
志摩国の一宮は
内宮(皇大神宮)別宮の
『伊雑宮』(いざわのみや)
鳥羽市の加布良古(かぶらこ)崎に鎮座する
『伊射波神社』(いざわじんじゃ)
二社であるというのが定説のようです
7月に伊雑宮に参拝して以来、伊射波神社にも参拝したいと思っていましたが、ようやく機会を得ました
合わせて『鳥羽三女神』として親しまれいる
『神明神社』石神さん
『彦瀧大明神』
にも参拝します
夜明け
湾岸長島パーキングエリア
到着
遠かった・・
安楽島舞台
駐車場にクルマを移動します
料金箱が設置されています
参道で出会った氏子さんから
遷宮をするための経済的事情のことを少し伺いました
海岸に出て朝日を拝んでから
参道へ
ここから拝殿まで30分歩きます
要所に
『右一の宮』の道標があり、迷うことはありません
切り通し
山中を進み
海がみえます
海岸沿いの参道
海岸から再び鬱蒼とした森の中の参道へ
氏子さんから教えていただいた通り、
森の中をそのまま進まずに
ここから海岸に降りて
海岸沿いの鳥居
石畳の参道
おそらく昔から変わらない石段を踏みしめ
厳粛な雰囲気です
拝殿
本殿
縁結び
かぶらこさん
鳥羽市安楽島町(あらしまちょう)の加布良古崎(かぶらこざき)にある神社。加布良古崎にあるため、地元では"かぶらこさん"とも言う。海に向かって鳥居が建っており、昭和初期までは海岸まで船で来て参拝したという。縁結びの御神威でも知られており、また一の宮巡拝で訪れる人も多い。
創建の時期は不詳だが、1500年以上の歴史を持つといわれ、『諸国一の宮』によれば、稚日女尊を海の道から加布良古崎へ祭祀したのが起源で、志摩国の海上守護神として古代から崇敬されたと言う。『延喜式神明帳』に「答志郡粟島坐伊射波神社」、また建久3年、皇太神宮年中行事に「加布良古の明神」とあるのがこの社
のことで、伊雑宮と共に志摩国一宮とされる。
御祭神は、稚日女尊(わかひめのみこと)、伊佐波登美尊(いざわとみのみこと)、玉柱屋姫命(たまはしらやひめのみこと)、狭依姫命(さよりひめのみこと)。
(いただいた由緒より、そのまま転載)
案内板に従い、先へ
岬への道
海上守護神
領有神
岬の先端は木々に覆われていますが
『奇跡の窓』
鬱蒼と茂る木々の間から奇跡的に開けた『窓』から見える海
本殿脇
『美保留神』
見落としていました
拝殿本殿脇に平らな場所があります
遷宮の地なのでしょうか?
参拝を終えて
鳥居まで戻ります
美しい海をしばらく眺めてから
駐車場に戻ります
氏子さんの他、参拝者は1組だけで静かな参拝でした
往復正味1時間歩きます
参拝される際には足元の備えをしっかりとすることをお勧めします
御朱印は宮司様に直接連絡を差し上げて
こちらでいただきます
ご不在とのことでしたが、丁寧に場所を教えていただいたおかげで迷うことはありませんでした
彦瀧大明神に向かいます
事前情報では駐車場なしでしたが、
訪問日時点ではありました
駐車場に置いて、案内に従い歩きます
沢沿いの参道を進み
鳥居
女性特有の病気の治癒や安産
ひこんたきさん
(彥瀧大明神)
鳥羽市河内町の丸山参道に沿って流れている彦瀧川の中腹にある神社が彦瀧大明神。別名"ひこんたきさん"とも言う。
女の神様と言われ、女性特有の病気の治癒や安産の信仰を集め、遠方から女性達が訪れ、清流で身を清めてから参拝する。
『諸国誌草稿』によれば、河内村創立の頃から祭祀が行われ、祭日は毎月4日で、氏子はいなかったという。元々は彦瀧神社であったが後に底筒神社に改称、祭神は底筒男命となった。1910年(明治43年)3月20日に加茂神社へ合祀されたが、1958年(昭和33年)4月7日に彦瀧神社として旧社地に分祀された。
御神体は白蛇
(伊射波神社でいただいた文書よりそのまま転載)
しめ縄の向こうには滝と巨岩
社殿はないようです
清流が白蛇なのか巨岩が御神体なのかは私にはわからないですが、厳かな気持ちになります
神明神社へ
伊射波神社、彦瀧大明神とは打って変わり、参拝者が多いようです
一番近い『海女の家』駐車場は満車で第2駐車場へ
参道の古民家カフェ
鳥居
茅の輪くぐり
くぐり方解説を見ながら、その通りにしてみます
なかなか順番を覚えられません
拝殿
神明神社御由緒
創立年代不詳。神明八幡宮として造営され明治4年に境内諸社及び千賀神社・堅子神社を合祀しました。また、畔蛸神社も合祀し神明神社となりました。「志陽略志」によると相差(おうさつ)には神明八幡宮(今の神明神社)、御霊宮、白髭明神(菅埼)、熊野権現、日吉社、牛頭天王社、弁財天女社、八大竜王社、寧産(こやす)社、山神、石神社が記されていて、明治初年官令にて神明神社に集社合祀され現在は二十六柱の神々が祀られています。
(いただいた御由緒より転載、一部追記)
石神さん
この祭神は神武天皇の母であり綿津見神の娘である玉依姫命です。
その昔、正月のある晩、島田髪に締った女神が石神さんの元に現れたという言い伝えを、相差海女が古くから信仰し、海に潜る際の安全大漁を祈願してきました。そのことから、女性の願いなら、一つだけ必ず叶えてくれると言われるようになりました。
(御由緒よりそのまま転載)
ピンク色の紙に願い事を書いて納めることができますが、お参りだけにしておきます
御朱印は石神さんもいただきました
『女願成就』と記されています
お稲荷さんは三方に鳥居が配された珍しい形式です
三社参拝を終えて、志摩をぐるりと巡ることにします
パールロード入口
途中展望台より
的矢湾
二輪で走りたい道です
的矢湾大橋
朱色が目を引きます
全長237m
伊雑ノ浦を望む
昼食は鵜方へ
前回の旅でうなぎを食べたので
『日本料理 鯛』さん
鯛茶漬けをいただきます
濃厚に味付けられた鯛の分厚い切身がたっぷりと載せられています
適度に熱せられて味わいの変化を楽しめます
軽めの昼食にした理由は後ほど・・
安乗(あのり)崎
フグの本場ですね
いただいたことはないですが、名前だけは
灯台に登ります
風が強くて飛ばされそう
台風の影響でしょうか
波が高い
振り返りの風景
安乗崎園地休憩舎で一休み
灯台を望むカフェです
昼下がり誰もいません
志摩の郷土食・煮切り干し芋の「きんこ」を製造・販売する「きんこ芋工房 上田商店」(志摩市阿児町)が運営しています
直売所にもなっていて、いろいろ品揃えされていますが、お目当ては
きんこ芋プレミアムパフェ
いつも記事を拝見して参考にさせていただいている方が最近ご紹介されていて、ぜひ食べてみたいと思っていました
トッピングの芋モナカが秀逸
禁断のパフェです
海沿いを走り
大王崎へ
平日とはいえ、灯台への道は寂しげです
灯台に登ります
海は美しい
観光客(私もですが)はチラホラと
開いている干物屋さんも所在なさげです
海沿いをさらに進み、後座へ
国道260号で
ともやま展望台へ夕日を見に
間に合いました
英虞湾の島々
山と雲の向こうに
黄昏
暗くなる前に山を降ります
本日は伊勢市に泊まります
ホテルにチェックインしてから
夕食はこちらへ
居酒屋
『一月家』さん
カウンターに通され、
注文は紙に書いて大将に渡します
会計は皿を見て大将が算盤をはじきます
昭和レトロな雰囲気が良いなと思っていましたが、とんでもない、大正創業でゆうに100年以上の歴史ある老舗でした
失礼しました・・
神奈川を2時に出てからの長い1日も終わりです
明日は熊野三山を目指します
長くなりました
旅の続きはまた改めて
お付き合いいただき、ありがとうございました😊
Posted at 2021/11/02 06:02:11 | |
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