Y31 ブロアムL コラムMT化計画 ミッション載せ換え篇
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いよいよ本プロジェクト最大の山場、ミッション載せ替えです。厳密には入れ替えといった方が正しい表現かもしれません。
いくつかの整備工場に問い合わせましたが、2台を同時に預けてコラムMTとフロアATを載せ換えてくれるトコはなかなか無く、一店舗だけ快く受けて頂ける工場があり、そちらにお願いすることに…
ナンバーの無い車両を2台運ぶので、車載車で2往復して頂きました。本当に感謝しかありません。
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工場に任せたので作業風景がありませんが、こちらがマニュアルのミッションです。Y31にはパトカー用以外でNAのガソリン車に合うマニュアルミッションは無いので、Z32 NA用のミッションを流用しています。
細かい話をすると、レリーズシリンダーよりマスター側はY31用だったり、適宜部品選定は必要です。
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バルクヘッドにはATにもマスターシリンダー用の穴が空いていて、蓋を外すだけで取付きそうな気配なのですが…固定するためのボルトを通す穴が無く、結局ドリルで開けることに。
車内側からアクセスしましたが、電動ドリルに長いフレキを付けて何とか開けれました。地味に辛いので、いないと思いますがやる方は覚えといた方が良いです。
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非常に分かりにくいですが、コラムシフトのリンケージもちゃんとミッションまで繋がっています。ステアリングシフトの脇からフレキロッドが伸びているのが分かるでしょうか?
シフトレバーやリンケージはタクシー用の部品を流用しています。Y31のコラムシフト仕様は、LPGの4速とディーゼルの5速の2種類あるみたいですね。私も最初はディーゼルの5速を探していましたが、びっくりするくらいタマがなく断念、結局ガソリン車で創る事に…
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晴れてコラムにシフトレバーが取付きました。ステアリングシャフトとシフトレバーは溶接で繋がっているので、ステアリングシャフトごと交換しました。
コラムカバーはタクシー用だとチープなので、オーナー車用のカバーにシフトレバー用の穴を開けましたが、裏側に切り取り線があったので、そんな仕様も存在したのでしょうか…
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後はクラッチペダルと幅の狭いブレーキペダルを取り付けて完了です。嬉しい誤算は、マニュアル化で無くなると思っていたクルーズコントロールが生きていた事です。
配線図を見ているとクルコンの解除条件にクラッチペダルが入っていて、クラッチペダルにもスイッチ取付部とハーネスがあり、試しにスイッチを付けてみたら普通にクルコンが使えました。b接点なので、スイッチを付けずにショートさせてもクルコン自体は使えますね。まぁ、クラッチ踏んでも解除されないので、回転数が上がるだけですが…
後は、ベンチシート化に必須のステッキ式サイドブレーキへ変更が必要です。これ、憧れだったので嬉しいですね。
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地味な部分ですが、この車はオーテックロングでホイールベースが150mm長いため、タクシー用のサイドブレーキワイヤーでは長さが足りません。
色々と策を練りましたが、ワイヤーを延長するのは難しいので、ワイヤーが左右のリアブレーキに分岐しているトコにあるアジャスター付近に、ホームセンターで買ってきた金具を付けて何とか繋ぎました。
もっと良い案が浮かべば交換しますが、今の所不具合は発生していません。
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ちなみに、一番大変なのはプロペラシャフトの加工です。ミッション側(写真下側)がZ32用、反対側がY31用になっています。しかも、デフ側の第2推進軸はオーテックロング用の長いモノが付いています。
今回の構造変更で強度計算が必要になるのは、ここだけです。しかも、私が持って行った陸事は溶接技能の証明が必要でしたので、有資格者に施工してもらう事は必須ですね。
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