「散った桜花が踏めません。」

　3月14日(土)史上最も早かったソメイヨシノの開花宣言のあった東京では、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛が呼びかけられる中で、今年の桜花は見上げて貰える人がめっきり少なくなり心なしか寂し気でした。
　昨年の東日本に大きな被害をもたらせた度重なる台風で、大変に多くの枝が折れた影響により例年よりも花数が少なく、空が透けて見えて迫力と華やかさに欠けています。
　暖冬で寒さが足りず桜特有の開花の気温積算センサーが正常に稼働していないのか一向に開花しない蕾が数多くあります。
　花弁の色も全体的に例年よりも薄いと感じています。
　それでも今年も私達にちゃんと春の到来を告げてくれました。
　29日(日)の都心は気温が摂氏1℃まで下がって季節外れの降雪となりました。開花後は花冷えの気候に支えられて花もちはよかったものの、歩道に散りはじめた桜花を見るとどこか気の毒に見えて、無造作に踏みつけて歩くことができなくなっています。
　私も仕事上で感染拡大防止対策に追われるようになり、暇をみつけての「ジム兄ちゃん」の発信がストレス発散の場にすり替わり、今ひとつ普段の快活さを逸しています。
　来年のこの時期は、事態が終息して満開の桜を日本中で愛で、オリンピック・パラリンピックに弾みがつけられるとよいですね。
　「みんカラ」の皆様で励まし合い、この難局を乗り越えながら、せめて「みんなの楽しいカーライフ」を楽しみましょう。