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＃VTD-4WDの魅力ｗ

随分と前に「イケてるオートマ」カテで4-EATの解説を始めると言いながら、そのまま放って置いたんで月末の仕事が終わったんでやりましょうかｗ

＃今日は休めなかったんで；；

先ずは4WDの歴史を紐解きましょう。

スバルの変態度は皆さん知る所ですが、SUBARU1000という車は最初から水平対向で、インボードディスクで、縦置きFFだったんですね～！



＃解説本からイラストを拝借ｗ

「先ずFRありき」の他メーカと違い軽はRR、乗用はFFという選択が容易に4WDの派生を生み出します。
ミッションのお尻をチョン切ってギヤを差し込めば、東北電力からの要望だった四駆のライトバンが完成し「四駆のスバル」の代名詞になります。

オートマの時代になってからは冒頭の年表どおりレオーネでセレクト4WD、アルシオーネでACT-4と進化していきSVXでVTD-4WDが登場します。



これはレヴォーグの最新CVTなので45：55ですが、私のGF8はSVXと同じ初期の35：65の駆動配分でした。
これが実際に体感出来るほど面白い！！

氷上走ってる方は判る通り駆動力に差が無いと基本はアンダーなんですね。
だからビスカスやフルロックでは、アンダーからのSPINになっちゃうんですが、後輪よりの駆動力なら前後グリップしながら別々の半径で旋回できる。
つまりドリフトが出来る訳です。

奥様用に偶然に買ったAT車がこんなに面白い車だったとはｗ
本当に目からうろこでしたｗｗ


さて、SUBARUの解説のページにVTD-4WDのデフの写真があったので簡単に説明してみましょう。



これが全体像です。ATのお尻にちょっと大き目なエクステンションケースに入っておりATFで潤滑します。
概要としては「2重の遊星ギヤ」になっており入出力シャフトの中心に別々のサンギヤがありお互いに干渉しません。



この周りを取り囲むようにギヤハウジングが組んであってそれごと前輪駆動用ギヤに結合されています。さらにその外を巡るリングギヤはありません。



その代わりに前後のサンギヤと歯数を逆転させたプラネタリーギヤが連結しており、ハウジングを押さえれば全てが後輪用出力シャフトに、シャフトを押さえればハウジング自体が回り全ての駆動力が前輪に出力されます。



出力シャフトとハウジングを差動制限するMPT（マルチプレートクラッチ）はTCMによって回転数制御されていてフリーの35:65～緊結の50:50までデューティソレノイドで可変します。　

こんな面白いギミック手放せる筈がありませんｗｗ
それに今手放したら多分35:65のトルク配分の車にはもう乗れないでしょう。

4速しかないATやコーナーでスピンしちゃうオンデマンド制御に不満はありましたが、オートマチューンで克服しちゃったしエンジンは改造すればMTと同じパワー出るしｗｗ

でも解説を読んでいて気が付きました。



これはどう見てもVTD-4WDの配置図じゃないですよねｗ
単純化して説明しやすくしてるんでしょうが、これは・・・



どう見てもBNR32のアテーサE-TSですね。

当時のJATCOの開発が同時期に生み出したトランスミッション。
形は全然違いますが、基本はここから離れられない様ですｗ

＃RMKS　中谷先生が駆動配分の違いを実演してくれますｗ



＃「ATチューニング」のまとめは次の機会に。

＃LOGで見ても解りにくい；；

IIｃｘ君の記事を見ながら考えていました。

「自分の場合のツインスクロールターボの効果検証？」

もう一度FSWを全開出来た事が嬉しくて忘れてましたｗ
なのでここでちょっと考察してみますｗｗ


LM-2のログで確認出来ないか悩んだんですが、基準が映像でないと中々比較出来ません。
なのでRAPビデオのキャプチャーで比較していきます。


２０１６．０２２４　ＴＫくらぶ走行会

ノーマルエンジン＋ターボアクセラレータ、ＶＦ２９シングルタービン、ブースト1.3kg/cm2



ちょうど2年前ベストラップの最終コーナーを立ち上がって「ADVANゲート」を超える瞬間です。

速度がちょうど180km/hでＡＴ３速から４速に上げる直前。
多分6800rpm付近ですね。

シングルの時はこの時点で２分０３秒０１４です。
ここからレコードラインまで７秒４０５という地点ですね。


２０１７．０２１２　ＷＲＦ走行会

Ｅ型エンジン＋ターボアクセラレータ、ＶＦ３７ツインスクロール、ブースト1.15kg/cm2



上と同じ地点でキャプチャーしました。

速度はまだ180kmに届いていないので回転数も6500位でしょうか？
ここから7000rpm以上まで引っ張ってるんですが伸びないんです；；

でもツインの時はこの時点で２分０２秒５３９で微妙ながら速いです！
この時の最速ラップは２’１０．６０１なんでここから８秒以上掛かってレコードラインと言うわけですね。


勿論エンジンが違いますし、条件も色々と考慮しないと断言はできませんが、
「ツインスクロールターボの効果は比較的低速から発揮され、高回転の伸びは若干シングルに劣る」
と言われる定説通りになってる様な気がします。

私の場合はシングルの時の無理なブーストでノッキングを起こしていたので、今のエンジンではノックメータを確認しつつ、1.2kg以下にブーストを抑えているのでラップ更新に繋がってませんが；；

＃来年はもうちょっと伸ばしてＭＴ並みに！

＃これは楽しいｗｗ

FSW走行会が終わって仕事が忙しくクルマに手が付きませんでしたが、レブスピード・ミーティングのチャレンジ走行会に向け準備をちょっとだけしました！

エンジンやメカニズムは問題無くこのまま走れそうですが、パワステのオイル漏れが気になります。

約７年前にＯＨしたパワポンですがそろそろもう一度分解が必要なようです；；
オイルを継ぎ足しておきました。


それから秘密兵器の投入ですｗ

今までステアシフターSWはTommykaira純正イタルボの「背面ホーンSW」で操作していましたが、他のハンドルに交換できなくて悩んでいました。

ハンドルと別体で操作するパドルは見つけていたんですが、コラムに固定して「回らないパドル」に出来ないか悩んでいたんですが、この数年間ハンドルと共回りしても何も支障が無かったのでボスに固定する方法で行きますｗｗ

パドルを別に固定するとハンドルは自由に交換できますから、コレマタ大分前から確保していたイタルボのイモラRSが使えますねｗｗ



指との間隔も丁度いい感じで意識せず操作できます。

当日が楽しみｗいいお天気になりますように！！

＃今回も子供たちと一緒に筑波に行きます！

川野駐車場　＞　都民の森　＞　上川乗交差点



雪の残る北斜面。

丁寧にハンドルを切る。

緩やかに。

アクセルを楽しみ、オートマを味わう。