YACCO VX-300 15W-50  

旧車に向いているということで、馴染みの整備士から薦められました

車種は平成8年式のW140・S600
25年落ちで、あと6千kmも走れば20万kmを迎えようとする個体です

角目世代は7~8万kmあたりからが本番と言われる頑丈なエンジンを搭載していますが、距離を重ねれば当然エンジン内のクリアランスは広がります

そこで10万kmを過ぎてからは10W-40、間もなく20万kmを迎える今回からは15W-50と段階的にオイルの硬度を替えてきました

15W-50と硬めですが、大排気量多気筒エンジンにとって硬いオイルは問題ないらしく、セルの回りは軟らかいオイルと変わりありません

アイドリングの段階では少し静かになった程度の印象ですが、走らせてみると5W-40や10W-40よりも静かです

W140自体の静粛性が高いということもありますが、程度の良いM120に15W-50を入れると本当に静かになります

燃費については何とも言えません
6L・V12という巨大なエンジンであり、そもそも燃費を気にしてはいけません
加えて、エコランしたところで燃費向上は実現不可能な素晴らしいエンジンですからw

距離を重ねてクリアランスが広がっているはずのM120ですが、普段から熟練整備士による整備を受けているということもあり、15W-50のYACCOは相性が良いらしく、モーターの如く滑らかに強く、しかし粛々と回ります

パッキンが強くない旧車に優しい部分化学合成油というのも安心できるところです

因みに、ボトル本体側面にはオイル残量がわかるように目盛りが付いており、500ml刻みで入れる時には便利です