旧車あるあるでしょうが・・DIY. メンテで思い知らされました。 PAO初めての足回りです..
1
今年に入ってから初めての数日の時間が取れましたので、以前から予定していたメンテをしようと思います。
今回は初めての足回りです!・・ずいぶん前から状況によって凹凸路面を通過するとハンドルにブレを感じていました。しばらくメンテしていなく、どこかにガタが出ているのは明らかだと思っていました。今回はロアアームASSYとタイロッドエンドASSY、ステアリングラックブーツの左右の交換と各部の点検です。DIY.メンテで行おうと思い、「みんカラ」やYouTubeなどで予習をしっかり行い必要な物と知識と、不安なので時間を用意しました。
2
今回の作業で必ず必要な特殊工具があります。タイロッドエンド(ボールジョイント)を外す為の工具(プーラー)です。圧入されたジョイント部のボール部品(ゴムブーツでカバーされていて中にグリスが入っています)を抜く為の専用の工具です。ボールジョイントはメーカーや車種によってサイズや取り付けの様子が少し違いますので、メンテする車両に適合するプーラーが必要になります。よくわからなかったので行きつけのディーラーでPAOサイズに使用するプーラーを見せてもらい、アドバイスも聞けました ♫.
ポイントなのはプーラーの先端(刃先)のU字型の幅と、出来るだけスリムで薄い物でした。その足で〜近くのアストロでプーラーを確認、条件に合う物を見つけました✨ アストロ TL295 ボールジョイントプーラーです。これは刃先幅が18mmで他より刃先が薄くPAOの条件に合いました! プーラーの刃先が余り合わないとボールジョイントブーツに傷を付けたり、そもそも外す為のセッティングが出来ず使えません。良い仕事は・・良い道具から〜 👍 そんなに高価ではなかったのもありまぁ〜す。
3
PAOにはピッタリでした。
ボールジョイントのナットピンとナットを外したら、最初にプーラーのU字の刃先をジョイント部にはめ込み、後ろこらハンマーで丁寧にしっかり叩き込みながら・・プーラーのアームの先がボールジョイントのボルトの頭にしっかり届いたらセッティングが完了です。あとはプーラーのアジャストボルトを締め付けていくとアームがボールジョイントボルトを押して“ガッキン"と急に外れます。少しの心の準備が必要です⁈
4
ロアアームのボールジョイントも同じサイズなので、同じプーラーで外せますが、どの車もロアアームの方が狭く作業が大変かと思います。パオは上下逆さなだけで、プーラーセッティングに手こずることはありませんでした。ボールジョイントナットが狭くて外れにくかった位でした。ただロアアームの方がボールジョイントを外すのに固かったので、コンコンハンマーで叩きながら・・プーラーアームを締め付けて行いました。同じく“ガッキン"と外れます!
5
タイロッドエンドのボールジョイントを外す前にタイロットエンドをロックしているナットからステアリングラックシャフトのネジ山を切っている所までの長さを測っておきます。後で組み付ける時の印です(とても重要です)。後はナットを緩めておけばOKです。タイロッドエンドASSYを取り外したら、ステアリングラックブーツが外れます。7年前にパワステアリングのO/Hを行い、その時にステアリングラックブーツは交換していますが、亀裂が入っていました。消耗品なんですネ〜 今後も点検しっかりです・・
6
ステアリングラックブーツを外したら古いグリスを拭き取り、残ったグリスはブレーキクリーナーで綺麗にします、奥のボールジョイントのガタつきなどはありませんでした。。綺麗にしたらグリグリしながら中まで入り込むようにリチウムグリスを付けていき、新しいラックブーツをはめ込みます。パオは左右でサイズが違うので、確認して下さい。左右のブーツか動く時の空気を送り合うゴムチューブがあるので忘れずに!ブーツセットには奥のバンドには針金(当時のやり方)と手前にはシャフトサイズのOリングが入っています。今回は奥のバンドはタイラップで対応しました。
7
ロアアームのボールジョイントが外れたら後ろのブッシュマウントとメインのブッシュのボルトを外します。リヤのブッシュマウントボルトは固かったですが、さほどサビも無くロングハンドルと12㎜BOXで外れました。 メインブッシュのボルトナットは、ナットは緩みましたがボルトが硬いです・・メガネではダメで19mmなので、ホイール用のBOXとロングハンドルで挑みました。四苦八苦グイグイするとグリット緩みましたが何か手応えが変です?急に軽く回りました?プラハンで叩いても外れてきません?ボルトを回しながらブッシュを見てみるとブッシュラバーが中でちぎれて、ボルトと一緒にブッシュのカラーが回っていました。 やれやれ〜どーしたものか? やるしかないので・・先ずは潤滑剤を吹きつけボルトのネジ山を壊すわけにはいかないので、ナットを頭にして小ハンマーで位置決めして特大ハンマーでガッコン💢〜潤滑剤〜ガッコン💢〜潤滑剤〜ガッコン💢〜を繰り返すこと30分位・・ようやく0.5㎜位ボルトが動きました💦・・休憩後・・潤滑剤〜ガッコン💢〜潤滑剤〜ガッコン💢を繰り返し1時間位で1cm動きました💦・・ここからは反対側からガッコン💢〜潤滑剤〜ナット側ガッコン💢を繰り返したら動きが大きくなりナットを外してブッシュまで叩いたら💢
少しサイズの細いボルトを小ハンマーがわりにしてゴンゴン💢したら・・やっと外れてくれました‼︎ いやぁ〜なんだかんだボルト一本外すのに3時間位かかりました。おそらく当時からのままメンテして無いようですネ。嫌いじゃ無いけど〜疲れました〜
8
ロアアームのメインブッシュは、やはり劣化していましたのでハンドルのガタ付きの原因は、ほぼこのブッシュだと思います。マウントボルトにはワッシャーも使われていなくて、防水の為の加工もされていません?対策を考えます!
9
今回はロアアームメインの取り付けボルトは変えが無いので、錆び取りしてネジ山以外にはグリスを塗っておきます。
教訓・・足回りメンテの時は関連部品の交換用に出来れば全ての取り付けボルトナットは新品を用意する事をお勧めします。強度を考えても交換がベストでしょうか?
結局片側外すだけで1日終わってしまいました。次の日に同じように外しましたが、やはりロアアームのメインブッシュの取り付けボルトは錆びて同じ状況でしたので💦 同じ時間がかかりました⤵︎
10
組み付けは早く〜楽しいです♬ タイロッドエンドは外した時のネジ山の長さで組み付けます。
11
タイロッドエンドを左右組み付けたら、ロアアームのボールジョイントだけ締め付けて、残りの組み付けは仮止めです。
12
足回りの本締めは走行時での組み付けが基本なのでロアアームのボールジョイント部をジャッキで持ち上げ1G締めを行います。ロアアームを持ち上げて車体がウマから浮き上がらない手前で(安全に)ロアアーム残りのマウントを本締めします。
13
反対側も同じく1G締めします。
14
やっとロアアームASSYとタイロッドエンドASSY、ステアリングラックブーツの左右の交換が終わりました✨! 綺麗なロアアームがピカピカ目立っています・・やった感と満足感でぇ〜す ♬
テスト走行ではハンドルニュートラルで真っ直ぐ走りました。本当はトー調整など必要なのでしょうが、しばらくはこのまま走ってみます。凹凸路面やカーブでの車体の安定感は比べ物にならないくらいです。これが本来のPAOちゃんなんですネ!分かっていたけど感激です〜♬ ..
今回は初めての足回りで不安がありましたが、何とかDIY.で出来ましたょ。とてもたくさんPAOちゃんに教わりました。時間をかけますが・・まだまだメンテ予定はたくさんあります・・PAOちゃんに教わりたいと思います。
では✋ DATSUN80.
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク