パワーフィルター化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2022.02月頃にzrx400のキャブレターをオーバーホールしがてら、パワフィル化しました。
パワーフィルターはsmooth stream 製のものになります。
2022.09月頃に空燃比計を取り付け、各スロットルバルブ開度での実空燃比のデータを取りました。
その上でmj、pj、ニードル等を交換したり、再度データを取ったりを繰り返し、アイドリングからレッドゾーンまで突っ掛かりなく気持ちよく回るように仕上げることが出来ました。
廃車になってしまいましたが、以下で説明するこちらのパワーフィルターのセットをメルカリで販売しております。(メルカリアカウント:kksh zrx400)2023.6.3現在
少々長いですが、興味のある方はお付き合い下さい。
以下のセットです。
【パワーフィルターキット】で出品中です。
・パワーフィルター4つ
・オイルキャッチタンク(ワンウェイバルブやホースセット)
・バッテリーボックスのアルミ板
・ 専用ニードル×4
・メインジェット ×4×2セット
2
ブローバイガスの処理としては、まずオイルキャッチタンクに通します。
Kawasaki特有と良く耳にしましたが寒い時期になると、エンジンを切った後にエンジン外の冷たい空気をたちまち吸い込んで中でものすごく結露して水が溜まります。します。
ですので、ブローバイガス排出口すぐのところにワンウェイバルブを取り付けました。
ワンウェイバルブが¥5,000くらいしたのはびっくりでした^^;
3
赤矢印の3番のフィルターのみ穴を開けてあります。
これは車検の際にこの仕様のまま車検を通すために必須です。
のちに紹介するオイルキャッチタンクから出ている黒いホースを車検の際にこの3番のフィルターに突っ込みます。
そうすれば車検に通ります。
理由としてはブローバイガスは大気解放してはいけないからです。
純正はエアクリボックスに戻り、再度エンジン内に戻るような仕組みになっております。
それを模しただけです。
4
ホースがジャストで収まる穴です。
普段は黒いテープを貼って塞いでおります。
5
パワフィル化に伴いエアクリボックスを取っ払うと、シート下収納が外から丸見えになります。
また、手を簡単に入れられます。
それを防ぐためにアルミ板でカバーを自作しました。
結果としてエアクリボックス分も収納スペースが増えました。
シート下のスペースかなり広いです。
6
こちらがオイルキャッチタンクです。
水色のホースがブローバイガス排出口に繋がります。L字に曲がっているところにワンウェイバルブが仕込まれています。
ピンクの透明ホースは中にオイルと水の混合物がどれほど溜まっているかが確認できるレベルのようになっています。
また、ピンクのホースを外せば気楽に中身を排出できます。
黒いホースは通常時はバイク後方に持って行き、適当に縛り付けてあります。
ここからブローバイガスが大気に排出されます。
車検時にはこの黒いホースを3番のフィルター穴に突っ込みます。
また、こちらのオイルキャッチタンクは先ほどのアルミ板にボルトで取り付けて固定できるようにしてあります。
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こちらは1番のミソです。
ジェットニードル
元々は一番手前の純正を使用しておりました。
しかしパイロットジェットやメインジェットのみの調整ではアクセル中開度の空燃比が調整しきれませんでした。
いくらメインジェットのサイズを大きくしてもアクセル全開付近しか濃くならず、中開度は薄いまま、というのが体感だけではなく、空燃比計の数値からデータとして分かりました。
良くあるニードルにt0.5mmのワッシャーを咬ませて、と言った手法も試しました。
確かに1/2〜3/4開度辺りは改善されましたが、1/8〜1/4開度がめちゃくちゃに濃くなってしまうという事が空燃比計で数値的に実証され、実際に走り出すときに被りかける事が度々ありました。
そこでzrx400専用の社外のニードルを手配しました。
純正と比較してストレート径が微妙に細くなっており、テーパー角もキツくなっております。
お陰で苦労していた中開度の空燃比もバッチリになりました。
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mjは2種類を使い分けます。
番手はこの場では公表しませんが、寒い時期は大きな番手、暖かい時期は小さな番手をご使用ください。
pjは色々試した結果純正の#35が一番理想の空燃比に近かったです。
パワフィルに変えたところでアイドリング等低回転時の吸入空気量はエアクリボックスの時と何ら変わらないという事でしょうかね。
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