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2008年10月05日 イイね!

ムラーノ乗ってきました

ムラーノ乗ってきました 新型ムラーノに乗ってきました。
 試乗車は最もベーシックなグレード・250XL FOUR、ボディカラーはグレイッシュブロンズで、メーカーオプションのカーウイングスナビなどが付いている仕様です。




○だった点
・車内の静粛性が高い
 エンジン音、ロードノイズともよく遮音されており、車内の静粛性は高いです。強い加速の際には大排気量4気筒エンジン特有のややガサガサした音が聞こえてきますが、巡航時には非常に静かです。ロードノイズについては試乗時が雨天でしたが、ホイールハウス内の水音、屋根やフロントガラスに当たる雨粒の音などがよく遮断されており、上級SUVとしては十分納得できるものです。

・車体の大きさを感じさせない取り回し性
 全長約4.8m×全幅約1.9mという巨大なボディサイズですが、視点が高く、またサイドウインドゥ下端が低いことなどから視界が良好で、街中の走行や駐車場で大きさを感じることはあまりありません。外から見たときの巨大な印象に比べると圧倒的に取り回しがいいです。

・フラットな後席フロア
 後席のフロアトンネルの盛り上がりがほとんどなく、足元スペースがほぼフラットで非常に広いです。また後席左右席の横幅や足元空間にも余裕があるうえ、着座位置が高くて前方の見晴らしがいいため、後席はかなり快適そうです。

・後席シートベルトの高さ調節機構
 後席シートベルトのアンカー部に前席同様の高さ調節機構が装備されていて感心しました。日本車では装備されているのは初めて見ました。今年6月から後部座席シートベルト装着が義務化されていますが、シートベルトを快適に装着できるよう調整ができるようにすると、義務だから云々ではなく自分自身の安全のために装着しようと考える人が増えると思うので、地味な点ですがこのような改良は大歓迎です。

・排気量やグレード間の格差の少なさ
 試乗車は最下級グレードの250XL FOURだったのですが、このグレードと最上級の350XV FOURとの間で外観の見た目の差は、ルーフレール・サンルーフの有無とアルミホイールがポリッシュ調になるかどうか(ホイール径は同じ)などです。(内装についてはXVが本皮パワーシート、XLは布張りの手動シート)
 価格差が約90万円あるのですが、経済性などの理由から2.5Lを選んでも3.5Lに引け目を感じることはあまりなさそうです。


もう少し頑張ってほしい点
・荷室フロア高が高い
 FFベースの車としては荷室のフロア高が高く、女性や小柄な方は荷物の出し入れがちょっと大変かもしれません。(最初スペアタイヤがフルサイズだからかと思ったのですが、スペアはテンパーでした。)フロアボードにネットが仕込んであり、ラゲッジルームを分割できるという凝った機構が備わっているのですが、正直有効性に疑問があるので、この機構にこだわらず、フロアを下げてくれた方がありがたいです。

・ナビがなくてもモニターが付く
ムラーノに限らず最近の日産車に多いのですが、ナビ機能がなくても、車両情報の表示やエアコン・オーディオの操作パネルとして液晶モニターが備わります。これによって社外品のナビの装着がかなり難しくなります。
 私個人は田舎在住で、渋滞も決まった所・決まった時間でしか発生しないため、カーウイングスのような高性能・高価格なテレマティクスナビは必要なく、遠出した際に地図代わりになる簡易なPNDで十分です。
 このモニターはなくしてユーザーの選択肢を広げていただきたいと思うのですが・・・
 
・2WDの設定があってもよかったのでは?
 ここ最近RAV4やアウトランダーのように2WD仕様が追加されるSUVが多いのですが、新型ムラーノはなぜか先代にあったFFをなくし、4WDのみのラインナップになっています。四輪駆動の性能は必要なく、ファッションとしてSUVに乗りたいという人も多いと思うのですが、2WDの設定はあってもいいのではないでしょうか。

・足回りのバタつき
 車重や車体の大きさを考えると標準的ではあるのですが、タイヤサイズが大きいためか(235/65R18)、ハーシュネスや足回りのバタつき感が少し気になります。いかにも旧来のSUV的なオールシーズンタイヤではなく、完全なオンロードタイヤを装着しているのですから、乗り心地はもう少し頑張ってほしいところです。

・ちょっとエグいフロントのデザイン
 ムラーノは日本国内よりも北米・アジアでの販売がメインなため、新型はそれらの地域での嗜好に合わせたようですが、旧型よりもかなりアクの強いデザインになりました。旧型のシンプルかつ都会的で洗練されたデザインに好感を持っていただけに、新型のデザインにはやや戸惑います。日本仕様と海外仕様とでデザインを変えられなかったのでしょうか?


総評
 先代ムラーノのシンプルかつ都会的な外観デザインに好感を持っていたため、先行発表されていた北米仕様のデザインを見て、率直に言って「えらくエグいデザインになっちゃったなあ・・・」と、ちょっとガッカリしていたのですが、実際に乗ってみると快適な乗り味や、質感が向上して使い勝手が向上した室内など地道な改良が見られ好感を持ちました。やや荒削りな部分があった先代ムラーノに対し、走りや内装などが洗練され垢抜けた印象です。
(そういえば現行スカイラインも、ちょっとラフだった先代モデルを地道に改良して、良い車に仕上げていっていますね。)
 カルロス・ゴーン体制になってからの日産は行き過ぎたコストカットにより品質や質感が低下していたように思いますが、ここ最近はV36スカイラインや新型ムラーノのように地道な改善が見られる車も出てきました。
 やはりトヨタ・ホンダだけでなく日産からもいい車が出てこないと日本車全体のレベルアップにつながらないと私は考えます。ムラーノは日本ではマイナーですが、世界的には非常に人気のある車です。新型も好調を維持し、日産の屋台骨を支えていってほしいなと思います。
Posted at 2008/10/05 21:29:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 新車試乗記 日産編 | 日記

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