1290SDR ステアリングヘッド玉当たり調整 22,583km

新車点検でもやってもらったけど
https://minkara.carview.co.jp/userid/3244494/car/3129963/6583221/note.aspx
走行中またカタカタしているような気がしたので、フォークオイルを交換して組み戻してフォークの平行を出すついでに再締付。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3244494/car/3129963/7418231/note.aspx

今どきの日本車ではたいてい下記のような順序になっている。

ナット
アッパーブラケット
玉当たりを調整するナット
ベアリング
ヘッドパイプ

いちばん上のナットは100Nm以上のトルクで強力に締めてあって、とても緩みにくそう。


1290では

ボルト（ステアリングコラムの中に雌ネジが切ってあるのでナットではない）
アッパーブラケット
ベアリング
ヘッドパイプ

いちばん上のボルトは12Nmで締められていて、玉当たり調整と固定の両方の役割を担う。コラムもボルトもアルミで、ネジのピッチは細かい。アッパーブラケットに1本のクランプボルトが刺さってコラムを20Nmでクランプして、これも固定の役割を担う。

KTM方式の方が緩みやすいでしょう。緩みさえしなければ何でもいいというわけではないと思うので、どちらが優れた設計なのかはわかりません。
追記: よろしくないと考える人がやっぱりいらっしゃるようですね。
http://powertechracing.livedoor.blog/archives/24923184.html
「独自の取り付け方」て何でしょうか？

コラムのクランプボルトに掛かる工具はT45ですが、右側のスポイラーを外さないと9.5sqのソケットとトルクレンチが入りません。

フォーククランプボルトとコラムクランプボルトも緩めてフリーにしてからコラム上のボルトを締めなおす。

この調整だけならたいした手間ではないんだけど、ここまでバラしてまた組み戻すのがめんどう。フォークの整列をしないといけないので。

作業後はカタカタがほぼなくなった気がします。
ここは緩むものだと考えて、定期的に組み直すつもりでいた方がいいかもしれません。クランプボルトにネジロック剤が指定されているのも、KTMにそういう自覚があることの表れかな。