横断歩道を突っ走る自転車にヒヤリ。

　先日のこと、自宅前の片側1車線の40km/h優先道路を走行中に、横断歩道に差し掛かり速度を落として歩行者がいないことを確認したので通過しようとしたところ、左側の私道と思われる路地から自転車が停止することなく歩道を横切ったうえ、猛スピードで横断歩道に飛び出し目の前を横断、ハンドルとパニックブレーキで回避して難を逃れました。
　自車が停止状態になった時、自転車に乗った初老の男性がこちらを睨みつけて「危ないじゃないか、横断歩道だぞ！」と大声で怒鳴りながら走り去りました。
　どちらかというと瞬間湯沸かし器の私なのですが、事なきを得ており、若い頃ならば追いかけて一戦交えるところ、年齢も重ねつまらんトラブルに発展しても不快感が残るだけと察し、「自転車は軽車両で歩行者ではないわい！」と心の声でつぶやきながらその場を去りました。
　アシスト自転車が増加した近年、ママチャリや高齢者自転車が相当な速度で走っています。
　自転車と歩行者の区別も知らない無知が、自転車横断帯のない横断歩道上を当然かのように自転車に乗車したまま堂々と渡る姿があとを絶ちません。
　自転車乗車状態は軽車両であって、横断歩道を渡ろうとする自転車には優先権はなく、歩行者に優先権があります。それどころか横断歩道は本来歩行者のためのものであって、軽車両である自転車は下車して押して渡らなければならないものです。
　まして車両が歩道を横切る場合には、一旦停止したうえで徐行して横切らなければならない、ということも知らないのか守らない自転車利用者が多くおります。
　何とも腹立たしいですが、人身事故ともなれば自動車側は弱い立場となる訳ですので、横暴な自転車にはくれぐれも気をつけましょう。