目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
購入時からサイドミラーが動かないカリブくん。
運転席側は格納、調整共に、助手席側は格納のみ動きません。
運転席側の内張りを剥がしてみるとコネクタごとぶっこ抜いてありました。
以前乗っていたカリブくんも壊れたですし、いつもの持病でしょう。が、今は中古品も少なく、あっても足元見た価格が多いのでバラしてみます。
バラすにあたり、先人の方のページが役に立ちました。ありがとうございます。
2
内張り剥がしてコネクタ抜いて、10mmのナットを外せば簡単に外れます。
ドアバイザーに噛んでいる部分のみカッターで両面テープを切り取るのは、ちょっと嫌ね。
まるごと取り外しはもっと嫌だけど。
画像が助手席側ですが、取り外してミラーそのものを外すとこんな感じ。
ミラーは爪で止まってるだけなんで手で強制的に上向きにし、そこから指を突っ込んで持ち上げれば下側が外れ、上手く抉ると上側が外れてフリーになります。
力を入れないと外れないし、やりすぎるとミラーを割りそうで嫌なポイント。
3
試してみた感じではここから外したほうが良いです。めっちゃ固いので注意。
青い塗料みたいなのついてたからネジロックでも塗布されてるのかしら。
4
またしても画像が助手席側。運転席側は夢中になっててなかなか撮影できませんでした。
これが工事だったら元請けに怒られちゃいますね。
なお、根本とミラーはネジを外しても簡単に外れません。暗くて見にくいけどそれはコイツのせい。
格納させるターンテーブルみたいなのに配線ガイドとなる部分があるのですが、これが鉄製だし狭いしでまず外れてくれません。
無理に引っ張ると保護チューブを切り裂きます。気をつけないと中の配線すら切り裂きます。注意して無理矢理引っ張る。
取り付け時にめっちゃ邪魔なので、マイナスドライバーで抉って除去。
配線は組むときに自然と逃げるし、挟み込んでないか注意すれば大丈夫。
5
調整機構を外したら格納機構周りのネジを外す。ミラーを閉じたときに見える黒い蓋も爪で止まっていて、その中にもまだネジが止まっている親切設計。
ネジをすべて外すと格納機構が外れます。
とはいえ、室内側へと続く配線残ってますので完全には外れません。ぶら下がってるくらい。
ここまで剥がせば今回の修復は出来ますので、お膝に置いてやりましょう。
6
そして肝心の故障原因。
ギヤボックスのプラスチックの爪が割れて、宙に浮いています。
7
モーターの入ってる部分が持ち上がり、受け側の格納機構へ繋がるギヤに動力が伝達されず、これでずっと回転しっぱなしなのでした。
仕組みがわかれば簡単です。
上手くギヤを噛み合わせて爪のあった辺りを瞬間接着剤で固定。
動作確認して逆の手順で組み上げれば運転席側は修理完了。
8
助手席側も同じ症状でしたが、何故か接着剤で止めると動かなくなりました。
接着剤を抉って外して色々試してみると、格納機構全体が歪んでいるのか、手で適度に抑えないと動かないことが判明。
接着剤だと完全固定になってしまうので伸縮性のあるビニールテープを駆使しましたが改善せず。
ドナーを探しモーターを移植するしか無さそうです。
ところで、何故助手席側は調整機構が生きてたのかと言うとこれでした。
配線の途中で格納に係る配線のみぶった切られてます。
運転席から調整したいから調整機構を殺したくなかったんだろうけど、ここまで出来るんだったらカプラーから該当配線を抜くなり、絶縁処理するなりうんたらかんたら。
使用した工具
·プラスドライバー、マイナスドライバー
·10mmソケットとラチェット
·カッターナイフ
·瞬間接着剤
·内張り剥がし
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