NAG S.E.D 内圧コントロールバルブ NAG Superb Force  

クランクケース内圧コントロールバルブ NAG Superb Force

原理は下記リンク参照
https://nag-sed.com/product/pdf/nag_valve_004.pdf
ざっくり言うとエンジンの回転抵抗を減らし、スムースな回転上昇、エンジンブレーキ軽減、パワー・トルクの底上げをもたらします。
ジムニー乗りの方での装着レポが多いようです。
もう一台所持しているプジョー306S16で9年前にレデューサーを付けて効果は確認済み。

この手のバルブは各社から出ています。
マエカワエンジニアリングのレデューサー
タニグチのクランクデコンプバルブ
テラモトT-REV等があります。

今回NAGにしたのは、メンテナンス性が良いこと、圧可変式でエンジンブレーキの軽減がリードバルブ式よりマイルドな点。
バルブ内に消耗部品がほぼ無い点。リードバルブ式は定期掃除とパッキン交換が必要になります。

例のごとくメーカーサイトにはエスクードの記載が無いので、直接問い合わせ。
最近のジムニー、ジムニーシエラと恐らく互換性ありだが要確認とのこと。
実際にホースを確認して内径14mmを確認。
NAG06-S010SFを購入しました。
付属品は説明書、ステッカー、タイラップ２本。

まず装着してニュートラルでの空ぶかし、吹け上りがかなり良くなります。実走では私がこのエンジンでちょっと足りないと思っていた低ブースト時の1000～2000回転のトルクが上乗せされており、キックダウンを要せずスルスルと加速できます。
もちろん踏んでキックダウンしても回転上昇はスムースなんですが、ATモードで2段階キックダウンさせるとあさりレブに達してしまいギクシャクしてしまいます。ブン回すならMTモード。

エンジンブレーキは306の経験で2000cc6速MTだと1速分エンブレが弱まる感覚でしたが、エスクードでは半速分弱まった程度です。もともとエスクードは国産車よりエンブレ強め（欧州車のATに多い味付け）に感じていましたが、街中を流すにはちょうど良い感じに弱まりました。
アクセルを抜いてからの空走距離も増えました。慣れるまではブレーキを踏む機会が増えると思います。
交差点での徐行や渋滞での緩い再加速ですら効果は実感できると思います。

燃費については検索すると向上するとのデータが多数見られます。
加速が軽く無駄に踏まなくて済む、アクセルを抜いてからの空走距離が長くなることで燃費向上に繋がっていると推定されています。
パワーアップというよりは地力が上がって運転がより快適になります。

ちなみに
https://ameblo.jp/hb-first/entry-12092966325.html
によると寒冷地区での装着は非推奨とのことです。
敢えて使うならアイドリング、アフターアイドリング、推奨以上の定期洗浄が必要と思われます。

シャシダイで測っている人は少ないのですが、この方の記事も参考になります。
https://meisourider.blog.fc2.com/blog-entry-46.html

逆に、真っ向から効果について疑念をもつ意見とデメリットを指摘されている方もいます。
https://socialbeanz.com/entry/2020/01/15/003658/

少なくとも定期的な洗浄と、エンジンオイルの交換は必要にでしょう。