
上田市から小諸市や佐久市方面に向かう経路は何本かある。
上信越自動車道。国道18号線。これらはメイン道路である。ただ、一方は有料だし、一方は信号機が多く渋滞も甚だしい。そこでよく使われるのが、私のブログにも度々登場する浅間サンライン(浅間山麓広域農道)。私が首都圏へと向かうときには、この道を使う。
この3本の道路はいずれも千曲川右岸を通る。
これに対して、左岸を通る道路はマイナーだ。しかし、マイナーだからこそ交通量は少なく、信号機もほとんどないから渋滞もない。休日にのんびり走るには最適である。
そんな左岸道路の一つが「千曲ビューライン」(広域農道)だ。
前回のブログで紹介した「鴻の巣」から東へと進むと小さな峠を越えて上田市丸子地区に入る。ここは依田という地籍で、源義仲が平家討伐の旗揚げをした場所。ここから「千曲ビューライン」が始まる。終点は小諸市御影地籍である。
まず道路は依田川(大門峠・美ヶ原などから流下する千曲川の支流)に向かって真っ直ぐ緩やかに下る。左手は視界が開け、烏帽子岳から浅間山までのパノラマが見渡せて気持ちいい。

依田川に架かる長瀬橋を渡ると道路は山中に入る。しばらく行くと、東御市北御牧(きたみまき)地区。ここからは千曲川左岸に広がる台地の上を通り抜ける。「御牧」という地名でも分かるように、この一帯は朝廷に献上する馬の産地だった。
この台地、多少の起伏はあるものの、展望が開けている場所が多く、ドライブしていて楽しい。

↑ いつもの蓼科山もだいぶ近くに見える。
↓ 台地上の風景

↓ 台地だが、蓼科山の山麓からの農業用水が引かれており、水田も広がる。
近年、この辺りには公園や別荘地が整備されていて、滞在型のリゾート?を目指しているようだ。その公園は、次の機会にご紹介しよう。
「千曲ビューライン」は一本の道ではなく、途中で既存の道路を通過する。そしてまた、新設の道路へと続く。標識をよく見て、曲がり角を間違えないようにしたい。
そうこうするうちに角間川(蓼科山・望月方面から流下する千曲川の支流)の渓谷へと下る。と、北御牧中学の向こうに大きな藤の木が見えた。
↓ 近くに30くんを止めてパシャ。

↓ 北御牧中学校

実はここまで走ってくる間、道路の両側には多くの山藤が紫の房を垂らしており、誠に見事な眺めであった。
↓ こんな感じ。
ここで腹が減ってきたので帰宅することにした。「千曲ビューライン」を引き返す。
↓ このようにジグザグしながら道は続く。

↓ 浅間山
↓ ドアミラーに映る蓼科山

↓ ミラーの中をズーム 傾いてるのはご愛嬌

↓ ルームミラーにも蓼科山

交通量が少ないから、道脇に止めてこんな写真も撮れる。
↓ 烏帽子岳 上空の雲が美しい😍

↓ 日帰り温泉♨️「明神館」の建物がある。

↓ 上田市のお山、太郎山系

↓真南からの烏帽子岳
「千曲ビューライン」いかがでしょう❓
なお、この道路、名前に反して、千曲川はほとんど見えません。悪しからず😉
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2020/05/19 23:09:14