JB64WジムニーにはブリヂストンDUELER H/T684Ⅱという高速道路走行や泥濘地や浅雪走行に適応できる純正オールシーズンタイヤが装着されています。「M+S」と刻まれている「S」の部分が「SNOW」つまり「雪」を意味していることは確かです。
東京に居住するジム爺は、積雪地帯に遠出することを除くと、年に一度雪道を走ることがあるかどうかが現実です。降雪や積雪があると予め想定できる地域へ出掛ける場合、使うかどうかは別として安全のためにチェーンを携行することは怠らないようにはしています。このことは4輪駆動車を操るジムニストとして当然のことだと考えています。
スタッドレスタイヤを所有して冬と春の到来毎にタイヤ交換をして年中4本のタイヤを保管していることが煩わしいので、その意味では「M+S」が純正であることの恩恵を受けている立場です。
雪に「適応できる」と「安全である」は相当に違い、「夏用タイヤ」<「スノータイヤ」<「4シーズンタイヤ」<「スタッドレスタイヤ」<「チェーン装着」<「雪道や凍結路は走らない」で安全性の度合いが異なることは承知しています。そもそも走る車に絶対的な安全など存在しないのですから…。
ところが、そうした中で滑り止めの施策に分類される「冬用タイヤの定義」が大変に曖昧で、何を信じてよいのかわからなくなっています。
2019年12月の末に東京から「チェーン規制あり」の表示が出ていた関越自動車道を利用して新潟へチェーンを携行して行った折り、下り線全車が赤城高原SAに誘導されて、タイヤのチェックを受けました。
ジム兄ちゃんの履いているタイヤが「M+S」であることと「チェーンを携行していること」が確認されて、「この先でスリップを感じたら無理せずに次のPAでチェーンを装着して下さい。」と一言あり、そのまま本線方面に誘導されました。
NEXCO中日本では「SNOW」「M+S」を「スノータイヤを冬用タイヤに分類」して、全輪に装着されていれば通行が認められるのだそうです。新潟県警察も同じ見解を示しています。
ところがです。NEXCO西日本では「SNOW」「M+S」の日本規格は、「浅雪ならば適応できるとメーカーが判断して表示したタイヤに過ぎず、一定の規格を満たしたものではない。」として、チェーンを装着しない場合、「スタッドレスの表示のあるタイヤ」又は国際規格の「スリーピースマウンテン・スノーフレーク(3PMSF)マーク表示のあるタイヤ」(画像右側の山の絵の中に雪の結晶があるマーク)しか「冬用タイヤ」と分類せず、「M+Sのみ表示のタイヤ」にはチェーンを装着させるか本線から流出させる区間や規制が増えていると関西の友人から聞きました。
国の法律や都道府県条例にはそうした規制規準の細かな記載がなく、都道府県警察や高速道路管理会社毎の規則で定めているものだと思うのですが、道路を利用する側としては悪条件の出先で想定と異なる行動を求められることは避けるように予め準備したいと思うのが当然であり、明確な規制内容を正に通行しようとする者にわかるように表示して貰いたいところです。
JB64Wジムニー純正のブリヂストンDUELER H/T684Ⅱは、「M+S」ですが「スノーフレークマーク」は付いていません。
現在のところ175/80R16純正サイズで、スタッドレスタイヤを除くとオールシーズンタイヤのうち国際規格の「スノーフレークマーク」が付くタイヤは、ヨコハマGEOLANDAR A/T G015 しか存在しないように思います。
どなたか「冬用タイヤの定義」と「チェーン規制の内容」についてお詳しい方がおられましたならばご投稿をお願いいたします。
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2021/02/02 14:19:47