シグネチャーイルミブレードにスイッチ取り付け -その1-
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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シグネチャーイルミブレード(以降、イルミブレードと略記)にスイッチを付けてON/OFF出来るようにする整備手帳です。
スイッチ自体は約2年前に付けてますので、当時の写真を使ったり、取り付け以降に一部手を加えて改善した部分の写真を使ったりして記事を書きました。
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■イルミブレードの消費電流
イルミブレードのマニュアルを持っていないため仕様がわからず推測になります。
イルミブレードは(過去にバラして打ち替えた経験から)、3528のLEDチップを片側15個使用しています。
LEDチップ20mA×片側15個×左右2つ分=600mA
の電流が流れると推測されます。
3528サイズのLEDチップは1個あたり20mAの消費電流のようでした。
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■配線図
イルミブレードにスイッチを付ける時の配線図です。
自分の車は80ヴォクシーなので、トヨタの空きパネルに取り付けできるエーモンのプッシュスイッチ(No.3216)を使用します。
No.3216は光るタイプのスイッチです。
No.3216はこれ単独だと500mAまでしか対応してないので、10Aまで対応している5極コンパクトリレーを併用して500mA以上に対応させます。
配線図のスイッチのコードの色、コンパクトリレーのコードの色は実物のコードの色と合わせてあります。
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■作業内容(ダイジェスト)
イルミブレードのスイッチ化のやることリストです。
あくまでダイジェストです。
ザクッと11工程
・スイッチのカプラー化と延長
・5極コンパクトリレーの準備
・オプションカプラーの準備(車内)
・エンジンルーム⇔車内への配線
・スイッチ、コンパクトリレーの取り付け
・フロントバンパー外し
・オプションカプラーの取り付け(車外)
・イルミブレードの配線の加工
・防水カプラー取り付け、配線の接続
・点灯テスト
・フロントバンパー戻し
このような作業が必要になります。
DIYで行う場合、数日に渡っての作業になるので、お部屋で出来ることは事前にお部屋で作業します。
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■準備するもの
作業にあたり準備するもの、あったら良い物です。
数量の記載がない物は数量1です。
1.準備するもの
・エーモン プッシュスイッチ No.3216
・エーモン 3極カプラー No.1123(No.3355の後継品)
・エーモン 5極コンパクトリレー No.3234
・0.5sqダブルコード(赤黒、5m)
・0.5sqシングルコード(赤、5m)
・0.5sqシングルコード(黒、5m)
・防水カプラー
・ヒューズホルダー1個or2個
・ヒューズ1〜3A
・ヒューズ0.5A
・絶縁テープ(厚さ0.13mm以下のもの)
ヒューズについては以降の本文に詳しく書きます。
コードに付いては、エンジンルーム⇔車内へ通す、イルミブレード⇔エンジンルームへの配線以外に、スイッチやオプションカプラーのコードを延長するのにも使います。
多めにあっても困りません。
細かいですが、絶縁テープは厚さ0.13mm以下のナシジテープなどを使うことをお勧めします。
100均やホームセンターに売っているのは厚さ0.2mmの絶縁テープが多く、0.2mmだと分厚くて剥がれやすいです。(個人の見解です)
2.あったらいいもの
・ギボシオス/メス(スリーブ含)
・はんだ
・収縮チューブ
・電工ペンチ
・養生テープ
コードの延長やコードのギボシ化が必要になります。
コードの延長(コード同士の接続)は、自分が出来る方法で構いません。
ギボシ加工の手順は割愛します。
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私が購入した中古のイルミブレードは、↑のようにコードの途中がパツンと切断された状態でした。
純正の配線コードは付いていません。
このため純正の配線コードを流用した記事が書けません。
あとオプションカプラーを上手く使えばエンジンルーム⇔車内の配線をしなくても済みますが、オプションカプラーの取り扱いを誤って不具合を起こしたくないので、リスク回避のためにここではエンジンルーム⇔車内へ1本物理的な配線を行います。
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■スイッチのカプラー化と延長
エーモンプッシュスイッチNo.3216にカプラー3極を付けるのとコードの延長を行います。
0.5sqのダブルコード、シングルコードも準備しておきます。
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スイッチのコードが長いので、根元から7〜8cmほど残してカットします。
スイッチにはコードが3本あります。
カプラー3極に付属しているオスの平型端子を3本のコードに取り付けます。
スイッチ側のコードが細いのではんだで付けて圧着しました。
平型端子を引っ張って外れなければ、カプラーに差し込みます。
カプラーに挿す場所は、アースを1番上にしてそれ以外は適当に差しました。
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反対側の作業です。
70〜80cm程のダブルコード1本とシングルコード1本用意します。
これで計3本です。
カプラー3極に付属のメスの平型端子をコードの先端に圧着して取り付けます。
0.5sqのコードを使えばはんだ付けは不要です。
私は0.2sqのコードを使ったのではんだで付けました。
メスの平型端子を付けたらカプラーに差し込みます。
私は赤黒黒でコードを、用意したので、黒コードの1つに黄色のマスキングテープを巻いて目印をつけておきました。
これがスイッチ側の黄コードになります。
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左右のカプラーで、赤と赤、黄と黄、黒と黒を一致させるようにカプラーに端子を挿します。
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配線チューブに入れてラベルを貼ってスイッチのカプラー化と延長処理が完了です。
スイッチをカプラー化するのは、今後もプッシュスタート周りのパネルを取り外せるようにするためです。
スイッチの各コードは、
赤:コンパクトリレーリレーの青へ
黄:ACC電源またはIG電源へ
黒:アースへ
に接続します。
スイッチも電装品の1つです。
黄はスイッチ自体を動かすための電源入力になります。
配線図にあるように、スイッチの黄コードに0.5Aのヒューズを付けるのがスイッチに対して安全な回路になりますが、私は省略して取り付けていません。
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■5極コンパクトリレーの準備
背景がアスファルトで見え辛いです<(_ _)>
スイッチ単体では500mAまでしか対応してないので、コンパクトリレーを併用します。
エーモン 5極コンパクトリレー No.3234を用意します。
・コンパクトリレーの接続先
青:プッシュスイッチの赤と接続
赤:ACC電源またはIG電源と接続
黄:イルミブレードの+と接続
白:接続しない(ギボシ化不要、絶縁でOK)
黒:アース
・動作イメージ
青に入力があると(スイッチがONだと)、リレー内の接点が黄に接続され、赤の電源が黄に流れます→イルミブレードが点灯します
青に入力がないと(スイッチがOFFだと)、リレー内の接点が白に接続され、赤の電源が白に流れます→イルミブレードが消灯する
という動作になります。
先に載せた配線図を見るとイメージ出来ると思います。
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お部屋にいるときに各配線をどのように接続するかイメージして加工しておきます。
・コンパクトリレーの青
スイッチの赤と接続します。
私はワンタッチコネクターを使用しました。
・コンパクトリレーの赤
電源入力です。
赤コードにはヒューズホルダーを取り付けます。
使用するヒューズは1A〜3Aです。
車両側のACC電源またはIG電源に接続しますが、ACC電源がわからない場合は、オプションカプラーのIGに接続します。
オプションカプラー側はメスギボシになっているので、先端をオスギボシにしておきます。
※ヒューズについて
イルミブレードだけをON/OFFするならヒューズは1Aで十分です。
私は他のデイライトも一緒にON/OFFしてますので3Aを使用しています。
イルミブレード単体で3Aのヒューズを使用しても構いません。
・コンパクトリレーの黄
エンジンルーム⇔車内に配線するイルミブレードの+線と接続します。
メスギボシにしておきます。
・コンパクトリレーの白
何も接続しません。
カットして絶縁しておきます。
私のはメスギボシになってますが無駄な加工です😅
絶縁しておかないとコードの断面が車体に触れてショートの原因になります。
・コンパクトリレーの黒
アースです。
何もしない、オスギボシ、クワガタ端子のいずれかにします。
どこに繋げるかによって先端の処理が変わります。
オプションカプラーに挿すならオスギボシにします。
ここまででスイッチ側の準備が整いました。
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エンジンルーム側のオプションカプラーのコードが短いので、このまま取り付けると扱いにくいです。
事前にお部屋でコードを50cmほど延長処理しておきます。
加工前のコードを途中でカットしてコードを延長しますが、自分が出来る方法で構いません。
この時は未熟だったので(今もですが😅)、無理矢理ギボシで延長しました。
今ならはんだ付けして熱収縮チュープで絶縁して延長すると思います。
エンジンルームで使うので延長したコードを配線チューブで保護しておきました。
オプションカプラーの延長はみんカラではUpしておらず、CARTUNEの方でUpしてました。
https://cartune.me/notes/HddZWYHLBe
※ギボシで延長してるので参考になりません。
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エンジンルームからは◯印の辺りから通して緑のルートで通します。
このルートにしたのは、左右のシーケンシャルウインカーのデイライトも同時にスイッチ化したくてこのルートにしています。
先端を助手側のバッテリー付近まで延ばしておきます。
エンジンルーム⇔車内の配線は一旦ここまでです。
・車内側の先端処理
私はワンタッチコネクターで接続しているので先端は剥き出しのままですが、コンパクトリレー黄(メスギボシ)に接続するのでオスギボシに加工しておきます。
・エンジンルーム側の先端処理
後に防水カプラーを取り付けます。
軽く絶縁しておきます。
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スイッチの延長した方のコードを上から下に落とします。
上から上手く落とせない場合は下から上げてみてください。
手で通せます。
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カプラーを接続し、プッシュスタート周りを元に戻します。
続いて足元の作業です。
コンパクトリレーを用意します。
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スイッチ、コンパクトリレーを接続します。
・コンパクトリレーの白
何も接続しません。
・コンパクトリレーの黄
エンジンルーム⇔車内へ通したコードと接続します。
私は他にの電源も接続しているので、コンパクトリレーの黄の先に整流ダイオードを通してワンタッチコネクターで接続しています。
他に挿さない場合はギボシで接続します。
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配線がごちゃごちゃ見にくくて申し訳ございません<(_ _)>
・コンパクトリレーの青、スイッチの赤
コンパクトリレーの青はスイッチの赤と接続します。
私は楽してワンタッチコネクターを使用しています。
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・コンパクトリレーの赤、スイッチの黄
ACC電源と接続します。
(私はバッ直ACC電源に接続しています)
通常はサクッと取れるACC電源はありませんので、そういう場合は2本ともオプションカプラーのIGに接続します。
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車内側のオプションカプラーのIGは、エンジンルーム側のオプションカプラーにIG電源を送るために既に1本接続しているので空きが1つしかありません。
スイッチの黄とコンパクトリレーの赤を挿すために二股ギボシなどを使用します。
事前にお部屋で作成しておきます。
エンジンルームにIG電源は不要の場合は抜いても構いません。
シーケンシャルウインカーのデイライト用にエンジンルーム内のオプションカプラーのIG電源に挿してる場合は抜くと点かなくなります。
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