
明通トンネル(青木峠)を抜けて筑北村にやってきた。

車を林道入り口に止めて周りを撮影。

↑ 狩猟できるの?

↑ この先あちこちに規制表示がある。
先を急ぐ。200mほどの先、左にカーブすると東条ダム上流の沢までずっと下りが続く。それもきついカーブが連続する下りだ。ここがテクを磨ける第一の区間となる。
ここでアルプスが視界に入ってくるので、他車の邪魔にならないような場所を選んで路肩に駐車する。手前の木々の枝や幹がお邪魔。見通せる画像を撮るのにずいぶん苦労した。結果がこれ。

動く車の車窓から肉眼で見ると近くの木々は流れるので、画像よりはアルプスがよく見える。ただ、これから葉が生い茂ると……。
さて、ドラテク磨きの話だ。
この区間は全ての左カーブがブラインドになっていて対向車は見えない。カーブミラーで確認はするが、速度超過で右に膨らむのは厳禁だ。かと言って、のんびり走ったのではテク磨きにならない。カーブ手前でいかにスムーズかつしっかりと減速できるか、また、前輪への荷重のかけ方も重要。路面が乾いた状態か、濡れているか、冬場なら凍結の可能性も配慮してブレーキのタッチを変える。ステアしたとき、ノーズが急激に内側に向かないように❗️流れるが如く曲げる❗️「曲がる」ではなく「曲げる」だ‼️イン・イン・インのコース取りを徹底する。
右カーブは全て見通しが効くから、対向車が来ないことさえ確認できれば、道幅いっぱいを使ってRの大きな曲がり方も可能。アウト・イン・アウト❗️対向車が来ていたら、驚かせないようにアウト・アウト・アウトだ‼️
安曇野から上るときは、カーブ手前で減速し過ぎないようにアクセルコントロールしつつ速度を落として曲がり、カーブ後半からアクセルオン❗️カーブの後の直線を駆け上る。上りは右カーブがブラインドになるので、対向車が膨らんでくることも予測して、アウト・アウト・アウトを心がける。
勾配と曲率のきつい、狭い道をいかにスムーズに速く、かつ安全に駆け上るか考えながらの運転が欠かせない。そうやって最善を尽くせば、80馬力ちょっとの1.5L FFファミリーカーだって大排気量のスポーツカーに遅れをとることは決してなかった❗️よ。(この道に慣れていないドライバー相手なら、たとえその車がGT-Rでも置いてきぼりにすることもできるよ。なんたってハイパワーを使える所が一切ないからね。)
でも今回は、画像を撮るため景色を見ながらゆっくり走った。後続車全てに道を譲った。撮影のために車を止める場所探しもしなけりゃならなかったしね。
ところが、止められるスペースなんてそうはない。ずっと下った所に何とかスペースを見つけて止め、何百mも戻って撮る。
そして撮れたのがこれ。
↓ 皇太子休憩地の碑

崖から落ちないように気をつけて碑の裏に回り刻文を読んだら、昭和27年とあった。皇太子とは今の上皇様のことだった。
↓ 碑のある所からアルプスがよく見えた。

蓮華岳や燕岳あたりだね。
勾配区間を下り、沢筋を越えて先に進む。この先は、次のトンネル(筑北村と松本市・旧四賀村との境界)まで勾配はほとんどない。だが、カーブはどれもきつい。先程の区間以上の小さな曲率だ。この区間は小さな尾根筋と小さな谷筋が連続しており、道はその出っ張りや引っ込みに合わせて作られているからだ。勾配がなくとも、カーブのテクを磨くにはうってつけと言える。
次の画像はそのうちの一箇所。尾根の出っ張りに沿って作られた180°を超えるヘアピン‼️

↓ カーブの部分にスペースがあり、駐車できた。

↓ 谷を隔ててこれから行く道のガードレールが見えた。
このようなつづら折りをいくつもクリアして行くと、

↑ このような風景(鹿島槍ヶ岳)の先に、

↑ 信号付きのトンネルが現れる。ここで筑北村とはお別れ。テクニカル区間も終了。
駐車して周りにあるものを撮影。

↑ トンネル手前の表示。

↑ ここも林道の入り口

↑ CX-30を止めた図

↑ 30とトンネル
東海〜西日本にお住まいの皆さん。信州にお越しの折は、松本・長野間を長野道でスィーでもいいですが、R143 や県道12号も使って移動してみてください。運転もアルプスも楽しめます。
天気さえ良ければ。
…次回「風越峠越え」につづく
Posted at 2020/03/09 22:22:44 | |
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