蕎麦と紅梅

　産湯を浸かってから28歳まで暮らした東京練馬区の中村にある蕎麦の名店「玄蕎麦野中」、１日10食限定の石臼手挽きの「蟻巣の田舎蕎麦」1,100円を食べて来ました。
　みぞれの降る11時の開店15分前には10人が待つ人気の店は落ち着いた店の佇まい、絶妙な蕎麦の旨さは言うに及ばず、他では味わうことのできない蕎麦の香りと舌触り。蕎麦は勿論のことビックリするような大振りの海老の天丼なども人気です。
　この店で只ひとつ頂けないのはロイヤルコペンハーゲンの食器、高価なことはわかるのですが日本蕎麦には違うよなぁ、と思うのは私だけでしょうか。
　店のすぐ近くの古刹「南蔵院」に立ち寄ると、立派な仁王像がある文化財の鐘楼前の紅梅(画像)が燃えるようで適時、この辺りは悪餓鬼の頃に遊び倒した縄張りなので懐かしさに浸って参りました。