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2023年12月10日 イイね!

12月半ばであっても、見つかる秋の風景

12月半ばであっても、見つかる秋の風景金曜の早朝、地元の古くからの友人であるFちゃんからLINEが入っていた。


「おはよー
日曜日、ハイキング一緒にどーかな」


「うん、行ってみたい!で、どこに行くの?」と二つ返事で返したのに、

夜には「都内の、23区の公園を散歩してカフェも行きたい」と言い出した。

…これは朝三暮四の典型的な例。


続けて「新宿御苑とか代々木公園とか」と言うので

「ヤダよ、そんなとこ。混んでるし、わざわざ行きたくない」と速攻却下。


結局、公園もカフェも私が探すことになった。






正門のイチョウがお出迎え


日曜日の10時に文京区にある小石川植物園の正門で待ち合わせた。
Fちゃんの友人もMさんも一緒だ。


それぞれバラバラに来る。
近くに住んでいても電車の路線が違うので、現地集合が一番手っ取り早い。



小石川植物園は3人とも今回初訪問。
私はずっと訪れてみたいと思っていたので、やっと実現した感が強い。
みん友さんの季節毎に投稿するブログも大きかったと思う。



HPより拝借


小石川植物について、少々ふれておこう。

江戸幕府が設けた「小石川御薬園」が前身で、江戸時代には無料の医療施設「小石川養生所」も園内に設置されていた。
明治時代には、東京大学が設立された直後に附属植物園となり、一般公開もされるようになった。
北西から南東と広がる161,588㎡(48,880坪)の広大な敷地に、台地、傾斜地、低地、泉水地などの地形に即してさまざま植物が植樹されている。

ちなみに植物学の研究・教育が目的のせいなのか、特に温室では枯れた葉や枝は取り除かずにそのままの状態だった。
そこが一般観覧を目的とした商業主義的な植物園とは違うところなのかなと思う。
でも遊歩道の整備や樹木の剪定はキチンとしてあった。




ショクダイオオコンニャクが園内では13年ぶりに開花し、8(金)~10(日)まで公開されているという。


まずは公開温室へ向おう。

温室を目指す道すがら、行列ができていたので早速並ぶ。




二人に並んでおいてもらって、カメラを片手にウロウロする


オシャレに撮れたなぁと思う


15~20分程で中に温室の中に入れたと思う。


目の前にデン!とそびえていた。
この花では19年ぶりとのこと。


新調したスマホ(だけど低スペック)でも撮影


ショクダイオオコンニャクが「世界最大の花」との触れ込みだが、あれ?と思う。
ラフレシアはどうなったの?


調べてみると、

【ラフレシア】
・インドネシアのボルネオ島とスマトラ島、
 その周辺の島とマレー半島にかけて分布
・ラフレシア自体は10数種存在し、そのなかでも巨大であるのが
「ラフレシア・アルノルディイ」と呼ばれる種
・直径は1.5メートルに達する
・2日間かけて開花し、5日~7日で枯れる
・腐臭を発する
・個体のほとんどが花で、根や茎、葉を持たず、
 光合成をしないのでツル植物に完全寄生している


HPより拝借。ラフレシア。見ていると飲み込まれちゃいそうな感じがする。

一方、

【ショクダイオオコンニャク】
・インドネシア、スマトラ島に分布
・直径は1.5メートル、縦は3.5メートルに達するものもある
・数年単位で開花し、2日で枯れる
・腐臭を発する


ショクダイオオコンニャクの若木



どちらか世界最大の花なのか?

ギネスブックで公認されているのはショクダイオオコンニャクのほうだが、花の成り立ちは花序(複数の花が集団をなしているもの)と仏炎苞(つぼみ)の複合体。

一方、ラフレシアは1つの単体として巨大な花を咲かせるため、ラフレシアこそ世界最大の花とみなされることがあるらしい。


私は大阪で高校生をしている時に、ラフレシアを見たことがある。
こちらは透明のケースに入った形で展示されていた。


どちらも腐臭がするとのことだが、どちらも臭わなかった。

今回、私達の前に並んでいた人は鼻を近づけてクンクンしていたが、表情を変えることもなかった。
消臭済みの花?


一番混みそうな場所はこれで見学できたので、後はのんびりと散歩して歩いた。


<温室の植物たち>

クネクネした不思議なサボテン

1つの植物に2つの種類の葉があるのがおもしろい

こちらはよい香りのする花


<紅葉>

立派な大木の紅葉

太陽の光が当たってキラキラしている

紅葉の通せんぼ

赤と黄のコントラストもいい


<大木たち>



こんな大きなクスノキは見たことがない




スズカケノキ。白い幹に、白樺にしては太くて大きすぎると近寄ってみた。


大木にたわわになっている赤い実


まさに天高く



11時半ごろ、歩きくたびれてお昼にする。


東京大学総合研究博物館 小石川分館を遠くに眺めながら


芝生にそれぞれが持ってきた敷物を敷いてひと休み。
私は大型の透明ゴミ袋を持ってきた笑
もちろん家に持り帰り、そのままゴミ袋として使っちゃう。



サラメシ(NHKのいわゆる視聴者参加型番組)じゃないので、見栄えは重視せず笑


1時半まで、のんびり食べておしゃべりをして、そろそろと腰を上げて歩きだす。


<日本転園>

鯉も少しだけいた

リフレクションを狙ってみた

たまたま撮れた味わい深い1枚


<メタセコイア>





メタセコイアを撮りにいった2年前が懐かしい


<イチョウ>

大木と葉っぱ

空に向かってポコポコ出ているイチョウの木をいくつか見かけた

今回はイチョウの木を撮るのがムズカシかった

イチョウとバショウ。バナナっぽいけどバナナじゃない。



ショクダイオオコンニャクをひと目見ようと正門から行列している!!

先に見ておいてホントによかった。
 




じゅうぶん植物園を楽しんだので、もう一つの目的地へ向かおう。

と言っても、ネットで近くのよさそうなカフェを見つけておいただけ。



リラックスできるインテリアを持つお店だった


KNETEN(クネーテン)
ドイツ語で「こねる」という意味のお店。
そこまで調べたわけではなかったのだけど、オーガニック、国産、フェアトレードされた商品を扱うこだわりのお店だった。



シュトラウスショコラーデンクーヘンとコーヒー(私)

アンズジャムが挟んであるというのが決め手。
あっさりとして食べやすい。


キッシュプレート(Mさん)

キッシュ好きな私も惹かれた。


スープセット(Fちゃん)サラダボールは撮り忘れ

Fちゃんは、クリーム系のスープを美味しそうに食べていた。



落ち着いた色合いのリース

本棚が仕切り代わりなのもいい


4時までおしゃべりをして、お開きにした。




*おしゃべりの内容はあまりにくだらなく、紙面の無駄遣いとなるため、
 今回は省略します笑
Posted at 2023/12/11 00:39:16 | コメント(9) | トラックバック(0) | 東京 | 旅行/地域
2023年12月05日 イイね!

「ビジネスの視点からみたF1の世界的ブーム」後半 ~ラジオから流れてきた内容を書き綴りました~

「ビジネスの視点からみたF1の世界的ブーム」後半 ~ラジオから流れてきた内容を書き綴りました~後半は、BRIAN TYLER のFORMULA 1 THEMEの曲から

【聞いたことあるようなないような、アメリカ映画の音楽みたい】



後半の結論:F1はカーボンニュートラルの技術革新のために走っている



日本を含むその他の国での盛り上がりについて、F1実況中継をしているサッシャさんの実感として「とにかく若い人のファンが増えた。国内でもそう感じる」

観客総動員数は記録更新が続く。



エンジンを使ったレース、燃料を燃やして走るのは前時代的だとして、一時期、人が離れそうになったが、ここにきてF1の環境対応が功を奏している。


合成燃料を使い、ハイブリットに代えた。
今現在は環境車、つまりハイブリット車で、1リットル当たりで走れる距離は高い。

2026年にルールが変わる。
大雑把に言って、半分電気、半分内燃機関に代わる。
電気の量がとても多くなる。

2030年にはカーボンニュートラルを目指す
今現在はハイブリット内の燃料を10%のみバイオ燃料を使っているのを、最終的にすべてバイオ燃料に切り替えることで一切Co2を排出しない。
つまり、電気とバイオ燃料のみとなる。


このルールを決めたことで、2026年にアウディも入る、ホンダもフォードも復帰することになった。

これはとても大きなことで、ホンダは今後ゼロカーボンへシフトしていくため、F1から撤退を決めた。
この新しいルールのおかげで復帰する理由ができた。

ホンダの復帰は日本にとっては重要で、ホンダが戻ってくることや、日本人選手が活躍することは日本でのF1の盛り上がりにつながる。



日本人選手の活躍は3年目の角田裕毅選手が挙げられる。
過去F1に参戦したドライバーの中でもっとも速い。
F1の結果は車に左右されるので、いい車に乗れれば確実に勝てるドライバー。
一昨年の最終戦では4位に上がっている。


日本企業もスポンサーとして戻ってくることも予想される。
80年代のF1ブームの時は、鈴木亜久里選手や、その後の小林可夢偉選手、佐藤琢磨選手が引っ張ってきた。
それが戻ってくるとなると、スポンサーも絶対戻ってくるはず。

「でもまだシブい、もうちょっと後押ししてほしい」とサッシャさんは個人的に感じている。



鈴鹿での日本グランプリは今年までは秋開催だったが、来年からは春開催、4月初旬に代わる。
今年だけは半年の間に2回開催される。
チケットも今週末から販売開始。


カーボンニュートラルへ向かうということは、実は技術開発のために走っているとも言える。
F1の電気性能はとんでもないことになっていて、私達の乗っているハイブリットより、超高性能な回生率を誇っている。
少ないエネルギーでいっぱい走れるのがF1。

言い変えれば、私達の日常の車が高性能化、高効率化するために走っている。
別にエネルギーを燃やしているだけではない。

自動車メーカーにとっても大切なことで、数百億円をR&DとしてF1へ注ぎ込んでいる。






というわけで、前半と後半の長い文章におつきあいくださり、どうもありがとうございます。【でも、いつもよりは短いですかね~笑】
皆さまにはほぼ既知のことでも、私には初耳のことも多く勉強になりました。
未来の技術革新につながるのだと、強く実感しました。

内容に不備がある場合は遠慮なくご指摘くだされば幸いです。
なんせ素人の私が書いているので、正確であるかどうかを調べるにも限界があります。

もしラジオ放送で聞きたい時は、radikoで聴けます。
J-WAVE 12月5日10時10分から、STEP ONEの番組内で。
Posted at 2023/12/05 22:57:34 | コメント(9) | トラックバック(0) | 車の話 | クルマ
2023年12月05日 イイね!

「ビジネスの視点からみたF1の世界的ブーム」前半 ~ラジオから流れてきた内容を書き綴りました~

「ビジネスの視点からみたF1の世界的ブーム」前半 ~ラジオから流れてきた内容を書き綴りました~J-WAVE(東京のFM局)でモータースポーツについて、私でも興味を持てるような話を聞くことができた。
リアルタイムは時間的にムリだったので、radikoにて。



レーサーとか、エンジンとか、テクニックとか、の細かくてムズカシイ話はなし。
専門用語もわかりやすい言葉で言い換えている。
リスナーの多くは、日常生活で電車やバスで移動する人たちなので、ムズカシイ車の話はわかんな~い。
私も車は運転するけど、わかんな~い。


というわけで、おもしろかったので私なりにまとめてみた。
【】は私の感想。


ナビゲーターはサッシャさん(F1実況中継でお馴染みらしい?)と
ノイハウス萌菜さん
ゲストは100年コンサルティング代表の鈴木貴博さん



前半の結論:F1の世界的な人気の盛り上がりに、アメリカでの人気があった



F1は自動車レースの最高峰と言われている。
「F1不毛の地」と言われていたアメリカで人気が爆発中。
その追い風で、F1の人気を世界的にかつてないレベルにまで押し上げている。



人気のきっかけとなったのが、ネットフリックスの“Drive to survive(邦題:栄光のグランプリ)”の世界的ヒット。
ドキュメンタリータッチでドライバーにスポットを当てている。
ライバル関係、チーム監督との関係など。
ヘルメットの中に隠れていたドライバーの姿が見えてきた。
わりとイケメンも多い笑(この笑いはノイハウス萌菜さん。そして私もクスッ)


今までのアメリカはインディ500のような「ひたすら速い、速さが正義」のレースが好まれていた。
F1の人気が上まわるのはすごいこと。

【F1は速さが正義じゃないってこと?
じゃあ、何を競ってるの?】



ターニングポイントは2017年に経営が変わったこと。
40年間続いていたエクレストンの運営から、アメリカのリバティ・メディアに買収された。
経営の交代により、ビジネスとして洗練されてきた。
これがアメリカでの人気に火をつけたと考えられる。
アメリカの会社に買われたことで、いい意味でアメリカナイズされたと言える。
ショーアップされた。
参加しやすくなったことで、ホンダなどの自動車メーカーも復帰もする。


ネットフリックスでは、F1の裏側を初めて取り上げる。
なぜ今までヴェールに閉ざされていたのか?
F1は1950年に始まったブリティシュスポーツ。
イギリスの上流階級の、お金持ちの遊びの一環としてレースがあり、お金持ちがパトロンとなってレースをさせて、それを一般大衆が見る。
お客となって見てもいいよ。チケット代を払ってくれればというスタンスが長年続いていた。ちょっとヒエラルキーを感じさせる前時代的な世界。
スペシャルクラブの、お金持ちだけの世界。

【同じカラクリで、特権階級のものだった工芸品やガラス製品を大衆化させたのが、ドイツのバウハウスであり、フィンランドのイッタラなんだと。この話はただ今準備中の旅ブログにて】


だから一般人はドライバーのそばにいけなかった。近寄れなかった。完全に隔離されていた時代が長かった。

【あ、これ最近、ネット記事で読んだ。ドイツ人が、日本のドライバーがファンを大切にしているのにびっくりしていたっけ】


ドキュメンタリーでドライバーの素の姿を見て、ドライバーそのもののファンができた。今までは車だけのファンしかいかなった。
「フェラーリが好きだから応援する」から、「ドライバーも好き」が増えてきた。


どれだけ大衆化してきたか、アメリカの数を紹介すると
テレビ視聴者数は121万人で過去最高の数。
18~34才の若年層は平均24万人で4割アップ。



レースの開催数も1国1レースのルールが完全に崩れて、アメリカだけは3レース。
去年マイアミ、今年ラスベガスが加わって3レース。
ラスベガスでやるのはアメリカ的。
しかもF1が直接運営する至上初のレースとなるので、売上を全部自分たちのものにできる。
普通は日本なら鈴鹿サーキットが開催し、開催権料をF1がもらっていた。
F1がアメリカで本腰をいれているのがよくわかる。



スポンサーも増えてきた。
アメリカのスポンサー企業は2015年で45社しかなかったのが、現在は108社。
Amazon、Google、オラクルなど、テック系の大企業までスポンサーになっている。

Googleはマクラーレン・チームのスポンサーに。Chromeのロゴがホイールにプリントされている。
AmazonはAWSサーバーのデータ提供者として。
オラクルは優勝したチームのトップスポンサーとして至上最大額でスポンサーについた。



HPより拝借。このホイールはカワイイと思う。


<後半へ続く>
Posted at 2023/12/05 21:17:43 | コメント(5) | トラックバック(0) | 車の話 | クルマ
2023年12月01日 イイね!

日本海をのんびり南下し、イッタラ展で旅は結実する

日本海をのんびり南下し、イッタラ展で旅は結実する今晩の目的地、新潟市を目指して出発!



途中、いろいろ寄り道をしてお土産を買いまくっていたけれど、そんなことツラツラ書き連ねてもつまらないので省略。



海岸線のドライブは、新潟県との県境の手前からスタートした。

全然混んでいないのが本当に楽しい。



いわゆるドライビング・ミュージックをかけながら、鼻歌なんか歌っている。

ずいぶんと前にJ-Wave(東京のFM局)で、Tears for Fearsの “Everybody Wants To Rule the World”はドライブにぴったりの曲と言っていたけど、まさにそのとおりと実感する。


この「世界」って、自分自身のことでもいいよね。

たまには立ち止まって、自分の心の声を聴いてあげないとね。


ふとそんなことを思ったりした。




曇り空だけど1枚くらい海の写真を撮ろう。


chérieちゃんを停めた先に、釣りを終えて帰る準備をしている年配の男性がいた。


ご機嫌な気分なので声をかけてみる。

「何か釣れました?」

「タコを釣りにきたけど、全然ダメだ。
あそこにいる人達はイカ。イカのほうが釣れる」

「釣れるんですね」


海辺でタコとかイカが釣れるなんて、にわかに信じがたい海ナシ県在住者。



おじさんの軽自動車はよく見るとシートはレカロだった。

ここで「すごいですね~」と言いそびれる私は、本当に気が利かないと思う。



イカ釣りをしている人たち。釣れたイカは透き通っているのかな?





その日の夕食の買い出しのことだけ書いておこう。



せっかく海のあるところに来たのだから、夕食はホテルの部屋でお魚が食べたいということで「岩船港直売所」に寄った。



HPより拝借。食堂のメニューはほとんど売り切れだった!


まだ1時半前なのに、あんまり置いていない。
それに量が多すぎる。絶対におひとり用じゃあない。


それでも若い女将さんといろいろ話していくなかで、欲張った!


冷蔵庫で2日くらいは持つ
残った刺身は白だしに浸けておけば大丈夫



の言葉には不思議な魔力があった。


白だし、使ったことないんだよね。
今度買ってみようかな。





HPより拝借。10年以上も前に立ち寄った時、笹団子が美味しかったので再訪。


近くの「道の駅 神林」に寄る。

大好きな笹団子のこしあんと粒あんの5個セットの束をそれぞれ買う。



お土産に買ったお皿に載せて


ついでに夕食用のおにぎりを探すものの、ない!


平日だからなのか、それとも時間が遅かったのか。
と言ってもまだ2時だよ…



新潟市内の知っているお店を目指すことにしたけど、営業時間4時半まで?!


マジか!


のんびり景色を楽しみながら下道で向かうつもりだったが、そんな悠長なことはしていられない。


再び日本海東北自動車道でまっしぐら。

おにぎりを買うためだけに…


今日はこの道路にお世話になりまくり。



HPより拝借。水色は無料区域、赤点線は工事中


鶴岡西ICから、新潟との県境近くのあつみ温泉ICまで走る(無料区域)。

そこから先はまだ工事中なので海岸線まで出て、国道をのんびり南下した。


お刺身と笹団子を買ったのち、神林岩船ICから再び乗り、新潟市を目指してひた走る。
(ちなみに7km先の荒川胎内までは無料区域)



聖籠柴田(せいろうしばた)ICで降りて、新新バイパスに入る。


ここからは緊張を強いられる。
今までののほほんとした運転から一変、自然と肩に力が入る。


時間ではない。
時間は十分間に合うことはカーナビの到着予想時間で確認した。



道路環境が私にはムズカシイのだ。


今度こそ、成功させてやる!


闘志を燃やし、カーナビと道路上の青い看板を交互に凝視しながら運転に集中した。



HPより拝借。全区間が盛土された立体構造となっている


新潟市内には、まるで高速道路のような立派な道路が3区画(新潟バイパス、新潟西バイパス、新新バイパス)あって、総計40kmにわたって東西を貫いている。

全線4~6車線あるし、信号はないし、皆飛ばすし、なのにタダ。



HPより拝借。道はこんな感じで混んでいた。


さっきまでお世話になった日本海東北自動車道は、この高速道路みたいなバイパスと並走している。
暫定2車線の対面通行で、追越しスペースもないまま。

どっちが高速道路なのかわからない。



HPより拝借。場所は新潟市じゃないけど、道路はこんな感じ



やっぱり新潟だけに田中さんの存在がいまだに大きいのかな。
(角栄さんのことね)

こういう道路をうちの県にも作ってほしいよぉ。



とぶつぶつ思いながら走っていると、やっぱりロクでもないことが発生。



結局、ホテルにつくまで3回もぐるぐるするハメになった。


<1回目>
カーナビ通りにバイパスを降りたのに、あらぬ方向へ向かってしまい、生活道路に入ってグルグルしてから軌道修正。


<2回目>
おにぎりを買うために向かった「ピアBandai」に入ろうとして失敗。
道路向かい側にある駐車場入り口を通り過ぎてしまう。



<3回目>
ホテルの地下駐車場に入るのに失敗。
ここがそうなの?とあまりに狭い地下入口が疑わしく、試しに一周してみようとしたら、かなりな大回りとなった。

ちなみに駐車場は、かなりの老朽化が進んでいた…



パイパスを降りた新潟市内も、道路が整備されまくっているので、運転するだけでとってもくたびれる。



片道3車線もあるのに、さらに道路建設に勤しむ


ロクに道路がない地域で暮らしているから、まともな運転もできないのかと少々気落ちした。






フロントの風景。シャンデリアは右にもあって、左右対称だった


やっとこさホテルの地下駐車場へ入れて、チェックイン。


もう今日はどこにも出かけないでのんびりしよう。
新潟の夜は早いからね。





ふふふ、今晩の夕食はこれ!


エビの殻でおみおつけを作りたかった!


ナマモノだけに、明日持ち帰るのもねぇと思いなおし、時間をかけて完食。


上:アジの刺身。道中立ち寄った製塩所で入手した試供品のお塩で食べる

右:甘エビ。新潟では「南蛮エビ」と呼ばれていて、若い女将さんに「これって南蛮エビですよね」と訊いたら、「そうです」と返ってきた。
新潟市のお寿司屋さんでは、南蛮エビを使った魚醤を楽しむことができる。

左:ピア Bandaiで購入。佐渡島のタコを唐揚げにしたもの。さすがに食べきれず、残りは翌日食べた。




この3点セットがあれば、冷蔵品も冷たいまま持ち帰れる。

今回は鶴岡の農協で買った焼肉用の牛肉を、無事に自宅まで持ち帰った。





朝食はワクワクするバイキング。


大好きなフレンチトーストはとりあえず1つだけ(右奥)


スプーン左のピンクの切れ端の載ったお料理はのっぺい汁。
これもおそらく北前船の影響っぽい味。決して関東風ではない。


洋食が食べたくなったので、ひたすらそっちだけと思ったけれど、魚沼産コシヒカリと、十日市の棚田米の食べ比べがあれば試さずにはいられない。



左が魚沼産、右が棚田米


それぞれ小さな山を作って、カレーをちょっとだけかけてもらった。

食べ比べてみるけど、そんなに変わらない。
棚田米のほうが気持ち柔らかな歯ごたえ。

炊き具合の差もあるかもしれないし、好みの違いなんじゃないのかな。



…お腹いっぱいすぎる。





天井の高い美術館だった


「さあ、明日は何をしよう」と、昨晩ネット検索をして見つけたのが、イッタラ展。
新潟県立万代島美術館で絶賛開催中らしい。


おしゃれでモダンでおもしろそうということで、鑑賞しに行くことにした。

新潟の美術館は2020年に訪れたバウハウス展以来だ。
しかも感じも似ている。



HPより拝借。入場してすぐの展示


「イッタラ」をご存じだろうか。


1881年創業のフィンランドを代表する食器メーカーで、近年はインテリアデザインにも進出している。

今回は創立140年を記念した展覧会とのこと。
2022年の東京展を皮切りに、島根、長崎と巡回してきたそうだ。


イッタラを知ったきっかけは、結婚式の引き出物カタログに頻繁に食器が掲載されていたから。
おもしろいマークがついているなぁと思っていたので、長く記憶にとどめていたのかもしれない。



HPより拝借。赤丸に白抜きの「i」マークが印象的




展示数も適量だった。多からず、少なからず。
平日の昼間ということもあり、鑑賞者も少ないのがいい。

じっくりと説明書きを読みながら、ゆったりと展示品を眺めることができた。



もっとも心に残ったのは、第1章「イッタラ140年の歴史」である。


一般市民の生活に根ざしたモノ作りが素晴らしいと思う。

3つほど例を挙げてみると、


①「貧乏人のクリスタル」

最初期のプレスガラスの製品は、クリスタル・カットの柄を模倣していたことから、「貧乏人のクリスタル」と呼ばれることもあったそうだ。


HPより拝借。ガラス種をプレス加工した製品

HPより拝借。まるでクリスタルのように繊細な加工だ


これを読んで、クスっと笑顔になった。

そうそう、クリスタルは高いものね。


②デザイナーのアルヴァ・アアルトは「優れたデザインは日常の一部であるべき」の思想のもと、プロダクトデザインも手がけた。

日常生活で使う製品にも、美しさやおしゃれといったデザイン性を追求しましょうということらしい。

このあたりは、同時代のドイツで起こったバウハウスと同じ哲学を感じさせる。


HPより拝借。アルヴァ・アアルト コレクション ベース


こういう先人たちの試みがあって、私達は安価で使い勝手もよく、そしてデザイン性にもすぐれた製品を手にすることができるのだ。


③スタッキング

第二次世界大戦後、ライフスタイルの変化により、人々はマンションなどの集合住宅に住むようになる。
狭い収納スペースにはスタッキング(重ね置き)できる製品が人気となった。


HPより拝借。まるで芸術作品のよう

HPより拝借。棚に一つ一つ並べてじゃあ、本当に困っちゃうよね。




自分がいいと感じる食器を使うだけでも、生活に彩りがでてくるとあらためて感じた。



そして一番いいと思ったのは、「ウルティマ ツーレ」のデザイン。
ラップランドの氷が溶ける様子に着想を得たという。


背景の大型の写真の効果もあり、幽玄の美そのものを表わしているかのようだった。
私の心の中でも、静けさのなかに突如崩れ落ちる氷柱のイメージが湧いてきた。



館内撮影可。でもこの写真じゃあ、幽玄さは伝わらないなぁ




帰り際にはお土産としてお皿を購入した。
ここまで素晴らしい展示を観たら、何か記念にほしくなったのだ。


ちょっと私にはもったいないほどの高さだけど、美術館の運営資金の一部になればと思うことにする。



Kastehelmi カステヘルミ/リネン(色のこと) 
お土産で買った平田牧場のレバーペーストを載せたパンとともに



11月中旬には入場者数が1万人を越えたそうだ。

来年には高知と京都でも開催されるとのこと。



カステヘルミのキャンドルホルダーのオブジェ

美術館の入る同じビル内のレストラン「セリーナ」の入口脇に鎮座していた。





昨夕おにぎりを買うのに立ち寄った「ピアBandai」にもう一度寄って、お土産を物色して帰宅することにした。



海の向かいにあるビルに万代島美術館が入居する





3時半すぎに新潟バイパスの桜木ICに乗る。


「バイバイ新潟!楽しかったよ。また来るからね~」


これがいつもの別れの言葉。


そのまま北陸自動車道の新潟西IC、そして関越自動車道と乗り継いで東松山ICに6時すぎに到着。


道路もほぼガラガラだったので、走りやすかった。


Chérieちゃんは、本当に長距離向きのクルマなんだなと実感する旅だった。
たまにはこうやって思いっきり走らせてあげないとね。

私も非日常に浸る旅を思う存分楽しめた。
思い切ってでかけてよかった!



11月6日の移動地図
移動距離:170km

11月7日の移動距離:294km

総移動距離:989km





【おまけ】
鶴岡の農協で青い実の未熟イチジクが300円で売っていたので買ってみた。


甘露煮。

私が仙台で赤ちゃん~5才だった頃の話。

母が近所の家に遊びにいくと小さなイチジクの甘露煮を出されたそうだ。
東北地方のお菓子らしい。
レシピをネットで出してあげたら、懐かしそうに作りだした。


ジャム。奥にはお土産で買ったイッタラのお皿

甘露煮と同時進行で作りだしたジャム。
もちろん母が。
Posted at 2023/12/19 00:06:10 | コメント(9) | トラックバック(0) | 美術館・博物館めぐり | 旅行/地域

プロフィール

「名古屋と三重へ旅に出た話 その② ~続・紫のゆかりを訪ねて~ http://cvw.jp/b/3236741/48813318/
何シテル?   12/12 21:04
クルマにまつわる話を思いつくままに書き綴っていきます。日常生活でクルマの話を聞いてくれる友達はなかなかいないので、ここでお話します。 生まれは東京(たった...
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