
2008年のデビューから15年も経つと、ほとんどネタは出尽くしている感もありますが・・
契約交渉も大詰めになって来ておりますので、ここで改めてアバルトの良い点、悪い点について自分の
忘備録も兼ねてアップしておこうと思います。そんな事知ってるわい!という事柄も多いと思いますので、興味無い方はスルーでお願い致します^^。
良い点 ① クラシックなテイスト
15年もの長きに渡り現役であり続けるアバルト500。Ser.6となりF595/695に名称変更となっていますが、基本設計は初代からほとんど変わっておりません。15年の間に様々な限定車が登場、スペック・仕様の細かい違いはありますが、1.4Lのターボエンジンをエンジンルームぎちぎちに詰め込んだ
ミニホットハッチという形は今も昔も変わりません。一応ABSとトラコン、ECSは備わりますが、衝突安全装備もありませんし、バックカメラすらオプションです。すなわち、現行車でありながら、すでに
ネオクラの領域に入っている、という希少なクルマです。こうした
プリミティブな魅力があるのはアバルトの大きな美点だと思います。
良い点 ② 色あせないデザイン性
個人的にはここが一番大きいかもしれません。私は
チョロQ世代なもので、昔から丸っこくて丸目の可愛いクルマが大好きです。オートザム2代目キャロルとか学生時代めちゃくちゃ欲しかったですw。まあこれは好みの問題もあるでしょうが、丸っとしたフォルムと、ボディの四隅にあるタイヤが
なんともキュートで好きです。それでいてノーマルの500と比べると大径ブレーキキャリバーを纏っていたり、男気のあるマフラーを搭載しているのもポイントです。衝突安全性能の基準等の問題もあり、こうしたデザインのクルマはもう生まれないのではないか、と思います(実際、アバルトEVも一回り大きく立派になってしまいました)。
良い点 ③ アフターパーツが豊富
大人の玩具としては、いじり甲斐があるか否かは非常に大きなポイントです。昨今のクルマはとにかく電子制御だらけになったのと引き換えにほとんど弄りシロが残されていません。ちょっと何か弄るとチェックランプがついたり、ディーラーで診てくれなくなったり・・。その点、アバルトはカスタマイズするオーナーが多く、ディーラーもそれをある程度許容していますし、15年もの間作られ続けたおかげで
アフターパーツも
非常に豊富です。これからEVに移行するに当たり、少しずつアフターパーツマーケットは尻すぼみになるかもしれませんが、まだあと5年くらいは大丈夫なのではないか、と思います。
悪い点 ① イマイチなエルゴノミクス
アバルトは登場した当初から
ドラポジが悪い事で有名です。ステアリングはトラックのように寝ており、調整がほとんど出来ません。シートのポジションは腰高で、硬いシートと相まって脚の長さに合わせると手が届かないといった
チグハグ感があります。これまでにアバルトは4回くらい試乗しましたが、最終的にこのドラポジがネックで購入に至らなかった、という経緯があります。しかし、アフターパーツで車検適合のローポジションレールが手に入りますし、何なら調節機能付きのステアリングボスも手に入るようです。ストック状態では不満でしょうが、後からどうにでもなるのは良い点かと思います。
悪い点 ② 設計が旧い
上記良い点の①と相反するようですが、
先進装備がほぼ無いので、こうした物に普段から頼っていると、不便を感じるかもしれません。バックソナーが付いているだけまだ良いようにも思いますがw。ただ車幅が1600mm台というコンパクトさなので、運転支援装備がマストかと言われればそうでも無い気もします。衝突安全ブレーキは無いよりは有った方が良いですが、ゴルフRで
マヌーバパンチ(障害物が無いのに、勾配等でいきなり緊急ブレーキが誤作動する)をしょっちゅう喰らうと「無くても良いカモ・・」と思えて来ます。まあマニュアル車であればアクセルとブレーキを踏み間違えることも無いでしょうし、個人的には許容出来ます。
悪い点 ③ 小回りが利かない
意外に思われるかもしれませんが、アバルトは小回りが利きません!このサイズのクルマで最小回転半径が
5.4mもあります(驚愕)。コレ、アルファード並みですよw。理由としては、フロントにエンジンがギチギチに詰まっていて、ハンドルの切れ角を取る物理的なスペースが無いから、みたいです。実際、もっと小さいエンジンを積むノーマルの500の方が小回りは効く(最小回転半径=5.1m)みたいです。まあ基本的にはコンパクトなクルマですし、狭いスペースでは切り返せば良いのですが、駐車場で何度も切り返していると
下手くそに見えるんですよね^^;。まあこの辺はもうある程度割り切って慣れるしかないのかもしれません。
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いかがでしたでしょうか?まあ個人的には
魅力>>ネガだと思っているから購入を検討しているワケですが、人に拠っては許容できない部分も多々あると思います。なので、一言で言ってアバルトは決して万人受けするクルマではなく、「乗り手を選ぶ」クルマなんだと思います。色んな意味でファーストカーとして所有するのは相当敷居が高い(変態であれば不可能ではないw)と思いますが、「ちょっと手の掛かるペット感覚」でセカンドカー、サードカーとして乗る分にはこれ以上アナログで、可愛くて、愉しいクルマはなかなか無いのではないでしょうか?どうですか、迷っているそこのアナタも欲しくなってきたでしょ♪
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Posted at
2023/12/06 14:13:44