
信州から上州へと抜ける道はいくつかある。ただし、すべて峠越えとなる。有名な碓氷峠以外の峠越えもしてみたい。
ということで、第1弾は「鳥居峠」。上田市から群馬県嬬恋村へのドライブである。かつては、真田領西部だった場所。昌幸、信之、信繁たちが闊歩していた場所だね。
上田市街地を抜けて北東へR 144を進む。目に入るのは進行方向左斜め前にある低い尾根筋。そこは武田信玄が大敗を喫した砥石城があった所。そこで城跡への登り口として整備された場所に寄ってみよう。
R144の北側を走る砥石・米山(こめやま)道路を上っていくと、視界が広がりそうな高台がある。ちょっと上がってみた。
↓ 上信越自動車道直下のスペースに車を止めて歩く。

↓ いつもの蓼科山がくっきり

↓ 美ヶ原もくっきり。

美ヶ原の手前にゴツゴツ感のある山塊がある。これは塩田平のシンボル独鈷山(1266m)。一番手前の低い山は小牧山。小牧山の北裾を千曲川が流れている。
↓ 南東には奥秩父連山(金峰山で2599m)

↓ 東にはいつもの烏帽子岳(2066m)
ちょっと移動してもう少し上ってみよう。次の高台に寄り道する。
↓ 車を止めて降りたら、背後に太郎山系。

右側のピークが東太郎山(1301m)、左側のピークが上田市民の山「太郎山(1164m)」。太郎山には年間300回以上登る人もいるらしい。上田市街地からの比高は600mほど。毎日のように登るとは恐れ入る。(ただし、太郎山の山頂は画像のピークの奥にあり、ここからは見えない。)
↓ いつもの手法

↓ 西に目をやれば子檀嶺岳(1223m)の黒々とした特徴的な三角頭がある。その奥、子檀嶺岳の右に見えるのは槍ヶ岳(3180m)。左には穂高連峰(奥穂高岳で3190m)だ。

上田市の北東部からは槍穂高を含めてこれだけの山々が見える。日当たりはいいし、市街地は近いし、住むにはまことにいい所。お勧めである。
車に戻ってさらに上る。

↓ 右側のポッコリが砥石城跡。左側のポッコリが米山城跡。
と、標識が❗️

左折すべし❗️
↓ するとその先に駐車場がある。(これは駐車場を上から撮った写真)
車外に出ると、
↓ 烏帽子岳がより近くにある。

↓ 米山城跡のある小山も目の前だ。
↓ 駐車場に立つ解説・案内板たち

↓ 探索マップの一部を拡大
駐車場を後にして砥石城口に登っていくと、
「なめないよ。」と呟いてさらに上にある東屋まで行って眺めを楽しむ。
↓ 蓼科山と北八ヶ岳

↓ 霧ヶ峰方面(蓼科山と美ヶ原の間)

↓ 青木峠・北アルプス方面(中央の谷は青木村。手前は上田市街地)

↓ 槍・穂と子檀嶺岳
↓ 東屋の上に建てられた砦風のゲート。

ここをくぐっていくと、砥石城跡・米山城跡に行ける。
↓ 砦門の階段

せっかくなので上る。
↓ 砦門の上はこんな感じ。

↓ 砦門の裏は城跡への山道。
城跡にはいずれまた登ることとして、ドライブを続けよう。車まで戻ってお約束の写真を撮った。
↓ 槍穂と30くん
……次はたぶん、真田の庄だな!嬬恋村は近くて遠い。
Posted at 2020/04/06 22:38:51 | |
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