• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

black frogのブログ一覧

2025年04月24日 イイね!

期待外れ

期待外れ先日ヘリテージストラテジーモデルの予想ブログをアップしたばかりでしたが、第3弾として、『911スピリット70』が昨晩突如発表になりました。内容は、911カレラGTSカブリオレがベースで、70年代へのオマージュとなるモデル。専用のカラーリング、デカールが奢られ、世界限定1500台、GTSなので当然PDKのみの設定となります。

走行性能面での特別なチューニングはプレスリリースを見る限りありませんが、それでも3341万円という超強気な価格設定。個人的にはかなり期待外れでした・・。第1弾のタルガもそうでしたが、基本的には内外装の見た目の変更に止まっており、開発コストはほぼ掛かっていないと思われます。第2弾のスポーツクラシックがターボベースでRR+MTという特別な仕様だったので、余計に今回の第3弾のショボさが際立ちます。肩透かしを食らったと言いますか、コレジャナイ感が半端ないですw。これまでのスペシャルモデルは発表と同時に即完売→抽選という流れでしたが、今回のモデルは初めて売れ残るのではないでしょうか?立ち位置が微妙なGTSベースということもありますし、オマージュモデルでありながら、70年代にはそもそも911カブリオレは存在しなかったじゃん・・というツッコミを入れたくなります(初代911カブリオレの登場は1983年の930カブリオレ)。まあポルシェの台所事情も厳しいのでしょう!出来るだけコストを掛けずに、特別感を演出し、かつ思うように売れていないGTSのT-HEVユニットを捌きたい、という意図が見え隠れします。唯一良かったのは、抽選申し込みの列に並ぶ悩みすら持たずに済んだこと!wここは華麗にスルーして、次の第4弾に期待です!!
Posted at 2025/04/24 11:56:57 | コメント(6) | ポルシェ | クルマ
2025年02月25日 イイね!

【妄想】次期911(994)はこうなる!【ブログ】

【妄想】次期911(994)はこうなる!【ブログ】ずっと生産が滞っていた992.2カレラGTSですが、ようやくまた少しずつ納車が始まっているようです。そしてMY2026(2025年8月~生産)からは素カレラは減産される(恐らくGTSとSの生産に枠が取られる)ようです。そもそも992.1を物凄く引っ張ったこともあり、992.2は望外に短命なモデルに終わるのではないか、と予想されています。

さて、2027年にMY2028 として登場すると見込まれている次期911(994(仮称))について、ちょっと予想をしてみたいと思います。現時点で何か確たる情報が出ているワケではありませんので、これまでの911の歴史や現在の立ち位置を踏まえ、完全な私見ではありますが、「ポルシェの今後」考察してみました。

1.994カレラ系は全車ハイブリッド化?

まず、現行GTSが一つの試金石になっていると思いますが、今後の911は基本的に排ガス規制の問題もありハイブリッド化は不可避と思われます。そもそも、GTSのT-Hybridシステムは、ライバルメーカーが掲げるようなPHEVとは異なり、電気モーターは飽くまでターボのアシスト機能を担っているに過ぎません。当然自家発電によるシステムですがので、他社のPHEVのように電源ソケットにつなぎっぱなしでないとバッテリーが上がってしまうような代物ではありません。海外フォーラムでは、T-Hybridシステムは、純ICEの派生モデルでは??という議論も巻き起こっています。たしかに、ポルシェ自身もあまりハイブリッドを前面に出さなくなりました。その証拠に、MY2025からサイドのT-Hybridのデカールが無くなり、元のGTSに置き換わっているようです。それはさておき、皆さんご存知の通りT-HybridシステムはPDKの中に組み込まれているため、構造上MTの採用は不可能です。つまり、994型のカレラ系が全車ハイブリッドという前提に立つならば、MTは絶滅することになります。992.2カレラTは「最後のカレラ系MT車」かもしれません。

2.一部のモデルはEV化?

先日YouTubeを徘徊していたら、実は992.2カレラGTSのCO2排出量はそれほど低くない、という話題が海外のレビュワーから上がって居ました。確かに、カレラGTSのCO2排出量が251 – 239 g/kmであるのに対し、素カレラは244 – 230 g/kmと、数g/kmしか変わりません。もちろん、GTSの圧倒的なパワーを考えれば頑張っているのだとは思いますが、企業全体としてのCO2排出量はそれほど低減出来ていない事になります。ご存知の通り、リセール極悪のタイカンを筆頭に、ポルシェのEV車は当初の目論見通り売れているとは言い難い状況です。しかし、どこかで帳尻を合わせない事には、企業として莫大なペナルティを課せられる事になります。ではどうすればいいのか?基本的には「大人気車種の911にEVを設定する」しか道は無いと考えます。T-Hybridとは違って、直接モーターを動力源として使うシステムを911にも採用する。タイカン、マカンとEV化を果たして来たポルシェにとって技術的にはさほど難しくはないでしょう。ハイブリッドモデルとの明確な差別化も出来ますし。問題はマーケットにどう受け入れられるか、に尽きるように思います。

3.役物モデルはどうなる?

ポルシェの役物といえばGT3ターボですが、これらのモデルはどうなるのか?結論から言うと、恐らくGT3もハイブリッド化は避けられないと思います。根拠ですが、992.2GT3が出た時に、これまでのGT3の歴史の中で初めてトルクが落ち、最高速度も落ちました。ニュルタイムは公表されていませんが、下がった可能性が高いです。つまり、NAエンジンを現在のレギュレーションに適合させつつ更に性能アップするのはもう無理という事です。992.2GT3があれだけ早いタイミングで出て来たということも、このモデルでNAは終わりを告げるという一つのサインだと思います。そしてもし今後、GT3でGTS同様のT-Hybridシステムを採用するのであれば、GT3とターボをどう差別化するのか?という問題があります。そこで、コレはもう完全に個人的な憶測ですが、同じT-HybridでもRRのモデルをGT3、その高性能バージョンをGT2、4WDのモデルをターボ、その高性能バージョンをターボSという風に位置付けるのではないか、と考えます。唯一GT3RSだけは、別のシステムで更に差別化する可能性も僅かに残っていると思いますが・・。

纏めますと、カレラ系は全モデルハイブリッド化、その高性能版としてRRはGT3の名称を継承、4WDはターボの名称を継承、一部モデルはEVとして994後期くらいから徐々に姿を現すのではないか、というのが私の予想です。まあ飽くまで予想ですが、これまでのポルシェの動きや時代の流れ、Euro7の要件を総合的に判断すると、当たらずとも遠からずではないか、と思います。数年後、このブログを見返した時にどのくらい当たっていて、どのくらい外れていたか、検証をするのが今から楽しみです^^。今後の911の課題はどうやってそのブランド価値を維持しつつ、個性を出し続けるか、という点に尽きると思います。あっちを向いてもこっちを向いてもハイブリッド、EVという世の中で、これぞポルシェ!これぞ911と思わせるコアバリュー的なモノを保持し続けらるかどうか、がポイントだと思います。もちろん、一定数新規顧客というのは存在しますが、ポルシェの莫大なレガシーは古参のファンのサポートに依るところが大きいと思います。現存顧客の満足度維持がポルシェ存続のカギになりそうな予感がします。
Posted at 2025/02/25 13:49:24 | コメント(0) | ポルシェ | クルマ
2025年02月19日 イイね!

洗練と雑味のバランス

洗練と雑味のバランス忙しくてなかなかブログアップできずにいますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?さて、今日はポルシェの今昔について少々私見を述べさせていただいたいと思います。911の乗り味が薄くなったと言われるようになって久しいです。水冷化された時も散々言われていましたが、カレラ系のエンジンがターボ化されてからより一層乗り味が薄くなり、普通のクルマっぽくなったと言われています。

空冷、996、997、992と乗り継いだ身としては、部分的にはそう感じる部分もあります。エンジンがどうというより、電子デバイスの進化により911の乗り味の醍醐味であるRRっぽさが代を重ねるごとに薄くなっているからに他なりません。PSM、PASMくらいまではそれでも911っぽさが色濃く残っていたように思いますが、PDCCやダイナミックエンジンマウント(今は採用されていない?)、RAS辺りからRRっぽい挙動はほとんど影を潜めてしまいました。極端な話、RRでも4WDでもそれほど大きく乗り味に差は無いように感じます。そして最新世代の992.2。レビューがたくさん上がるようになりましたが、どの論評も「乗り味がマイルドになった」というスタンスのモノが多く、「より楽しくなった」という趣旨の論評はほとんど見られません。私自身はまだ試乗が出来ていないので、飽くまで想像の域ですが、クルマの正常進化という意味では方向性は間違っていないのかもしれませんが、「味の濃さ」を求めて911に乗り続けている人にとっては物足りなくなりつつあるのではないか、と思います。

ラーメンに例えるなら、スープや麺が洗練されていればいるほど美味しいかと言うとそうではなく、洗練と雑味のバランスだと思うんですよね。クルマも同じで、あまりにも洗練を追及しすぎて雑味を廃してしまうと、凡庸な乗り味になってしまう気がします(近年のAudi車なんかは良い例だと思います)。実は997→991.1に代替わりした時にこれは凄く強く感じて、私は当時「もう911は終わった」と感じました。それからしばらく最新の911を追い求めることはなかったのですが、992.1に関しては991世代よりもやや雑味が増した部分があって、とりわけシンプルさを追及したカレラTはその味が濃いモノになっていると感じました(991.2カレラT国内仕様はMTの設定がなかったので購入対象外でした)。結果、992.1カレラT購入に至ったワケですが、992.2については各レビューを見る限り再び洗練方向に振ってきているようなので、あまり食指が動かずにいる部分があります。正直言って、アナログメーターが無くなったり、スタートボタンがプッシュ式になったりしたのは確かに残念ではありますが、乗り味の変化と比べれば些末な変更に過ぎません。

乗り味の濃さを求めるならGT3を、ということなのかもしれませんが、皆が皆GT3に乗りたいワケではありませんし、そもそも簡単に買えない(枠が取れない)という問題もあります。そのGT3でさえ、パフォーマンス的にはどんどん良くなっていますが、公道で乗り味を愉しむという点ではむしろ旧い世代の方が良いように感じています。実際、中古車市場を見ていても、一時は800万円前後で買えた996前期型GT3が今は2000万円近くしますし、後期型に至っては市場に出回っている個体はゼロです。911の50年を超える歴史の中で常に最新の911が最良の911と言われて来ましたが、もうそろそろこのクリシェも使えなくなるのかな、と思っています。排ガス規制の問題や、騒音規制の問題、ブレーキダストの問題が重くのしかかって来ており、これからは益々パフォーマンスカー受難の時代になると思います。911が辛うじてらしさを保っていられるのも長くてあと数年・・少なくとも994はもはや我々の知っている911とは似て非なるモノになる可能性が極めて高いと思っています。
Posted at 2025/02/19 13:48:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2024年12月14日 イイね!

オーナーにしか分からない911の魅力②(シャシー・ブレーキ編)

オーナーにしか分からない911の魅力②(シャシー・ブレーキ編)エンジン編に続く第2弾。私はかねてより、911というスポーツカー最大の魅力はそのシャシー性能、そしてブレーキ性能にあると感じています。本稿では若干の考察も交えつつ、ポルシェ911のシャシー、ブレーキの魅力に迫りたいと思います。少々マニアックな内容になると思いますので、興味のある方のみ読み進めていただければ、と思います。

➀シャシー

ポルシェのシャシーは硬いことで有名です。かつて空冷時代のポルシェは「金庫の中に居るよう」と評され、その後も連綿とこのボディ剛性の高さは最新世代の992まで引き継がれています。997世代まではモノコックの大半がHTSS(高張力鋼)で構成されていましたが、991世代からは兄弟メーカーのAudi技術を取り入れ、アルミニウムが多用されるようになりました。992世代に至っては、乗員保護に係る部分や、ドアの取り付け部を除くボディの大半(70%程度)がアルミ製となっています。自転車乗りの方はご存知かと思いますが、スチール製、アルミ製、クロモリ製など、フレームを構成する金属の種類によって伝わってくる路面からの入力や振動は異なります。HTSSは非常に硬い素材ですが、しなるため、アルミの硬質な感覚とはかなり違います。997までの乗り味が好きな方の中にはHTSSならではのしなやかな乗り味が好き、という方も少なからずいらっしゃると思います。翻ってアルミボディは明確に硬質で、とにかく硬いです。ねじり剛性はついに40000NM/°に至り、市販車としては時速400kmを叩き出すブガッティ・ヴェイロンに次ぐ圧倒的な剛性です。通常のパッシブダンパーではもはや乗り心地を大きく損なうことは想像に難しくありません。

そこで、991世代以降は、PASMに加え積極的なボディコントロールメカニズムを導入しています。PTV、PDCCなどなど。私はもともと電子制御系はあまり好きでは無いのですが、ポルシェのそれはかなり完成度が高く、作動しているかどうかドライバーが関知する事はほとんど不可能なレベルです。結果、圧倒的なボディ剛性を纏い、ビックリするほど乗り心地も良く、驚異的なコーナリングスピードでコーナーを駆け抜けるモデルへと進化しています。私は空冷時代を含めこれまで6台の911を所有して来ましたが、997世代までは150km/hを超えるような超高速域になるとちょっと怖いクルマでした。もちろん、911の作法を知っていれば、リアのトラクション性能の恩恵もありどうということは無いのですが、今改めて乗ってみるとちょっと不安を覚えます。故に、996~997の世代はAWDの方が絶対的な安心感は上だと思います。それが991.2くらいから、RRでも物凄くスタビリティが向上し、これはフロントトレッドの拡大と各種電子デバイスの進化によるものだと感じています。992だけ乗っているとその凄さにピンと来ないカモしれませんので、現行オーナーさんはぜひ過去のモデルと乗り比べていただきたいと思います。

➁ブレーキ

「ポルシェのブレーキは宇宙一」という使い古されたクリシェがありますが、これはもうまったく本当にその通りだと思います。公道での圧倒的なストッピング性能はもちろんのこと、サーキットでの耐フェード性も素晴らしく良いです。高速サーキットを何周連続周回しようがまったくブレーキがタレる事はありません。純正のブレーキでここまで高性能な物を私はポルシェ以外では知りません。とまあスチールブレーキでも十分過ぎるほどですが、PCCBは更に凄い!これまで所有した911 6台の内3台、カイエンGTSも含めるとPCCBは4台で経験していますが、これはもう宇宙一どころか銀河系一ですw。サーキットでは熱の入れ方を間違えるとクラックするリスクがあるので憚られますが、ストリートユースでは正に最強、最高。タッチ、効き、耐摩耗性、バネ下重量の軽さ、どれを取っても天下一品、おまけにブレーキダストもほとんど出ません。ローターの耐久性は30万キロとも言われ、クルマの寿命とどちらが長いか、という話です。基本的に私はPCCBが選択出来るのであれば選択すべしと思っております。キャリパーも黄色でカッコイイですしね♪

ポルシェ911のブレーキは992世代では素モデルとカレラS以上でローター径以外にも差別化されていて、素カレラはフロント4ポッド、カレラS以上は6ポッドになっています。992.2カレラTはフロントが6ポッドになりましたので、よりブレーキの効きはシャープになっていると思われます。それにしても、再三言ってますが軽量を謳うカレラTでPCCBが選択出来ないのは非常に残念です。さて、ポルシェのブレーキが利く理由としては、もちろんブレーキ単体の性能もありますが、RRレイアウトの特性にも依る所が大きいです。即ち、ブレーキをした際に、通常のフロントエンジン車であればノーズがダイブしてリアが浮き、リアの接地感が減るワケですが、911の場合リアにエンジンという最大の重量物があるためリアがまったく浮きません。多少のノーズダイブはありますが、4輪全部が路面に接地しているため、正に路面に4輪で喰らいつくような制動力を発揮します。FSWの1コーナーは、RR以外の車種で鬼ブレーキをかけると結構怖かったりするのですが、911は超安定、超安心に止まれます。コレを一度味わってしまうと他のクルマのブレーキはすべて怖く感じてしまいます。

スポーツカーの凄味って、実は何馬力出てるかというところではなく、正にこのシャシー性能とブレーキ性能に掛かっていると私は思います。故にカタログスペック上は控えめに見えても、実際に乗ってみると圧倒的な凄味があるのがポルシェ911の魅力です。はっきり言って公道では素のカレラでさえ性能の100%なんて絶対に引き出せません。相当腕に自信がある人でも、精々30%程度ではないでしょうか?なので、素カレラを「2000万円もするのに400㎰も出てないじゃん」とdisるのはアホです。ちなみに、ケイマン系も素晴らしいスポーツカーですが、やはり所々に意図的なデチューンの跡が見て取れるため、私は頑なに911派です。同時所有出来るなら全然アリだと思いますが、どちらか一方しか所有出来ないのであれば私は断然911ですね。この辺は多分に好みの問題もありますし、ケイマン系の軽快感が好き♪という方がいらっしゃるのも全然理解できますので、対立を煽る気はさらさらありません。でも、「走りの質」という事に限って言えば、やはり「ポルシェのヒエルラキー通り」というのが私の20年のポルシェ歴での結論です。

~内外装編につづく~
Posted at 2024/12/14 14:02:09 | コメント(4) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2024年12月07日 イイね!

2025年~2026年のポルシェ911派生モデル(予想)

2025年~2026年のポルシェ911派生モデル(予想)新型GT3の日本版カーコンフィギュレーターがついに立ち上がりました!私もさっそくやってみましたが、3300万円を大きく超え、乗り出し価格は3500万円前後になるものと思われます。997世代のGT3が1700万円くらいだったことを考えると、20年で約倍の価格になったことになります。もはや気軽にサーキットに行くことはおろか、気軽に買えるモデルではなくなってしまいました・・。

そんな中、2025年の911(992.2)派生モデルを大胆予想してみたいと思います。現時点でオフィシャルにリリースされているのは、カレラ/カレラ・カブリオレ(3.0Lターボ)、カレラGTS(3.6Lハイブリッド)、カレラT/カレラT・カブリオレ(3.0Lターボ)、そして此度発表になったGT3・GT3ツーリング(4.0LNA)となります。997~992前期型までのヒストリーを振り返りますと、カレラ/カレラSがまず同時に発表となり、その後AWD版の4/4S、そしてカブリオレ、タルガなどの派生モデルが追加となり、モデル中期にターボ、GT3、そして末期にGT3RSやGT2と言ったスペシャルモデル(いわゆる役物)、最末期に限定モデル(一般人には入手不能)という順番で出て来るのが常でした。しかし!992.2では初めてカレラとカレラGTSが同時に発表となり、その後カレラT、そして間髪入れずGT3という展開。これまでのトレンドとは明らかに異なります。とりわけ奇異なのは、レギュラーモデルでもっとも売れ線であるカレラSが今だ未発表であるという点。現時点では純ICEなのか、ハイブリッドなのかも分かっていません。

992.2の情報については海外フォーラムの方が日本国内よりも遥かに早く正確なので、毎日のように見ていますが、内部事情を知っていると思しき人物のリーク情報によると、どうやら当初カレラSはGTSのデチューン版・・すなわちハイブリッド(T-HEV)で登場する予定だったのが、ファルタ社の経営破たんによりハイブリッドバッテリーの供給がとん挫、BプランとしてカレラSも純ICEで出す方針に変わった、と言われています。嘘か誠か分かりませんが、カレラSの登場がこれまで遅れている理由としては一定の説得力があるように思います。問題は、カレラSが純ICEで出たとして、同じ3.0Lユニットだとパフォーマンス上の大きな上積みは望めず、素とGTSの間を埋めるモデルとして説得力を持たすことが出来るかやや疑問です。素人考えですが、一番シンプルなのはGTSの3.6Lユニットを、ハイブリッドを搭載せずに出すのがコスト的にも生産ライン的にも合理的な気がしますが、そうなりますと今度はEuro 7とLambda1規制の問題が出て来ます。もしかしたらこの部分で手こずっているのかもしれません。

さて、カレラS以外のモデルに目を向けると、ターボ、ターボS、GT2といった役物も控えています。ターボSについてはGTSのハイパワー版、すなわちハイブリッドモデルとして2025年Q1に発表予定だったようですが、どうやら件のファルタ社のゴタゴタでこちらも2025年第31週以降にズレ込んでいるようです。当初、ハイブリッドのターボS→純ICEのターボという順番で2025年初頭に出る予定だったものが、2025年後半、場合によっては2026年にずれ込む事になります。Euro 7規制は2025年11月以降生産のすべてのモデルが対象となるため、この辺のせめぎ合いも気になるところです。あとは、どうやら何かしらのアニバーサリーモデルとして、スピードスターではないオープンモデルが追加になるとのこと。新モデルの合間合間で、向こう2年間の間にかなりのバリエーションのスぺシャルモデルが出るようですので、期待したいところです。とは言え、GT3の価格上昇を見ているとこれから出て来るモデルはどれもこれも価格が爆上がりしそうなのが悩ましいところ。来る日のために、貯金をしておくしかありません!^^
Posted at 2024/12/07 13:41:18 | コメント(1) | ポルシェ | クルマ

プロフィール

「@ヤジキン さん、ハイ笑笑。半額で買えるフェラーリ296の方がだいぶお高く見えます😅」
何シテル?   06/12 16:53
趣味車:992.1カレラT(2023年式左MT) アシ車:GR86“リッジグリーンリミテッド”(2024年式右MT) ファミリーカー:カイエンGTS(2024...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
8 91011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

GR86 RZ 純正アルミペダル&アクセルオフセットスペーサー取付 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/10 20:57:12
ST•GARAGE AXCENT スエード調シフトブーツ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/27 20:45:28
TRD GRトランクスポイラー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/22 21:09:17

愛車一覧

トヨタ GR86 箱根エディション (トヨタ GR86)
GR86のD型、RZベースの国内200台限定車で、私にとってはン十年ぶりの国産車になりま ...
ポルシェ 911 ポルシェ 911
2022年10月21日 オーダー 2023年5月5日 生産枠確定 2023年5月8日 仕 ...
ポルシェ カイエン ポルシェ カイエン
MY2025新型カイエンGTSです 2024年5月3日オーダー 2024年6月生産枠確 ...
ポルシェ 911 黒蛙2号 (ポルシェ 911)
最終年式の996C4Sハイパフォーマンスエディションです! 人生で3台目のType 9 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation