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イイね!
2007年10月29日

インプ乗ってきました。

インプ乗ってきました。  この車は買い替え候補というわけではないのですが、車好きとしてはチェックしとかないわけにはいかんでしょう!
 
 というわけで乗ってきました、新型インプレッサWRX STi!!

 インプレッションは先週のBMWと同様、某サイトのユーザーレビューにも投稿したもの加筆修正版です。



○だった点
・大人っぽくなった乗り味
 先代GDB型は乗り心地が結構固く、良くも悪くも特殊なスポーツモデルであること認識させられましたが、新型はかなりしなやかな乗り味になっています。ベースモデルの乗り心地の良さをしっかり受け継いでいる印象です。これならば通勤や買い物、時には家族を乗せたりという使い方をしても全くストレスにならないでしょう。

・エンジン音の演出
 巡航時の車内騒音は意外なほど静かですが、ひとたびアクセルを踏むと「ドロロロロロ」という、以前のスバル車を髣髴とさせるサウンドが響き、スバル車らしい強烈な個性を感じることが出来ます。
 先代GDB型後期や最近のレガシィからは“スバルサウンド”はあまり感じられませんでしたが、やはりあの音はスバル車独自の個性であるように思います。排気干渉によって効率や性能が低下するのは問題がありますが、そういった点が改善されているなら、独自の個性を打ち出すためにも音の演出は行ってほしいものです。

・居住性の向上
 歴代インプレッサは性能と実用性が高次元で両立されていましたが、新型はそれにさらに磨きをかけたという印象です。
 新型は絶対的な室内空間が拡大されているとともに、特に後席において、前席シート形状の変更による前方の見晴らしの良さやサイドウインドウガラスの面積拡大により、居住性が大幅に改善されています。
 GDB型までは、ドライバーが楽しむ車といった印象でしたが、新型はすべての乗員に優しくなったと言えると思います。

・オーソドックスで出来のよい6速MT
 ランエボⅩはMTを5速とし、主力を新開発のツインクラッチSSTに移行させようとしていますが、インプレッサは依然として6速MTのみの設定です。
 将来的な技術開発の点はともかくとして、現時点でのMTの出来という点では、ランエボよりもインプレッサの方が上であるように思います。シフトフィールが渋くストロークも長いランエボⅩに比べ、インプレッサのMTはストロークが短く、またシフトタッチもカチカチとメカニカルなタッチで、非常に好ましく感じました。
 またGDBで感じた、低速トルクの細さによる発信時のクラッチミートのシビアさはなくなり、混雑した街中でも非常に扱いやすいです。


×だった点
・ノーマルスポーツシートの出来
 標準装着されているシートはサポート性(特に肩と太もも部)が良くなく、全体的にフニャフニャしたタッチです。その分乗降性はよいのですが、サポート性を求めるなら15万円出してメーカーオプションのレカロにしなさいと言われているようです。GC8型のノーマルシートのサポート性の良さが懐かしいです。

・後でライトウエイト仕様が出てくる?
 インプレッサの例によって、しばらく経ったらスペックCやタイプRAとしてライトウエイト仕様が出てくる可能性があり、新型だからといって安心して買えないように思います。


総評
 新型インプレッサもランエボと同様、旧型までのスポーツ性重視な性格は影を潜め、大人っぽいプレミアムスポーツにシフトしていってるように思います。
 価格が上がってしまうという問題もありますが、大人が乗れる車になるというのは大歓迎です。今後もこの路線で進んでいって欲しいと感じました。

 余談になりますが、今年はインプレッサを始めランエボⅩ、GT-R、レクサスIS-F、シビックタイプRなどスポーツモデルが続々と登場しています。
 原油高、環境問題、自動車運転過失致死傷罪の新設等の法規制の強化など、車を取り巻く環境が厳しさを増す中、各メーカーが夢のあるスポーツモデルを市場に投入していることは、一人の車好きとして大変うれしく思います。
 
 ただ、いろんなインターネット掲示板を見ていると「ガソリンが高くて、環境問題も厳しいのに、スポーツモデルを出すのは時代錯誤だ」という意見も見られます。たしかにこのご時勢、高性能なスポーツモデルには反社会的な側面を感じざるを得ません。

 しかし、だからと言ってすべての車が実用的で経済的なミニバンやコンパクトカー、ハイブリッドカー、軽自動車ばかりになってしまうのは、あまりにも寂しいじゃないですか!力の強いもの、速く走れるものに人間が憧れてきたからこそ自動車の技術が進歩し、結果として人間の生活が改善されてきたのではないでしょうか。もちろんスポーツモデルであっても自動車を取り巻く諸問題を無視してよいわけではありませんが、スポーツモデルを完全否定することは自動車そのものの死につながるのではないでしょうか。

 自動車メーカーが努力を続けることはもちろん、ユーザー一人ひとりが自動車を正しく使うことによって、自動車と将来の生活との共存を図っていけたらいいなと思います。 
ブログ一覧 | 新車試乗記 スバル編 | 日記
Posted at 2007/10/29 23:21:06

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