
池上本門寺は台地上に建立された寺院です。(下図の赤囲み)
武蔵野台地の南東端、ここから先は蒲田・羽田など多摩川河口付近の平地しかありません。
したがって、本門寺に参拝するには坂道、あるいは階段を上らなければなりません。

↑ Googleマップで見ると、こんな感じ。
少し拡大すると、

こうなります。
これらの中に、前々回また前回ブログに上げた①「大坊の女坂」と②「養源寺坂」はありませんね。だから、「東京23区凸凹地図」の情報は貴重だったのです🤗
ちなみに「日本坂学会」のホームページを見ても、2坂の情報はありませんでした。ただ、「此経難持(しきょうなんじ)坂」の脇を上る「女坂」の情報は、キチンと載っていました。
貴重な2坂の訪問後、既に踏破済みの坂たちも懐かしく覗いてきたので、ご紹介します。③「めぐみ坂」だけは、時間の都合で回れなかったのが残念ですが😢

↑ ④「妙見坂」
養源寺坂から呑川に沿って西側に歩くと、奥の方に見えます。急な階段坂で、坂上の妙見堂への参道となっています。一気に上ると、メチャクチャに息切れします😮💨
そのまま台地の末端に沿って歩くと、次に現れるのがコレ。

↑ ⑤「朗師坂」
屈折しながら上る、急な階段坂です。逆に下るときは、転げ落ちるんじゃないかと不安になること間違いなしの素晴らしい坂(階段)です😉
続いて、本門寺の正面に到達すると総門の奥に見えるのが、

↑ ⑥「此経難持坂」
表参道にあたる階段坂です。参拝のときは、大堂(本門寺本堂のこと)裏の駐車場まで車で行くなんてことはせずに、ぜひ表参道のこの坂を上りましょう❗️ご利益も違うはずです😊
さすがに解説板も完備‼️
さて、足腰の弱った方用に多くの寺社に用意されている、傾斜の緩やかな坂。⑦「女坂」と言いますが、ここにもあります。

写真の左端に写る「此経難持坂」の傾斜と比べれば一目瞭然❗️上りやすそうですね。
話は変わりますが、「これでも女坂か⁉️」というくらいキツいのは、愛宕神社(港区)の「女坂」です😮💨
出世の階段で有名な「男坂」とほとんど変わらない傾斜。一段一段の段差が凄い‼️😱
未踏の方は、ぜひ上ってみてください。
話を戻します。
さらに台地の裾を巡って西側に回り込みましょう。現れるのは⑧「車坂」

名前のとおり、車🚗で上れる坂です。上り切って右折すると、右手に参拝者用の🅿️もあります。コレは楽チン😃
ただし、その分、距離は長いので、徒歩で上ると時間はかかります。
そして、最後(①「大坊の女坂」は、まだその先にありますが)に登場する急な階段坂が⑨「大坊坂」

台地の西側から大堂に向かって直登します。「大坊坂」の坂上は、「車坂」の坂上でもあります。ここを上り下りするのも、健康的でいいかもしれませんね😉
「大坊坂」を上り切り、駐車場を右手に見ながら、そのまま真っ直ぐ進みます。するとそこが、台地に切れ込んだ小さな谷を下る⑩「紅葉坂」の坂上になります。

↑ 坂上の標柱とともに坂道を📸
車坂同様、車で🚙上り下りできます。ついでに坂下の標柱も撮ってきました。

数年前、2回ほど訪ねたときは、上下とも標柱がありませんでした。新たにキチンと立て直してくれたようなので、コチラもキチンと撮らせていただきました。
標柱や解説板がある坂では、それらも漏らさず撮影することにしているので、今回上下とも撮影できたのは、とてもラッキーでした☺️
池上本門寺の台地周辺の坂は以上です。狭い範囲に名のある坂が集中しているので、短時間で多くの収穫が得られてお得🉐です。
さらにこの周りの台地には「貴船坂」だの、「おいはぎ坂」だのといった面白い坂がたくさんあるので、皆さんにもぜひ訪ねていただきたいと思う次第です。
いかがですか?😉
おまけ
↓ 帰りがけの車窓から撮ったスカイツリー
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2024/01/17 21:43:11