デッドニング効果考察(市街地編)
目的
修理・故障・メンテナンス
作業
DIY
難易度
初級
作業時間
30分以内
1
フロアのデッドニングが終わった段階で効果を確かめたくて、夜な夜な試走してみたのだが、インプレッションとしては・・・
「ん~ こんなもの?」
「普通にロードノイズは聞こえるしなぁ」
「デッドニング前と比べて静かなのかどうかわからん」
という結論に至った。
冷静に考えてみると
・デッドニングに過剰な期待を持ちすぎていた?
・加齢で耳が馬鹿(多少はだが)になって違いがわからない?
訳では無く
・しばらくコロナだったり、バッテリー上がったり、内装全バラだったりでお不動様だった
・結果まともに走ったのは数ヶ月ぶりで施工前の騒音レベルを記憶でも体でも覚えていなかった
という分析結果に・・・
スマホに騒音測定ツールが入っていたことをこのタイミングで思い出すも、そもそも施工前のデータをとっていないので Before / Afterで比較できない! My god!
みんカラで検索してみると、デッドニングに絡めてスマホでお手軽~かなり本格的に騒音測定をしている先達が多かった。
MEGANE個体としての状態遷移はこれ以上のデッドニングをしないと計測の意味が無いけど、今の状態が他車と比べてどうなのか?
そしてその数値結果は人間の耳の感覚とどう違うのか?
ぐらいはやってみようという気になったので、適当に条件を合わせてデータをとってみた。
2
写真はリビングで家人が金曜ロードショー見てる状況でのグラフ
普通の部屋の状況はこんなもの
最小 39dB(図書館レベル)
平均 49.4dB(換気扇レベル)
最大 63dB(話の音レベル)
車で計測時の条件合わせは超適当
・窓締め
・音楽無し
・エアコン無し
・無駄なブリッピング無し
・市街地走行で速度制限厳守
・なるだけエアコンルーバのあたりにスマホを固定
3
1番 国産幻影小型車、アイドリングストップ付き、ペラペラボディ
■人間の感覚
アイドリングストップ付きなので信号でとまると当然静か、このおかげで平均値は下がるが、ビビり音が多く、走ってる時は結構うるさく感じる
■計測データ
最小 47dB(換気扇レベル)
平均 77.8dB(掃除機レベル)
最大 89dB(掘削機レベル)
⇒ピーク(ほぼ60km/h)時は一番低い結果だが、最低~平均あたりの騒音値の割合がある程度一定。つまり正比例的にうるさくなってく感じ
4
2番 嫁カー(面研ハイコンプ+たこ足+スポーツマフラーのご近所迷惑仕様で内装のガタピシ激しい)
■人間の感覚
当然一番うるさい車。たこ足のふけ上がり音が官能的でついつい回しすぎになってしまう
■計測データ
最小 78dB(掃除機レベル)
平均 83.1dB(掃除機レベル)
最大 87dB(掘削機レベル)
⇒最小値が高いのは予想通り。割合的に70後半からピークまでほぼ一定なので騒音の幅が狭くて高止まってる感じ、普通にうるさい。
5
3番 デッドニングMEGANE
■人間の感覚
うるさくも無いが、別に静かでも無いといった感じ。
■計測データ
最小 61dB(話の声レベル)
平均 80dB(掃除機レベル)
最大 85dB(掘削機レベル)
⇒割合的には1と2を合わせた波形に近い。アイドリング状態からピークに行くまでの割合が低いので静かということなのだろう。60dB中盤から80dBにいたるまでの割合が低いのが特徴的
6
走行中(加速を終えた状態)では、ロードノイズに加え、風きり音も追加されるので、三台とも80dB前後になったと仮定すると、加減速中(停止からピークの間)の状況が低いというのはデッドニングの効果といっていい物なのか、否か、如何せんデータが少なすぎてやっぱり中途半端な結果となった。
同じデッドニングレベルでの測定結果の比較でも、当然走行状況、道路状況が異なるので各数値は異なってくるのだが、騒音の割合波形が似通っているので車両の特性的な物は垣間見えたといえるかもしれない。
デッドニング前のデータ取りを失念していたことが悔やまれる。
7
ここで一度おさらい
■音の三要素
音の大きさ(音圧) ⇒騒音(dB)
音の高さ(周波数) ⇒dB計算時の補正要素(Hz)
音色(波形) ⇒いわゆるリズム?
⇒スマホアプリレベルでは、周波数別の騒音は測定できないのである程度丸められた物になってしまうし、音色も数値化出来ていないと思われる。
■次に車から発生する走行中音の種類
A タイヤ(と路面関係により発生する音)
B 振動により発生する共振音(車内備品の固定不足によるビビり音)
C 空気との摩擦により発生する共振音、風きり音(速度と比例)
D Aが車体と路面間で反射、増幅される音
E エンジン音
F 排気音
⇒今回のフロアデッドニングで騒音を減らすことが出来たと思われるのは、A(タイヤハウスロードノイズ)、B(車内共振音)、D(床下ロードノイズ)で、それぞれ効果の大きい順としてはD>B>>>>A と考えると、自分の感覚的にそれほど静かになっていないように感じた結果は、60km走行時のA,C,E,Fを積極的に静音化していない結果とも通じるのかなと思った。
8
やはり市街地で一番不快と思う大きな騒音はA(タイヤハウスロードノイズ)なんだと思う。
舗装の違いにより騒音が大きく変動するのは誰しも感じれる違いだと思う。(東名と新東名の違い)
この影響度が騒音の中で占める割合が大きすぎるのでデッドニング効果がでていてもタイヤハウス経由の騒音で無かったことにされてるのか?
つまり本当の意味でデッドニングをしたかったら、静粛性の高いタイヤ(つまりNotハイグリップタイヤ)にするのが一番コスパがいいと言うことなんでしょうね。しないけど。
高速走行編に続く
[PR] Yahoo!ショッピング
おすすめ順
売れている順
入札多数の人気商品!
[PR] Yahoo!オークション
入札が多い順
終了時刻が近い順
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク