2022年03月14日
ロシアとウクライナは14日、停戦の条件などを話し合う4回目の対話をオンライン形式で実施した。ウクライナのポドリャク大統領府顧問が自身のツイッターで明らかにした。同氏は停戦、和平、軍の即時撤退などが中心になると述べたものの「それぞれが立場を積極的に表明している。やり取りは重苦しいが、続いている。不一致の理由はあまりに異なる政治体制だ」と投稿した。
両国の代表団は2月28日に1回目の会合を開き、これまでの3回は対面形式で実施してきた。現時点でも双方の立場の隔たりは大きく、停戦への見通しはたっていない。
Posted at 2022/03/14 22:09:59 | |
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2022年03月14日
ロシアのウクライナ侵攻で激化する戦闘で、ウクライナ国民など反ロシア側の市民がSNS(交流サイト)を活用してウクライナ軍を支援している。ロシア軍の戦車や部隊の位置をウクライナ軍に伝えたり、SNS上に暴露したりしてロシア軍の侵攻を妨げる試みだ。「SNSレジスタンス」とも呼べる新しいかたちの市民の参戦だが、大量の情報の処理や偽情報への対応が課題となる。
ウクライナ政府は侵攻が始まった直後の2月下旬、通信アプリ「テレグラム」に「ロシアの戦争を止めろ」と題した専用の窓口を設けた。市民の力を得てロシア軍の位置情報を把握する狙いだ。
市民はフォーマットに沿ってアプリに、ロシア軍を目撃した場所、時間、何を具体的に見たのかなどを送る。その情報をウクライナ軍が精査のうえ作戦に役立てるという仕組みだ。同国当局は8日、情報提供をもとにキエフ郊外でロシア軍車両を破壊したとする写真を投稿。効果があがっていると強調した。
ロシア軍と密接に協力するベラルーシの国内でも反ロシアの似た動きがある。ツイッターアカウント「モトルコヘルプ」はベラルーシ各地で目撃されたロシア軍の車列の動画をアップし「軍用トラック4台が通過、空港に向かっている」などと英語で発信し続けている。
アカウントの担当者は日本経済新聞の取材に、「アカウントは同国から亡命した活動家で運営している」と打ち明けた。SNSやベラルーシ在住者の協力を得て、2022年1月からロシア軍の動きを暴露し続けている。担当者は「我々の役割はウクライナがロシア軍を追い出すことだ。ウクライナの勝利はベラルーシの独裁体制を打ち破ることにつながる」と説明した。
Posted at 2022/03/14 19:22:25 | |
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