戦争遺構

先日友人と戦争を感じられる遺構を見に行くということになり、距離もほどほどで実際のモノが残っている成田の遺構を訪れました。


道中は今夏最高気温を記録しただけあって暑いのなんの・・・私はクーラーをたまにつけていましたが、友人のビートはボディのつや消し具合もさることながら冷風が出ない・・・


休憩しながら目的地へ向かい、施設に入りましたがクーラーは来年つける予定だとか・・・
熱中症を感じてふらつきながらも懇切丁寧に館長に展示物を説明していただき、目的の防空壕へ行きました。

かなり昔にほとんど可能性のない『もしも』のために天皇陛下の一声で内密に造られたというその防空壕。
ごく最近にある建設業者の史実により明らかになったもので、内密に造られたものなので宮内庁には記録がありませんでした。
内部はここを訪れた左官の人もうなるほどの美しい内壁で、角も『一般人』だと不必要な面取りもされていました。
こういったところからも『皇族用』ということが伺えます。

今回は戦火を免れた、というかもともとその可能性が少なかった場所の遺構なので目に見えた戦争を感じることはありませんでしたが、戦争経験者である案内をしていただいた館長や案内人の方のお話を伺うと、その使われることのなかった防空壕の背景が鮮明に頭に浮かびました。


次は南下してより戦火の傷跡を辿ってみようかと思います。


写真はそのときの駐車場にて。