ変化量

26.2+3＝29.2

これを先に計算した車高算出計算に割り当てると。

29.2×1.49＝43.5㎜車高が上がる事になる

計算はあくまで理論値で有り多少増減する。
公式を作り当てはめて計算した場合、小数点の四捨五入の関係上差が生じる。

レートアップしてそこから目標の車高まで落としたい場合は落としたい量を逆算の式に当てはめるだけで有る

計算サイトなるものも有るが基本を理解する事が大事で有る。

あくまでこれはいちいち説明するのが面倒なので見せて丸投げする個人的なメモ程度で有る

以上