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2008年12月11日 イイね!

フォルティススポーツバックに乗ってきました

フォルティススポーツバックに乗ってきました 三菱ギャランフォルティスに追加されたスポーツバックに乗ってきました。
 グレードはツーリング(2WD)、ボディカラーはライトニングブルーマイカです。

 ←それにしても私、写真撮るセンス悪いですね!この角度からだとセダンかスポーツバックか全くわかりません(笑)

 他の角度からの写真は、以前地元の三菱自工水島製作所付近で撮った輸出仕様のものをご覧下さい。
   ↓
フォトギャラリー

 昨年セダンが登場した時に、標準的なグレードの「エクシード」に乗ってきたのですが、そのときに印象とも比較したいと思います。


○だった点
・結構かっこよく見えるデザイン
 先代ランサーは妙に屋根が高く見えて不恰好な上、度重なるマイナーチェンジでどんどん妙なスタイルになって行きましたが、ギャランフォルティスは直線基調の結構かっこいいデザインです。
 また名車・E39A型ギャランを思わせる逆スラントノーズもアグレッシブでいいですね。

・取り回し性がよい
 全長4,585mm×全幅1,760mmの大柄なサイズのわりに、街中での取り回しは問題ありません。特に全幅については3ナンバー化を感じさせず、狭い道でも先代ランサーと変わらない感覚で運転できます。
 また最小回転半径が5mと小さく、狭い道でも取り回しは良好でした。18インチという大径のタイヤを履くスポーツでも最小回転半径は5mというのは評価できると思います。


もう少し頑張ってほしい点 
・名前
 この車はランサーの後継車ですが、ランサーシリーズは過去に、ランサーEX、ランサーフィオーレ、ランサーセディアなどいろんなサブネームを付けては捨て、先代でやっとランサーに落ち着いたかなと思ったら現行型はギャランを名乗るというところに、なにか迷走しているような感じが否めません。
 さらに北米ではこの車はランサーを名乗り、ギャランは北米専売車として別に存在します。
(そういえばギャランΣ(シグマ)、ギャランΛ(ラムダ)という車もありましたね。)
 三菱はもう少しブランドを大事にしてはいかがでしょうか。

・タイヤが大きすぎる
 ベースグレードのツーリングは16インチ、スポーツやラリーアートに至っては18インチというのは実用セダンとしてはちょっとやりすぎではないでしょうか。ラリーアートはともかく、スポーツは154PSの実用セダンなんですから・・・
 ボリュームアップしたボディとのバランスを取るために見た目を優先したのでしょうが、タイヤは消耗品なのですから、交換時に思わぬ高額に目ん玉が飛び出るということにならないようにしていただきたいものです。

・減速時のCVTの引っ張られ感
 今時のCVTらしく、あまり違和感はないのですが、減速中、特に停止直前に後ろから引っ張られているようなやや不自然な減速感があり、改善して欲しいところです。

・後席が狭い
 大柄なボディサイズの割に後席の居住性はそれほど良くありません。足元空間はごく標準的なのですが、頭上空間が全く余裕がなく、175cmの私(座高は普通www)が普通の姿勢で座って、天井(正確にはハッチゲートの上端)に後頭部が触れそうになります。
 セダンではもう少し余裕があったと思うので、スタイル重視のスポーツバックゆえに頭上空間が狭くなってしまったのでしょうが、実用車でこの程度のスペースしかないのはちょっといただけません。
 
・後方視界が悪い
 セダンも高いウエストラインのためあまり後方や側方の視界が良くないのですが、スポーツバックはさらに、テールゲート下端が高いうえCピラーが太いので、後方確認が非常にやりづらいです。最近はナビにバックモニターが付いてるから、それで補えばいいとメーカーは考えているのかもしれませんが、車の周囲の安全確認は目視が基本であり、機械に頼るのは本末転倒です。


総評
 昨年セダンが登場した時には結構カッコイイなと思ったのですが、販売はあまり芳しくないようです。
 この車、ギャランを名乗ってはいますが、実質はランサーの後継車です。三菱としては、ランサーのボディサイズを拡大してギャランを名乗ることで、Dセグメントのギャラン/レグナムのユーザーと、Cセグメントのランサー/ミラージュのユーザー両方を取り込みたいという考えだったのでしょう。
 しかし、Dセグメントでアコードやアテンザなどと比べると小柄で高級感がなく、Cセグメントでカローラやティーダと比べると大柄で排気量が大きくて不経済と、中途半端な車になってしまったように思います。経営再建中の三菱にC・Dセグメントの車をそれぞれ開発する余力がなかったのかもしれませんが、結局虻蜂取らずになってしまっているのが残念です。

 今回ボディバリエーションとして5ドアのスポーツバックが追加されましたが、上記で述べた通り、実用性にやや難があります。三菱としては実用一点張りのセダンではなく、スポーティなスタイルと実用性を兼ね備えた車であると主張したいのでしょうが、スポーツカーやプレミアムカーではなくあくまで実用車である車が、室内空間に不満があったり後方視界が悪かったりするのはちょっと困りものです。
 私はこの車の製造工場である三菱自工水島製作所の所在する岡山県倉敷市在住で、税収や雇用をもたらしてくれている企業にこんなことを言うのも何なんですが、もう少し緻密な車作りをしないと三菱の未来は明るくないように思うのですが・・・
 三菱には例えばiMievのような素晴らしい車もあるだけに残念です。
Posted at 2008/12/11 20:29:21 | コメント(5) | トラックバック(0) | 新車試乗記 三菱編 | 日記

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