
県道12号線は、麻績村から長野市大岡地区(平成の大合併で大岡村は長野市に編入した)に入ります。ここは、中信と北信の境界であり、明治初期には長野県と筑摩県(県庁は松本にあった)の境界でもありました。仲の悪い長野市と松本市の争いの最前線 笑笑
で、長野市に入ると北アルプス北部も見えるようになります。
↓ 蓮華岳から白馬岳までの全景
↓ 蓮華岳と爺ヶ岳
↓ 爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳

鹿島槍ヶ岳は双耳峰(そうじほう)と呼ばれるように2つのピークを持つため、遠目からもはっきり分かる。上信越道八風山トンネルの長野県側出口からも見える。ちなみに、そこからだと槍ヶ岳も見える。
↓ 鹿島槍ヶ岳と五竜岳

この山麓から北側にかけて、八方尾根など有名スキー場あり。
↓ 白馬三山遠望
愛車ともに

↑ この画像、気に入ってます🤗
アルプス展望を楽しんで、再度ドライブ。と、すぐに、修那羅峠から14km、今回のドライブの主たる目的地に到着。

長野市大岡地区の県道12号線沿いにある「芦ノ尻の道祖神」です。この珍しい道祖神を知ったのは、長野オリンピックの開会式。

この碑の中に書かれているように、この道祖神の巨大複製が登場しました。県内にこんなものがあるのか、と好奇心を掻き立てられたものです。
我が家から割と近い場所なので、その後度々訪れています。ただ、たいてい夏場に行くので、藁が灰色に変色した姿ばかり見てきました。
今年は雪がない。山道でも安全。ならば、作られて間のない姿を見てみよう。そんなわけで今回訪れてみました。週間天気で晴れるという日を狙い、2月24日を決め打ち。案の定、好天に恵まれました。

解説板 拡大してお読みください。

全体画像
↓ 神面装飾道祖神
いかがですか?
北アルプスを眺めるように佇む様子。藁で作られた奇妙な、それでいて愛嬌のある表情。なぜか惹きつけられる造形です。山の中の小集落で信仰に基づき、このような芸術的作品が先祖代々受け継がれて作られ続けてきたことにも、何かしら神秘的なものを感じてしまいます。
何度でも訪れてみたくなる場所の一つです。
さらに嬉しいことに、ここには北アルプスの峰々を案内する掲示板があります。

実際に目にした峰の姿と照らし合わせれば、山の名も間違えることなく、しっかり分かるので、とてもありがたいのです。
芦ノ尻の道祖神は、いつでも皆さんをお待ちしております。見に行ってやってください。
(私が訪れたとき、バイクで颯爽と乗り付けた年のころ50歳ほどの御仁もおられました。
また、ポルシェ911にお乗りの若者と年配者のコンビも訪れていました。若者が敬語で話していましたが、どういう関係なのでしょう?どうも年配の方が来たくて、若者に乗せてきてもらったようです。
ここを離れ、さらに北に向けてドライブを始めた直後に4台のツーリングバイクとすれ違いました。あの人々も道祖神を見にきたのかなぁ?)

その後、大岡地区の中心部を過ぎてだいぶ走ってきたところで、山中の交差点脇の斜面にミニサイズの道祖神が置かれているのを発見しました。長野市方面から来た人に、この先にある本物を見に行ってよ、と迫るアピールでしょうか。
それとも、ここは道祖神で有名な大岡地区ですよ、という案内のつもりかな?
何せよ、こんな所まで来たにもかかわらず、再び見られてラッキー❗️と思った次第。
【4】につづく
Posted at 2020/02/26 18:58:46 | |
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