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まさだのブログ一覧

2007年11月03日 イイね!

レガシィ乗ってきました。

レガシィ乗ってきました。 試乗からだいぶ時間が経ってしまいましたが、レガシィの試乗レポートです。

 現行レガシィが登場して4年半が経過し、次期モデルの噂も聞こえてきましたが、未だに毎月3~4,000台前後をコンスタントに販売する根強い人気を持っています。
 日本車では数少ないプレミアム性を持つ本物志向の車として、やはりレガシィを無視するわけにはいかないと思い、今回の買い替えのターゲットに入れました。

 レガシィのグレードはどれも魅力的のものばかりでかなり迷いましたが、試乗して必要十分な動力性能だと感じたことと、各ネット掲示板等の評価で2.0iオーナーの方が非常に満足されているのを見て、2.0i Bスポーツ(MT)をターゲットとしました。
(なお試乗車は先日まで販売されていた2.0iブライトン(AT)という特別仕様車です。余談ですがブライトンって、初代BC/BF型の時にはカタロググレードでしたね。)

 同じDセグメントセダンということで、先日試乗したBMW3シリーズの印象とも比較してみたいと思います。
(ちなみに日本国内では価格差の大きい2台ですが、ドイツ国内ではレガシィ2.0が26,060~32,940ユーロ、BMW320iが29,500ユーロと同水準の価格ですね。)



○だった点
・派手すぎず地味すぎず大人の車である点
 徒にパワーやスペックを追い求めず、また内外装にもこれ見よがしなところがなく、長い間飽きが来ず使えそうな大人の車です。
 流行を追って登場しては消えていく車や、モデルチェンジでコンセプトをガラッと変えて驚かされる車の多い中、レガシィは1989年の登場以降、一貫性のあるコンセプトやデザイン、ボディサイズで、メーカーのポリシーを強く感じる車です。
 この車を流行商品ではなく、定番として育てていこうというメーカーの良識と主張が感じられて好感が持てます。

・魅力的なバリエーション
 試乗してみたところ、動力性能が必要にして十分だったので、上級グレードではなく2.0i Bスポーツをターゲットとしましたが、大人っぽい3.0Rやアウトバック、スポーティな2.0GT、バランスの良い2.0R、またワゴンだけでなくB4と、どれも非常に魅力的で、グレードを選ぶのに迷いました。
 最近の車はシンプルなグレード構成の車が多く、選びやすいといえば選びやすいのですが、レガシィのように魅力的なグレードがいっぱいだと選ぶ楽しみがありますね。
 
・マニュアルミッションの設定グレードが豊富
 最近はスポーツ性を謳う車にも、MTが設定されない車ある中、レガシィは2.0GTからベーシックな2.0iまでMTがラインナップされています。(以前は3.0RにまでMTがありましたね。)
 需要が多くないにもかかわらず、これだけMTのラインナップがあることは有難いことです。今後新型になってもMTのラインナップは是非続けていただきたいです。

・取り回し性の良さ
 4輪駆動で、なおかつ横幅が広い水平対向エンジン搭載と、小回りには不利な要素が多いにもかかわらず、取り回しには全く不満がありません。こういった点にスバルの4輪駆動に対する経験の豊富さが出ていると思います。
 また全幅も1,730㎜に抑えられており、メーカーの良識を感じます。

・レギュラーガソリン対応
 2.0i系のみですが、レギュラーガソリン仕様で経済的です。特殊なスポーツグレードではなく日常的に使う車なのですから、多少エンジンパワーが犠牲になってもレギュラーガソリン仕様がうれしいですね。



もう一歩だった点
・4速オートマチックはもう古いかな?
 2.0i、2.0Rは4速ATですが、シフトショックがやや強く時代を感じさせられます。
(燃費は10㎞/L以上出るようで、その点では良いのですが…)
 次期モデルでは5速、出来れば6速ATが設定されるといいですね。

・シートがよくない
 ネットの掲示板でよく目にしますが、シートは確かによくありません。
 BMW3シリーズのシートは肩口から膝の裏まで、体の裏全体を面でサポートしてくれる感じですが、レガシィのシートは背中の一部やお尻を点で支えている感じで、しっくり来ず疲れやすそうです。また試乗車は走行2,000キロ程度の新しい車でしたが、背もたれが底付きしました。残念ながらこの車はシートについてはBMWとはやや差があります。
 レガシィは日本車では数少ないグランドツーリングを感じさせる車なのですから、次期モデルではシートには徹底してこだわって欲しいものです。
(ただ、新型インプレッサSTiのノーマルスポーツシートもあまりよい出来ではなかったので、やや不安ですが…)

・アクセルが不自然
 スロットルの開度がアクセルペダルの踏み込み量とリンクしておらず、少し不自然に感じます。
 発進時は少しアクセルを踏んだだけで急に飛び出るような、昔の日本車のような特性を感じる反面、一定速巡航からの中間加速時にはアクセルを踏み込んでも緩慢な加速で、アンダーパワーな車に乗っているような感じです。
 アクセル開度と加速との関連をもう少しリニアにしていただきたいです。

・エンジンのパワー感がない
 レガシィ2.0iは車重1,370㎏、最高出力140PS、パワーウエイトレシオ9.79㎏/PS、BMW320iは車重1,460㎏、最高出力150PS、パワーウエイトレシオ9.73㎏/PSとほぼ同等なのですが、エンジンのパワー感はBMWの方が圧倒的に上です。低回転からモリモリと力があり、回しても楽しいBMWのエンジンに対して、レガシィのエンジンはどこか線が細く頼りない感じです。



総評
 レガシィの印象の結論は、本当のプレミアムカーになれる素質はあるが、一部に妥協点が少し低い部分が散見され、非常に惜しいと感じる、ということです。
 特にシートなどはBMW3シリーズと比較すると、まだまだ差があるなと感じます。

 しかし、そういった未成熟な部分を少しずつ、誠実に改善していけばレガシィは必ずBMWに勝るとも劣らないプレミアムカーになることができるでしょう。

 モデル末期ということもあり、今回は見送って次期型に期待かな?


欲しい度:☆☆★★★★★★★★
楽しい度:☆☆★★★★★★★★
買える度:☆☆☆☆☆☆★★★★
維持費 :☆☆☆☆☆☆★★★★ 
Posted at 2007/11/03 16:23:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 新車試乗記 スバル編 | 日記
2007年10月29日 イイね!

インプ乗ってきました。

インプ乗ってきました。 この車は買い替え候補というわけではないのですが、車好きとしてはチェックしとかないわけにはいかんでしょう!
 
 というわけで乗ってきました、新型インプレッサWRX STi!!

 インプレッションは先週のBMWと同様、某サイトのユーザーレビューにも投稿したもの加筆修正版です。



○だった点
・大人っぽくなった乗り味
 先代GDB型は乗り心地が結構固く、良くも悪くも特殊なスポーツモデルであること認識させられましたが、新型はかなりしなやかな乗り味になっています。ベースモデルの乗り心地の良さをしっかり受け継いでいる印象です。これならば通勤や買い物、時には家族を乗せたりという使い方をしても全くストレスにならないでしょう。

・エンジン音の演出
 巡航時の車内騒音は意外なほど静かですが、ひとたびアクセルを踏むと「ドロロロロロ」という、以前のスバル車を髣髴とさせるサウンドが響き、スバル車らしい強烈な個性を感じることが出来ます。
 先代GDB型後期や最近のレガシィからは“スバルサウンド”はあまり感じられませんでしたが、やはりあの音はスバル車独自の個性であるように思います。排気干渉によって効率や性能が低下するのは問題がありますが、そういった点が改善されているなら、独自の個性を打ち出すためにも音の演出は行ってほしいものです。

・居住性の向上
 歴代インプレッサは性能と実用性が高次元で両立されていましたが、新型はそれにさらに磨きをかけたという印象です。
 新型は絶対的な室内空間が拡大されているとともに、特に後席において、前席シート形状の変更による前方の見晴らしの良さやサイドウインドウガラスの面積拡大により、居住性が大幅に改善されています。
 GDB型までは、ドライバーが楽しむ車といった印象でしたが、新型はすべての乗員に優しくなったと言えると思います。

・オーソドックスで出来のよい6速MT
 ランエボⅩはMTを5速とし、主力を新開発のツインクラッチSSTに移行させようとしていますが、インプレッサは依然として6速MTのみの設定です。
 将来的な技術開発の点はともかくとして、現時点でのMTの出来という点では、ランエボよりもインプレッサの方が上であるように思います。シフトフィールが渋くストロークも長いランエボⅩに比べ、インプレッサのMTはストロークが短く、またシフトタッチもカチカチとメカニカルなタッチで、非常に好ましく感じました。
 またGDBで感じた、低速トルクの細さによる発信時のクラッチミートのシビアさはなくなり、混雑した街中でも非常に扱いやすいです。


×だった点
・ノーマルスポーツシートの出来
 標準装着されているシートはサポート性(特に肩と太もも部)が良くなく、全体的にフニャフニャしたタッチです。その分乗降性はよいのですが、サポート性を求めるなら15万円出してメーカーオプションのレカロにしなさいと言われているようです。GC8型のノーマルシートのサポート性の良さが懐かしいです。

・後でライトウエイト仕様が出てくる?
 インプレッサの例によって、しばらく経ったらスペックCやタイプRAとしてライトウエイト仕様が出てくる可能性があり、新型だからといって安心して買えないように思います。


総評
 新型インプレッサもランエボと同様、旧型までのスポーツ性重視な性格は影を潜め、大人っぽいプレミアムスポーツにシフトしていってるように思います。
 価格が上がってしまうという問題もありますが、大人が乗れる車になるというのは大歓迎です。今後もこの路線で進んでいって欲しいと感じました。

 余談になりますが、今年はインプレッサを始めランエボⅩ、GT-R、レクサスIS-F、シビックタイプRなどスポーツモデルが続々と登場しています。
 原油高、環境問題、自動車運転過失致死傷罪の新設等の法規制の強化など、車を取り巻く環境が厳しさを増す中、各メーカーが夢のあるスポーツモデルを市場に投入していることは、一人の車好きとして大変うれしく思います。
 
 ただ、いろんなインターネット掲示板を見ていると「ガソリンが高くて、環境問題も厳しいのに、スポーツモデルを出すのは時代錯誤だ」という意見も見られます。たしかにこのご時勢、高性能なスポーツモデルには反社会的な側面を感じざるを得ません。

 しかし、だからと言ってすべての車が実用的で経済的なミニバンやコンパクトカー、ハイブリッドカー、軽自動車ばかりになってしまうのは、あまりにも寂しいじゃないですか!力の強いもの、速く走れるものに人間が憧れてきたからこそ自動車の技術が進歩し、結果として人間の生活が改善されてきたのではないでしょうか。もちろんスポーツモデルであっても自動車を取り巻く諸問題を無視してよいわけではありませんが、スポーツモデルを完全否定することは自動車そのものの死につながるのではないでしょうか。

 自動車メーカーが努力を続けることはもちろん、ユーザー一人ひとりが自動車を正しく使うことによって、自動車と将来の生活との共存を図っていけたらいいなと思います。 
Posted at 2007/10/29 23:21:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 新車試乗記 スバル編 | 日記

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