オートテンショナーの中身

最近減って来ましたが
タイミングベルトを使ったエンジンが有ります。

オイラのチェイサーもタイミングベルトを使っていて
オートテンショナーでベルトの張りを調整している。

筒状の本体からシャフトが飛び出して来て
テンショナーベアリングをベルトに押し付ける仕組み。

ベルトが伸びても一定の張力を保つので良いですね。

そんなオートテンショナーの働きは知っていても
中身がどんな仕組みか知る人は殆どいません。

なんで分解して見れるようにして見ました。
捨てる部品でやっています。
分解不可部品なのでマネしないように。

こんな



中にダンパーオイルが入っていました。
オイルシールとサーククリップは映っていません。

判り難いので組んで有った順番に並べるとこんな感じ。



ピストンの前後にバネ定数の違うバネが入っています。
ピストンと言っても完全にオイルの流れを止める訳では無く
小さな穴が空いていてオイルの流動を制限しています。

2種類のバネを入れる事でサージングを防止しているのか？
ベルトの張りは大きいバネに任せて

細かい動きには小さいバネが担当しているみたい。

オイルとピストンはアブソーバーと同じで

バネだけだと、ボヨン・ボヨンするのを防ぐ機構だと思います。

初めて見たでしょ？　若かりし頃に・・・

初めて女性とエッチした時と同じ位ドキドキしたでしょ？

なんたって初体験ですから（汗

タイミングベルト交換時に同時交換するのが主流ですが
構造を観察する限り痛む箇所はシールがダメになって
オイルが漏れてしまう事くらいに思います。

それでもダブルスプリングによってテンショナベアリングの
振動を抑えるので致命的な故障には直結しないと思います。

同時交換が望ましいですが予算的に厳しい場合は
再使用でも良いかもしれません。

そんでクランクプーリーについて思う事も有るのですが
長くなるので次に書きます。

なんで飲んで寝ますね～