コンビスイッチ交換とハザード移設　その2

前回はウインカーに関する
電気回路の作り替えを行いました。
次はコンビネーションスイッチを
交換します。今回入手したのは
Keiワークスの物でワゴンRでも
４型以降に採用されています。
今回はステアリングボスを
外しますので、ハンドルのセンターを
しっかり出しておきましょう。

ハンドルを外します。
17mmのナットを取り、
プーラーを用いてボスを外します。

使用しているのはアストロプロダクツ
ステアリングプーラーで、
これに5x60mmのボルトと
ワッシャーを用いてステアリング
ボスを外します。
このプーラーは工具箱に一つ
持っておきましょう。

次に矢印のネジを外します。
上に1個。下に2個の計3箇所あります。
裏側にある3箇所のコネクタを
外せばコンビスイッチは外せます。

次に矢印のエアバッグコネクタを
外します。が、どうやって取るのか
分からず、結論としては元の
スパイラルケーブルは断線して
おりますので配線を少し残し
切断しました。
エアバッグランプを消す抵抗を
ここに付けます。
あと、エアバッグコネクタの付近に
青い配線の黒いコネクタがホーンの
配線ですのでこちらも外します。

コンビネーションスイッチを
付け替えたらスパイラルケーブルの
センター出しを必ず行いましょう。
整備解説書　4E-44
「コンタクトコイルセンタ出し」を
参照してください。

手順（整備解説書抜粋）
1．コンタクトコイルを左
（又は右）方向へ回転しなくなる
まで巻き取る。
2．1.の逆方向へ、最小回転で
コネクタが最上部になる点まで、
回転部を回す。
3．2.と同じ方向へ、回転部を2回転させ、コネクタが最上部になる
点で止める。この時、固定部と
回転部の▲印が合うことを確認する。

次にステアリングボスを付ける訳ですが、
コンビネーションスイッチに2箇所の
突起があります。この突起を
ステアリングボスにある切り欠きに
合わせてボスを取り付けます。

因みにこの作業を行った次の日
コラム廻りから嫌な音が出ました。
確認したら突起が折れていました。
折れるとスパイラルケーブルが
くるくる回るのでタイラップで
応急処置を施しましたが、
早急に対策手段を考えなくては
なりません。

社外ステアリングを使用するので
エアバッグランプをキャンセルさせる
抵抗を付ける。今回は行程4で
切断した配線に取り付けました。
併せてホーンのコネクタも
繋ぎます。写真は端子が剥き出しに
なっておりますが、撮影後絶縁処理
しております。

今回はコンビネーションスイッチの
交換を行いました。
使用したコンビネーションスイッチは
リヤワイパースイッチも付いています。
私は使用しないのでオミットしました。
使用するには
矢崎総業090Ⅱ6P090-YZ-M-tr
端子M090-SMTS 4本
エーモン1124 4Pコネクタを
用意し、配線は以下の通り。
車両側　　　　　ハンドル側
1　12V　15A　　　→　3
3　リヤウォシャ　→　1
4　リヤワイパ　　→　5
こちらは動作未確認となります。

次はハザードスイッチ取付になります。