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black frogのブログ一覧

2025年03月28日 イイね!

ポルシェ911は高くなりすぎたのか?

ポルシェ911は高くなりすぎたのか?昨日、2026年モデルのポルシェ911の価格が公表されました。ベースの素カレラで1853万円というプライスタグで、MY2025とほぼ内容は一緒ですが、約160万円のプライスアップとなっています。為替レートが昨年とほぼ変わらない中でのこの値上げですから、実質的に高くなったということです。この事についてネット上でも色々言われていますが、私見を述べさせていただきたいと思います。

率直に言って、今回の価格改定による911カレラの価格はぶっちゃけ高い、と私は思います。車両の中身が全然違うので、今更水冷初期の1000万円というプライスタグを持ち出す気はありませんが、相対的にバリューフォーマネーという点では決してコスパの良いモデルとは言えなくなりつつあります。むしろコスパはかなり悪い!これはVWグループ全体に言えることですが、内容が価格に見合っているモデルが本当に少なくなりました。かつて、ポルシェ911にしてもVWゴルフにしても、価格に対しオーバースペックな内容が奢られ、アウトバーンを200㎞/hオーバーで巡行してもビクともしないエンジン、足回り、ボディ剛性が魅力でした。それは当時、ライバル他社が追随できない領域であり、であるにも関わらず庶民が頑張れば何とか手が届くプライスタグを掲げていたところに非常に大きな価値がありました。しかし、現在はというと、国産車含めたライバルも大幅に品質・基本性能を向上させており、ドイツ車がかつて持っていた優位性は失われつつあります。それは各社の販売台数にも顕著に表れています。

そんな中、ポルシェはこれまで比較的安定的な経営を続けていましたが、EV市場の急速な冷え込み、中国市場の需要低迷によりきな臭くなってきました。大幅な人員削減に加え、一部工場の閉鎖や稼働停止強いられています。世界的な需要の高さを背景に、「利益率」のもっとも高いポルシェ911を更に強気のプライスタグを掲げて売ろうとするのは起業姿勢としては理解出来ます。一方、現在中古車市場の在庫ダブつきを見ても、中古車バブルは崩壊したと見て良いと思います。投機目的や、リセールの良さが目的でファッション的にポルシェを買っていたにわかファンはすでに引き上げてしまっているように見えます。当然本気でポルシェが欲しい人にとっては割り当てが来やすくなる可能性がある反面、ここまで高くなってしまうとさすがに手が出せない、という人も出て来るのではないでしょうか。つまり、ポルシェは既存のコアなファンを置き去りにして、現在のようなプライスゾーンに突入して行っているように感じます。フェラーリを目指しているのかもしれませんが、そう世の中甘く無いと思います。

ポルシェ911はリセールバリューの良さを背景にここ数年は「優良顧客」がお布施も含め、常に新型モデルを乗り継ぐというビジネスモデルが成り立っていました。ディーラーにしてみれば、オプションたくさん付けてもらって利益率の高いモデルを売り、2~3年後には自社で買い取りセカンドマーケットでプレ値を付けてまた売るという二度おいしい売り方が出来ました。一方の顧客側も、ほぼタダ同然で新車を乗り継ぐことが出来るので、ハッキリ言ってwinwinです。果たして今度はどうでしょうか?昨今のリセールの悪さを目の当たりにすると、これまでのように割り当てを取るために「回し車」に乗り続けるという人は減るのではないでしょうか。最新モデルが最良だと信じられれば良いですが、部分的にせよ改悪が目に付くようでは、厳しいと思います。そして、今後全車ハイブリッド化が予想される994世代へ移行する際にはこの傾向はより顕著になるのではないか、と想像します。ポルシェAG、そして輸入元のポルシェジャパンもこれまでのような殿様商売をいつまでも続けられるほど世の中甘くは無いと思います。

繰り返しになりますが、911というモデルは価格以上の価値(=バリュー)を提供し続けて来たことこそが最大の強みであったハズです。しかし、992.2以降については、排ガス規制等の技術的ハードルが高いこともありますが、あまりにも利益追求主義が前面に出過ぎているように感じます。セカンドマーケットに於ける利益が見込めない以上、転売ヤーは少なくとももう手を出さないでしょうし、そうなるとリセールは益々悪化するでしょう。よほどの信者でない限り、最新=最良を信じ続けて買い続けるということはなくなる気がします。一方、メリットとしては、これから新規で新車のポルシェ911が欲しいという人にとっては買いやすくなる可能性はあります。しかし、「このプライスゾーン」になっても新車の911に是が非でも乗りたいという人が果たしてどれだけいるのでしょうか?個人的には素カレラに1853万円、OP入れたら優に2000万円オーバーという金額を出したいとはまったく思いません。皆さんはどう思われますか??
Posted at 2025/03/28 08:49:25 | コメント(9) | ポルシェ全般 | クルマ
2025年02月08日 イイね!

オーナーにしか分からない911の魅力③(内外装編)

オーナーにしか分からない911の魅力③(内外装編)ポルシェフリークの皆様、こんにちは。本日は大人気シリーズ(?)の第3弾をお送りしたいと思います^^。今年でポルシェ911生誕52年となりますが、50年以上もキープコンセプトしているモデルというのも、世界広しと言えど911だけではないでしょうか?「平べったいビートル」と揶揄されながら、進化し、連綿と続いてきた911の内外装について語りたいと思います。

911の起源はポルシェ初の量販スポーツカーとなる356であることはフリークの皆さんなら当然ご存じの事でしょう。さらにその祖先はポルシェ博士が「国民車」として世に放ったビートルですから、911が「平べったいビートル」に見えるのもごく自然なことです。911というモデルは、RR+4座というレイアウトを50年以上も続けています。デザインも、正に機能がそのまま形となって表れており、911はこのスタイリング以外では存在しえません。すなわち、短いホイールベース、リアオーバーハングにエンジンを積むファストバックスタイルのクーペといういで立ち。昨年登場したAMG GTクーペも非常に似たデザインですが、あちらは必然ではなく、マーケティング主体のモノ。成り立ちからしてまったく異なります。故に911のデザインは唯一無二であり、それは初代901から現行の992.2に至るまでまったく変わっていません。確かに、サイズはずいぶんと立派になりましたが、それでも誰がどう見ても911は911にしか見えないのが911最大の魅力だと思います。

内装に目を移すと、こちらもほぼキープコンプトで来ていることが分かります。歴代911の内装を見てみると、これは一目瞭然です!



















基本的には、水平基調のダッシュボードと、5連メーター、シンプルな機能美というデザインランゲージでまとめられています。一時期(996~991)視認性確保のため、メーターがオーバーラップするデザインが採用されましたが、992から原点回帰しました。992からポルシェに入った方は「端のメーターが見えないじゃん」と思われるかもしれませんが、911は空冷時代から「ずっとそう」ですw。内装の質感に関しては、997前期型くらいまではザ・男の仕事場という殺風景にも思える雰囲気でしたが、991からは良くも悪くも他車種とのパーツ共有が進みました。991に代替わりした時にはパナメーラと同じような内装にがっかりしたことを覚えています。センターコンソール周りがボタンだらけでごちゃついた感じになりましたが、992からはタッチパネルが増えたことにより、往年のすっきり感が戻ってきました。ルマン式スタートに端を発する、ステアリングカラムの左のキーをひねる所作は残念ながら992.2からはプッシュボタン式へと変更になってしまい、ヘリテージがまた一つ消えました。

911の内装はいつの時代も無機質でしたし、空冷時代はエルゴノミクスを無視したような謎のスイッチ配置も存在しました。964に乗ってた頃は、え?なんでこんなところにコレがあるの??という事が多々ありましたw。当時のヴァイザッハのエンジニアは相当無頓着だったことが伺えます。一方、最新世代の992はさすが現代の車だけあって、かゆいところに手が届くくらいインターフェイスが洗練されています。スイッチとパネルの配分も絶妙で、これは他車の追随を許さないレベル。個人的には992の内装は911の進化過程における究極完成形だと思っています。機能性そこはかとない高級感(それでいて華美ではない)のバランスが素晴らしい!スポーツカーの内装とはこうあるべし、という見本のような形となっています。992.2型にはまだ個人的には触れられていませんが、イグニッションスイッチと液晶タコメーター以外は992.1と共通ですから、ノスタルジーに浸ることが無い人ににとっては、同様に完成度が高いと感じる事でしょう。次世代994が過度なデジタル化(=逆に使い勝手が悪い)方向に振れないことを祈るのみです。

ポルシェ911は「高価な高性能車」であって、「いわゆる高級車」ではありません。故に、内装が質素だの、価格相応の高級感が薄いだのはナンセンスな批判と言えます。それに、本当に内装にお金をかけたければテクイップメントで青天井にお金を掛けることが出来ますし、そうすれば相応の高級感を醸すことも可能です(それでもフェラーリやメルセデスベンツ、アストンマーティンには及びませんが)。要は、何をクルマに求めるか、ですからね。少々残念に思うのは、モデルに依って、選べる内装が限られること。カレラTが良い例ですが、非常に内装系テクイップメントの選択肢が少ないです。素カレラ系の方がよほど自由度があります。まあこれも、そもそもカレラTというモデルの性質(軽量、シンプルなカレラ)を考えれば、仕方のないところかもしれませんが・・。個人的には992カレラ/カレラSでMTが選べたのならいう事は無かったのですが、ここでタラレバを言っても始まりませんので、ね。いかがでしたでしょうか?ポルシェ911の内外装について、皆さんはどう思われますか??
Posted at 2025/02/08 15:30:56 | コメント(0) | ポルシェ全般 | クルマ
2025年01月09日 イイね!

速報!992.2カレラS発表!

速報!992.2カレラS発表!年末から年明け早々の発表が噂されていた992.2カレラSが昨晩遅くに正式に発表になりました!注目されたドライブトレーンは3.0Lターボ(純ICE)、トランスミッションはPDKのみ、480㎰というスペック。0-100㎞/hは3.3秒と言われていますので、992.2GT3よりも速いことになります。日本での販売価格もさっそくコンフィギュレーターに上がっていて約2200万円です。

うーん、個人的には992.1で設定のなかったマニュアルを期待していただけに正直残念ですね。。まあ、992.2カレラTで殊更MTを推していた(というか、MTしか設定がない)ので、もしや・・とは思っていましたが。基本的には992.1カレラGTSと同じような内容(ターボのタービンは992.1ターボからのキャリーオーバーみたいですが)ですので、これだけ引っ張っておいてほとんど真新しい進化が見られないのもポルシェとしては珍しいように思います。やっぱり本来は992.2カレラGTSハイブリッドのデチューン版として出すハズだったのが、バッテリー供給の問題で急きょ純ICEに切り替えた、と見るのが妥当でしょうか。しかし、こうなってみるとMTの選択肢はもはやGT3(枠が少なくてほぼ買えない)とカレラT(枠が少なくてほぼ買えない)の2車種のみ、寂しい限りですね。個人的には992.1カレラGTS(MT)の評価、セカンドマーケットでの価値が爆上がりするのではないか、と見ています。
Posted at 2025/01/09 08:46:26 | コメント(6) | トラックバック(0) | ポルシェ全般 | クルマ
2024年12月25日 イイね!

ポルシェ911の中古車市況がおかしい件

ポルシェ911の中古車市況がおかしい件久々のブログアップとなります♪ポルシェ中古車市場ウォッチャーを自認する私ですが、ここのところある「異変」が起きています。今年の5月にもある法則についてブログアップしましたが、この半年ちょっとで在庫車が一気に増えました。どれだけ増えたかと言うと、845台→1159台(令和6年12月25日調べ)と何と半年ちょっとで314台も増えています。



私ももうかれこれ20年位ポルシェ、とりわけ911の中古車市場を観察して来ましたが、ここまで在庫車が膨らんだのはちょっと経験がありません。ちなみに世代別の内訳を見てみると、992世代がダントツに多く、426台も出ています。911の60年という歴史の中で、ここ5年ほどで販売された992世代が全体の1/3を占めているということになります。ちなみに走行距離は5000㎞未満が半数を超える238台、一番安い個体が2020年式素カレラPDKの乗り出し価格1515万円、一番高い個体が2023年式スポーツクラシックの乗り出し価格8126万円となっています。ちなみに992.1素カレラの新車販売価格は1335万円だったので、OP価格を考慮したとしても、未だに一番安い992で、180万円のプレ値が付いているということが分かります。どうしてこれほどまでに911、とりわけ992の在庫車がダブついているのか、いくつかの仮説を立ててみました。

1.購買層の変化と新車志向

デビュー当初、992.2はこれまでよりもオーダーが入れやすいと言われていました。販売初期は、確かに納期はかかるものの、992.1では考えられなかった「お布施無しの一見さん」でもオーダーが入れられたようです(複数ソースで確認)。現在は911系全般受注停止となっていますが、発売から半年近くも新車オーダーを制限無く入れられたのはここ数年の中では異例の事です。これまでプレ値が付いていても、新車はそもそもオーダー出来ないから、渋々中古車に手を出していた層が一定数いらっしゃると思います。しかし、992.2が出た事で新車購入のハードルが一気に下がった。買えるならわざわざ中古車に手を出すのではなく、新車を買おうという心理が働いた。つまり、現在の911のような高額車(注:高級車ではない)を購入するような顧客層は、ちょっと高くなっても新車で買いたいと考える人が多いと推察されます。よって、新車は受注停止、中古車は在庫車が溢れるという状況になっているのではないでしょうか。

2.992.2の動向注視

一部の新しモノ好きな方や、とにかく新車でないと絶対に嫌、という人以外は992.2がどんな出来栄えなのかを見極めたい、と考えている人も一定数居そうです。992.2はインパネ周りの意匠が変更となったほか、触媒関係が変わり音が大分前期型と比べ大人しくなっています。そもそもターボエンジンの音なんてどれも一緒、と思う方はぜひYouTube等で比較してみてください(下記参考動画)。前期型と後期型は全然違います。で、試乗車が出回り始めたのが先月くらいなので、試乗をしてから決めたい、と考えた方も一定数いらっしゃうると思います。そういう方たちが実際に試乗を経て、どのように感じたかによってもこれから992.1の中古車市場の市況は変わって来るように思います。個人的には内外装重視の人は新型に惹かれ、サウンドやフィーリングといった部分を重視する人は前期型に惹かれるのではないでしょうか?どちらが良い、悪いではなく好みによってこの辺は分かれそうな気がします。

参考動画


3.高くなり過ぎた992.1の中古車価格

当たり前ですが、997くらいの世代までは新車価格>>>中古車価格でした。それが991の後期くらいから逆転現象が起き、コロナ禍を経て992.1は完全に中古車がプレ値という異常事態になりました。それでなくとも新車が手に入らない状況に加え、「これは儲かる」と考えた転売ヤーが群がった結果、昨年末くらいまではどんどん中古車価格が高騰し、空前絶後のプレ値となりました。当然買取価格も上がるワケで、中古車屋さんとしてはそれを販売価格に転嫁しなくては儲けになりません。結果、992.1の中古車は異常に高くなりすぎました。いくら何でもおかしいでしょ!というレベルまで。当然中古車屋としては在庫は抱えたくない一方、高値で買い取った992.1を安く売って損を出すワケには行かない厳しい状況。結果、プレ値のままの中古車が溢れかえっている、という状況になっているように思います。それでも中古車価格が下がらない理由は円安が続く限り海外バイヤーをアテに出来る、というところがあると思います。この理屈で、左H車は特に値崩れしにくいと思います。

4.未だ登場しないカレラSの存在

これまで911のセールスを見ると、カレラ、カレラSが大半を占めて来ました。もちろん4系やタルガなどもありますが、基本的な売れ線は素とS。その売れ線モデルのSが992.2発表から半年以上経ってもまだどんな仕様になるのかすら分かっていません。当初GTSのデチューン版ハイブリッドになると目されていましたが、バッテリーの供給問題で急きょ純ICEに方針転換したための遅れと海外では見られていますが、実際にはどうか分かりません。ただ、来年1月には何かしらの発表があるのでは、と言われていますのでその発表待ちという人も一定数居そうです。というのも、カレラGTSはハイブリッド化と同時にPDKのみになってしまいましたが、もしカレラSが純ICEで出るならMTを搭載してくる可能性もわずかながらあるからです(新型カレラTを敢えてMT専用モデルにしたので、個人的にはその可能性はそれほど高くはないと思いますが)。カレラSがもし純ICE+MTで出たら売れるでしょうね~。ターボツーリング待ちの私でさえちょっと食指が動きますw。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

いかがでしたでしょうか?以上の4つの要因により、中古車がダブつき、新車は相変わらず買えないというパラドックスが起きているのだと個人的には思います。普通は新車が買えないのであれば中古車が売れるハズですから、ね。しかし、ここまで中古車が売れないとなると、転売ヤーも転売益が得にくくなるので、992.2に関してはなかなか新車に手を出しにくくなりそうも気はします。そして、中古車の買取価格も相当渋くなりそうな予感がします。現に、みん友さんで992.2への乗り換えを検討していらっしゃった方が査定に出したら「ビックリするほど下取りが安かった」、と嘆いておられました。まあこれだけ992.1の中古車市場が飽和状態ですと、そりゃ買取も渋くなります。少なくとも今は992.1の売り時ではありませんね。992.2の評価がある程度出た時点で一気に在庫が捌ける方向に向かうのか、逆にさらに在庫車が増え続けることになるのか・・注目です!

Posted at 2024/12/25 13:53:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ全般 | クルマ
2024年12月04日 イイね!

コスパが悪いと感じるポルシェ・テクイップメント3選

コスパが悪いと感じるポルシェ・テクイップメント3選今日は小ネタを一つ。過去にもテクイップメントに関しては何度かブログに書いていますが、昨年、今年と立て続けにポルシェを新車オーダーした経験を踏まえ、コスパが悪いと感じるテクイップメント(オプション)について自分の忘備録も兼ねてアップしておきます。どのテクイップメントを選ぶかは本当に人それぞれですし、人のお金の使い方にまで口を挟むのもおこがましいので、参考程度の私見としてお読みください♪

その1 PTS(ペイントトゥサンプル) 1,612,000円



ポルシェフリーク諸兄ならご存知かと思いますが、ポルシェはPTSというサービスを提供しています。簡単に言ってしまうと、過去にポルシェが提供したことがあるボディカラーを有償で選択出来る、というモノ。膨大な数のカラーサンプルがあり、中には空冷時代にしか無かったモノも存在します。しかしながらOP金額は高額。特に理不尽だと感じるのが、かつては無償もしくは有償でも比較的安価だったカラーであっても非常に高額になる、ということ。まあ通常の生産ラインとは違った作業となるため、コストが上がるのは理屈としては分かりますが、心情的にはなかなか納得できません。また、さらにPTS+という、完全オーダーメイドのカラーリングを纏う事も可能となっていますが、こちらは更に高額となります。ポルシェのヒエルラキーを考えると、PTSを選ぶくらい金額出せるなら一つ上のモデルを選択出来る事が可能となります。上位モデルならまだしも、素カレラにPTSを奢るのは勿体ない気がします。また、PTS枠は決まっているため、枠から漏れるとかなり納期が延びるのもデメリットです。

その2 ブルメスターオーディオ 764,000円



こちらはですね、、個人的にはカイエンGTSで選んでもっとも後悔したテクイップメントです。カレラTにはBOSEを付けたのですが、はっきり言ってこれで十分。そもそも遮音性が良いとは言い難いポルシェに於いて、ハイエンドオーディオはぶっちゃけ不要です。とは言え、純正のオーディオはかなりショボいらしいので、BOSEくらいが落としどころとしては妥当だと思っています。ブルメスターは、G63にも標準で付いていましたが、正直言って可もなく不可もなくといった印象。所詮車内環境なんてタカが知れているということですね。こんなに高額でなければ或は選んでも良いのかもしれませんが、BOSEとの50万円の価格差を納得出来るほど良い代物ではありません。個人的にはもう金輪際ブルメスターを選択することは無いと思われます。それなら他のテクイップメントに資金を回した方がナンボかマシです。まあでもこの辺は実際に付けてみないと分からないところではあるので、そういう意味では良い勉強になりました。授業料76万円でしたが・・。

その3 スポーツクロノパッケージ(Porsche Design サブセコンドクロック付き) 350,000円



コレも、カレラTで付けなかったことを後悔して、カイエンGTSに付けたオプションです。通常のスポーツクロノとは違って、アナログクロック表記になっています。色はガンメタっぽい渋い色味となっているので、内装によってはシックに纏まります。通常のスポクロの針が常時動くのが目障りだったので、カイエンGTSではこちらを選択しましたが、思いのほか見た目が地味です。加えて、バックライトが極めて弱いため、夜間の視認性に相当難があります。日中は気になりませんが、夜間はほとんど役に立たないですね。これ、もうちょっとどうにかならなかったんでしょうか?スポクロ自体が賛否のあるオプションですが、グレードによっては強制的に付いてきてしまいます。基本的に標準でまったく何の問題も無い、というのが私の結論です。たかだか時計に35万円はあまりにもコスパ悪すぎます。35,000円の間違いでは?と言いたくなるレベル。コレとブルメスターで110万円オーバーですよ(泣)。まあでもね、コレも良い経験です!次があるようならぜひ活かそうと思います!

いかがでしたでしょうか?皆様もお勧めのテイクイップメント、逆にコスパが悪い=要らないと感じたテクイップメントがあるようならぜひご教示くださいませ♪
Posted at 2024/12/04 14:24:22 | コメント(5) | ポルシェ全般 | クルマ

プロフィール

「納車‼️🤩🤩🤩」
何シテル?   11/16 11:36
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:BMW M2CS(202...
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