らぶりぃぱんだのブログ一覧

今から１９年前、当時７歳のことだったと思う。

その頃は戦隊モノに夢中で、毎週日曜日は朝からテレビにかじりつくように見ていた。
やっていたのは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』だった「と思う」。

と言うのも思い出せるのが『戦隊モノ』、『トリケラトプス』、『青』だったのだ。



今でも思い出すことがある。



現在もあるかはわからないが、カバヤだと思うが戦隊モノのロボットのお菓子付きおもちゃが出ていた。
当時は板ガムが入った小さなクルマのプラモデル、ビックワンガムなど色々なものが出ていて、ソレもそのうちの一つだった。

箱に丸く小さな穴が開いていて番号が書いてあり、中に何が入っているかわかる仕組みだった。
なんてことない造形にシール。それらを複数集めると大きなロボットになる。
当時の私は大きな合体ロボットにすることよりも、『ヒイキ』にしているレンジャーのロボットにしか興味はなかった。しかもレッド、いわゆる『主役』には興味がなく、いつもサブキャラが好きで、ジュウレンジャーでは恐竜でも一番好きなトリケラトプスをモチーフにしたロボットだった。確か、マンモスの大きな『超合金』的なものは持っていたが、一番のお気に入りではなかったので全力では愛せなかった。

その玩具と言おうかお菓子と言おうか、当時は大流行でどこもレッドからなくなっていく。誕生日やクリスマスなどイベントがあればおもちゃは両親に買ってもらえていたが、何てことのない日常ではそんな『大物』は買ってもらえず(子供にはお菓子付き玩具はそこそこの値段だった)、スーパーにあったソレはなかなか手に入らずどんどん数だけが減っていった。

幼い頃の家族の週末は決まって『外食』に『買い物』で、帰りによるスーパー(日によって違うが大概は近所のヤックスだった)でいつもどこにトリケラトプスがまだ残っているか確認していたのだった。
しかし人気からか、お目当てのトリケラトプスはどこも少なくなり、ついには近所では見つけられなくなった。

それからしばらくして、久しぶりにトリケラトプスを見つけた。最後の一個だった。母に頼んだが特に何のイベントもないので買ってはもらえず、悔しい気持ちでスーパーを後にした。



次の週にまた来てみると、トリケラトプスはもういなくなっていた。



それ以来ずっと気がかりで、今でもスーパーのお菓子売り場や戦隊モノを見るとそのことを思い出す。
何てことのないものだったが、なぜあんなに興味を惹かれたのだろう。

恐竜が好きで、キツネのぬいぐるみを必ず抱いて寝て、お気に入りからミニカーをいつも１つ選んで出かけていた幼い自分に逢えたら聞いてみたい。