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2007年12月29日 イイね!

スイフトスポーツ乗ってきました

スイフトスポーツ乗ってきました スイフトスポーツ乗ってきました。
 試乗車はメーカーセットオプション非装着車のMT・ボディカラーはブルーイッシュブラックパール3です。
 先日標準車に試乗する前に、同時にスポーツの試乗車も準備して欲しいとセールス氏にお願いしていたのですが、標準車の試乗の日に結局間に合わず、後日他の拠点からスポーツの試乗車をまわしてもらいました。 

 先日の標準車の試乗での好印象が冷めやらぬ間に今回のスポーツの試乗となりましたが、スポーツには標準車のポテンシャルの高さがはっきり表れているように感じます。スポーティな内外装などスイフトスポーツならではの雰囲気もあるのですが、しっかりしたシャシー性能やボディ剛性の高さなど、標準車のレベルの高さがあってこそ、スポーツとしての魅力が強まっていると思います。
スポーツの価格はXGからすると約50万円高くなってしまいますが、価格差ほどの圧倒的な価値の差は感じませんでした。もちろん高速域を中心として性能の差は明白なのですが、維持費などを総合的に考えると、標準車の実力は相当高いため、スポーツではなく標準車を買っても満足できるのではないでしょうか。 



○だった点
・扱いやすく、かつ楽しい足回り
 ハンドリングが素直で、自分の想定したラインをトレースすることができ、かつステアリングを通じて路面のインフォーメーションが的確に伝わってきます。限界自体はそれほど高いわけではなく、基本的にはアンダーステア特性ですが、その気になればブレーキングやアクセルオフでリヤの流れをコントロールすることができます。

・高速域での安定性
 高速では車格を感じさせない、どっしりした直進性があります。法定速度程度の領域のクルージングは極めて平和で、スピードメーターのフルスケール220㎞/hというのは誇張ではないようです。

・意外とシックな外装デザイン
 スイフトスポーツのボディカラーといえばイメージカラーの、あの目がチカチカするような(笑)チャンピオンイエローのイメージがありますが、グレー、銀、黒、パールホワイトなどシックな色もラインナップされており、それらの色だと大人っぽくシックな印象です。従来の日本車のコンパクトスポーツはいかにも若者向けの子供っぽいデザインかオタクっぽい車が多かったと思いますが、スイフトスポーツは大人の男でも十分乗れる雰囲気を持っています。

 その他○だった点については12月20日の標準車のほぼ共通です。


もう一歩だった点
・エンジンパワーがもう一歩
 エンジンパワーは1,600㏄のスポーティエンジンとしてはやや寂しい125馬力で、ホンダのVTECが15年以上前にリッター当たり100馬力以上を達成していることや、スイフトの前身のカルタス(2代目)1300GT-iのG13B型エンジンが115馬力だったことを考えると物足りないです。
 さらに、この程度のエンジンパワーにもかかわらずハイオク仕様というのは納得できません。ジュニアラリー選手権に参戦しているスイフトスーパー1600のように218馬力以上ものパワーは必要ありませんが、それでももう少しパワーがあればより痛快な車になりそうです。
 試乗中にワインディングでちょっと飛ばしてみたのですが、レッドゾーンの始まる7,000rpmまでエンジンはきれいに回りパワー感は衰えず、かなりマージンを持たせてあるように感じます。8,000rpmぐらいまで使えるようになればかなり楽しいエンジンになりそうです。

 私なりの提案ですが、以下のような方策を採ればより魅力が増すと思うのですが…
 ①1,600㏄で150~170馬力程度の出力にする。
 ②自動車税の安くなる1,500㏄にして現状の出力を維持
 ③1,600㏄のままレギュラーガソリン仕様にして現状の出力を維持

・6速MTがあれば…
 100㎞/h時のエンジン回転数は3,400rpmとやや高く、燃費に不利なように感じます。1~5速をクロスさせ、6速を巡航用のギア比すればスポーツ性にも燃費にもプラスになるのではないでしょうか。

・3ドアが欲しい
 私は現在車の買い替えを検討しているのですが、通勤&自分の遊び用の車なので5ドアは必要ありません。輸出仕様に存在する3ドアを日本にも導入していただければうれしいです。3ドアならば軽量化やボディ剛性の向上にも寄与するはずですが…

・なぜホイールが5穴?
 この車はコンパクトカーとしては珍しい5穴ホイールですが、このクラスの車は4穴でいいのではないでしょうか。標準車や乗り換えた他の車からホイールが流用できません。

・高速域でやや乗り心地が荒い
 高速でかなり速度を上げて行った際、路面のギャップを拾って車の上下動が激しくなります。法定速度程度ならば問題ないのですが、高速であまり飛ばす気にはなれません。


 この車の欠点として、よく室内が狭いことが言われますが、コンパクトカーとしては標準的だと思いますし、この車はシートのサイズが大きいため実寸以上に狭く感じてしまうのだと思います。室内を広く見せるためにシートを小さくするという姑息な手段をとっていないところにメーカーの誠実さを感じます。

 それから燃費は燃費計表示値で9.2㎞/Lでした。
 山道や高速で結構飛ばしたので、燃費を気にして走行すればもう少し良いはずです。



総評
 以上、項目としては欠点の方を多く書き連ねてしまいましたが、あくまでも今後の改良への期待を込めた要望レベルのもので、今のスイフトスポーツでも十分以上に魅力的だと思います。
 ただし、ハイオク使用はやはりちょっと引っかかるかな?

欲しい度:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
楽しい度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
買える度:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
維持費 :☆☆☆☆☆☆★★★★ 

Posted at 2007/12/29 20:39:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新車試乗記 スズキ編 | 日記
2007年12月20日 イイね!

スイフト乗って来ました。

スイフト乗って来ました。 スイフト(標準車)に乗ってきました!
 試乗車はXG Lパッケージの1,200CVT・ボディーカラーはブルーイッシュブラックパール3です。

 スズキといえば日本国内では軽自動車専業で、軽のボディサイズを拡大しただけのような普通車を片手間に売っていたようなイメージがありますが、現行スイフトの登場以降、全くイメージを変えたように思います。スイフトは登場して以降、各方面で非常に評価が高く、販売台数もスズキの小型車としてはかなり堅調に推移しているようです。
 スズキは軽自動車ではダイハツと熾烈なシェア争いをしていますが、スイフトをはじめとする普通車については、ハンガリーやインドでも生産されることからわかるように、日本国内市場よりもむしろ世界に眼が向いています。そのせいか、スイフトはコンパクトカーとしては異例の、しっかりした乗り味を持った骨太な車です。 
 
 実はこの車の直後に比較のためトヨタヴィッツにも乗りました。(この試乗記については後日アップします。)この二車を比べると、確かに室内の広さや装備、燃費など、誰にでもわかりやすい部分についてはヴィッツの方が優れているのですが、ハンドリングなど動的性能については、圧倒的にスイフトの方が優れています。
 
 スイフトは街中や高速、ワインディングなど様々な場面でコンパクトカーらしいキビキビした運転が楽しめるのに対し、ヴィッツは一見ユーザーフレンドリーに見えて、実は車からのインフォーメーションが少なく、運転というよりも単に移動のための作業をしているという気分になってきます。
 車が好きな方、車に単なる移動手段以上の価値を求める方であれば、迷わずスイフトの方をお勧めします。


余談ですが、旧型スイフトには79万円という低価格と燃費が売り物の反面、いかにも軽のボディサイズを拡大しただけのチャチな車というイメージがあったため、現行スイフトのデビュー当時は正直「見た目だけちょっと欧州車風にした安車だろう。どうせスズキだし」と内心馬鹿にしていたのですが、乗ってみるとその考えは間違っていたことに気づきました。スズキだから、コンパクトカーだからと思っておられる方にこそ乗ってみて欲しい車です。



○だった点
・大人が乗れる雰囲気
 国産コンパクトカーは女性向けを明確に打ち出した車が多い中、スイフトは大人の男でも乗れる雰囲気を持っています。(もっとも、スズキとしては女性オーナーの比率が少ないのが悩みのようで、女性を意識した「STYLE」というグレードをマイナーチェンジ時に追加していますが…。)
 クラシックミニやビートル、ユーノスロードスターなど名車と呼ばれる車は老若男女どんな人が乗っても似合いますが、スイフトにも名車の素質があるのでしょうか。

・しっかりしたハンドリング
 ハンドリングが非常に素直で、自分の想定したラインをトレースすることができ、かつステアリングを通じて路面のインフォーメーションが的確に伝わってきます。また高速では車格を感じさせない、どっしりした直進性があります。コンパクトカーといえば装備や内装の充実に重点を置き、走行性能は必要最低限という車が多い中、顧客に媚びるよりも自動車に本当に必要な高いシャシー性能を備えていることは、車に対して本質的な信頼をおくことができます。

・必要十分なエンジン性能
 街中では多少流れの速い道であっても動力性能に十分余裕がありますし、高速道路でも法定速度プラスアルファ程度であれば余裕綽々です。

・自然な味付けのCVT
 山道や高速道路でアクセルを全開にした際にもCVTにありがちな、エンジン音だけがうるさくて加速感がついてこないということがなく、自然な加速フィールです。
 エンジンブレーキを利かせたい時にSレンジに入れると、シフトダウン(CVTでもシフトダウンと言うのでしょうか?)の反応が速く、スポーティな運転が楽しめます。
 巡航中は、ヴィッツのCVTは燃費対策のため異常に低いエンジン回転数で、中間加速時に一瞬もたつく感じがありますが、スイフトはそのようなことはなく、ドライバーの意思に車が素直に反応してくれる感じです。

・乗り心地の改善
 以前スイフトがデビューした直後に乗ってみたことがあるのですが、初期型はかなり乗り心地が硬く、また車内騒音のレベルが高くて、お世辞にも快適な車とはいえませんでしたが、マイナーチェンジを経て最新型は乗り心地を向上、騒音レベルを低減させ快適性がかなり向上しています。



もう一歩だった点
・燃費が良くない
 この車についてよく言われる点ですが、燃費はあまり良くないです。試乗車はマイナーチェンジ時に登場した1,200㏄エンジン+CVT車だったのですが、市街地、山道、高速道路を1/3ずつ走って13.5㎞/L(インフォーメーションディスプレイ表示値)でした。山道や高速では燃費を気にせず結構飛ばしたのでそれほど期待していなかったのですが、もう少し頑張ってほしいところです。

・回転半径の大きさ
 この車のもう一つの弱点として有名ですが、回転半径が大きくサイズの割に取り回しは良くありません。さほど道幅が狭くないところでも、Uターンをしようとすると、道幅をよく確認しなければなりません。
 ただ185/60-15タイヤを履くXGやXSは5.2mなのですが、165/70-14タイヤのXEやSTYLEだと4.7mになります。185幅のタイヤはこの車の性能に対してやや過剰であるようにも思えるので、標準を165、オプションで175~185でよいのではないでしょうか。

・販売店の体制
 スズキの販売店といえば店舗で販売するよりも業販の割合が高く、店舗に行っても適当にあしらわれることが多かったです。(ある意味レクサスより敷居が高い(笑))
 今回は知人の紹介だったのでそんなことはなかったのですが、スイフトのような素晴らしい車を埋もれさせないためにも、一見の客が来店しやすい店作りが必要ではないでしょうか。

・安全装備の省略
 カーテン&サイドエアバッグやディスチャージライトがXGやXE、STYLEではオプションですら装着できません。安全性に直結する装備は全車に標準装備していただきたいものです。

・重量を1t以内に抑えてほしかった。特にXGの2WDのCVT/MTなどは重量が1,000㎏ちょうどなので、もう10㎏削れば重量税が安くなったのに…と思ってしまう。

・スイフトスポーツだけでなく、標準車にもレカロシートのオプションがあればよかった。



総評
 各方面での評判を見ると、スイフトは相当実力のある車だろうと思っていたのですが、乗ってみるとその評価を裏付けることができました。10月にBMW320に乗って以来の感動と言ってもいいと思います。

欲しい度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
楽しい度:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
買える度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
維持費 :☆☆☆☆☆☆☆☆★★ 
Posted at 2007/12/20 00:11:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新車試乗記 スズキ編 | 日記

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