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black frogのブログ一覧

2025年10月14日 イイね!

M2CS車重の怪

M2CS車重の怪私は予てより、スポーツカーはどんなにハイパワー車であっても、車重は1500kg以下が理想と考えています。そういう意味で、M2CSは車重の面で少々不安ではあります。一つ不可解なのが、ベースモデルのコンぺに対し、軽量カーボンパーツなどを多用しているにも関わらず、車重の公表値が一緒である、という点です。この点について、YouTubeで興味深い検証動画を発見したので、共有します。

Harry’s Garageというチャンネルですが、こちらは英国人のエンスー(私が知る限り、プロのジャーナリストの方では無さそうです)が運営しているチャンネルで様々な視点からクルマを評論していて、結構参考になります。同チャンネル内で、Harry氏は、メーカーの公表値とは違ってM2CSはもっと軽いハズ、という仮説を立てています。個人的には非常に説得力のある内容で、以下がその根拠です:ー

・鍛造ホイール -20kg
・カーボンルーフ -10kg
・カーボンインテリア+収容スペース除去 -2.6kg
・カーボンボンネット -11kg
・セラミックブレーキ -22kg


合計:65.6kg

ちなみにDCT車とMT車でも25kgほど差があるようですので、上記仕様のMT車がM2(F87)で最軽量となるハズです。よって、仕様から読み取れる1610kg-66kgで、実際の車重は1544kgとなっているハズですが、Harry氏の動画によれば実際に測定したところ燃料タンクは半分入った状態で何と1429kgだったというのです。流石にこれはちょっと・・^^;という気もしますが、それでも公表値よりは大分軽いのではないか、と推察します。実際に測定されたオーナーさんがいらっしゃればぜひ情報共有していただきたいところです♪



実際、M2CSのレビュー動画は日本国内では限られますが、海外からは結構上がっており、レビュワーは皆口をそろえて「コンペと比べて大分軽く感じる」と評しています。実際の重量もさることながら、ボンネット、ルーフで約20kg(重心高の低減)、ホイール、ブレーキで約42kg(バネ下重量の低減)、というのがかなり効いているのではないか、と思います。一方で、Harman Kardonの12スピーカーが標準で付いていたり、スポーツ電動シートが標準で付いていたり、軽くしたいのか、そうでもないのかイマイチ分からない所もありますw。



いずれにせよ、車重がどんどん増加傾向にあり、最新のMモデルなんか1700kg台、下手すると1800kg台の大台に届くことを考えると十分軽い部類であることに間違いはありません。そういう意味ではやはりM2CS(「Competition Sport」(コンペティション・スポーツ))はM3CSL「Coupé」(クーペ)、「Sport」(スポーツ)、「Lightweight」(ライトウェイト))の正統な後継者ということで間違い無いかと思います。ちなみに車検証上の値は「実測値」ではありませんので、納車後機会があればどこかのタイミングで実際の車重を測ってみたいです♪

Posted at 2025/10/14 13:33:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | BMW | クルマ
2025年08月16日 イイね!

BMW復権への提言

BMW復権への提言BMW社製のクルマに対する興味を失ってからしばらく経ちます。私はBMWから輸入車に入ったこともあり、一方ならぬ思い入れがあります。しかしながら、最近のBMWは本当にそそられません。一番大きな理由はあの醜悪なグリル含めたデザインの劣化にありますが、それに留まらず商品力の薄さと相対的な価格の高さが非常に大きな足かせとなっているように思います。

つい最近、3シリーズ生誕50周年となる記念モデルが発表になりましたが、国内価格は一番安い156psのエントリーモデルで700万円近くします。乗り出しは750万円を超えるのはほぼ間違いないと思います。私がかつて初めて購入したBMW3シリーズコンパクトは、確か399万円で、しかも50万円くらいの値引きがありました。乗り出しでも300万円台後半で憧れのBMW(新車)に乗れたのです!しかも乗ってみれば国産車とは明確に一線を画す動力性能質感の高さというのが如実で、惚れ惚れとする出来栄えでした。そこから25年近く輸入車を所有し続ける正にきっかけのエントリーモデルとなったわけです。しかし今はどうでしょう?750万円出してエントリーモデルの3シリーズを買うという人がどれだけいるというのでしょうか?この辺りは、販売台数にも表れていて、BMW単体(MINIを除く)では以下のようになっています。

2019年  46000台
2020年  35000台
2021年  35000台
2022年  32000台
2023年  16700台


まあ厳しいですよね。それではBMWかかつての輝きを取り戻すのに何が必要なのか?まずはデザイナーを一掃した方が良いと思います爆。もうね、今のデザインは本当にひどいですよ。当時ボコボコに批判されたクリス・バングルが「神」に見えるレベルですw。あとは製品展開。ラージセダンはもう日本では売れないのは分かっているので捨てるのが吉でしょう。SUVについてはX1、X3、X5はそれなりに売れていますが、それ以外は必要ないでしょう。後はエンスー受けの良いM2は当然残すとして、あとのリソースは3シリーズに注力すべきだと思います。メルセデスベンツにしても、BMWにしても、国産車や他国の自動車メーカーのクルマに対し明確なアドバンテージを持つのはコンパクト~ミドルセダンなのでここを中心に勝負するしかないと思います。今更ですが、E46M3が物凄く良く見える今日この頃。買える内に買っておいた方が良いかもしれません!
Posted at 2025/08/16 16:03:39 | コメント(4) | BMW | クルマ
2024年03月12日 イイね!

麗しのBMWは何処へ?

麗しのBMWは何処へ?私が社会人になって、初めて自腹で買った輸入車はBMWでした。残念ながらトラックに衝突され廃車になってしまいましたが、今はなき3シリーズコンパクトというハッチバッククーペでした。トルコンAT+4気筒ながらボディ剛性が巌のようで、実際廃車になるほどの事故であったにもかかわらず私は無傷でした。

ここから輸入車沼にはまり20余年・・多くの輸入車に乗って来ました。しかし、最初に出会った輸入車がBMWだったこともあり、未だに私はこのメーカーには強い思い入れがあります。これまで3シリーズコンパクト(E46)、3シリーズセダン2台(E46)、3シリーズクーペ1台(E92)、Z4M(E85)と計5台のBMWを所有してきました。いずれもクリス・バングル期で、2009年にチーフデザイナーがエイドリアン・ファン・ホードインクになって以降のBMWは一台も買っておりません。さて、近年のBMWは奇抜なデザインを採用することで議論を呼び、ちょっと前ですと4シリーズやM3 / M4に採用されたジャンボキドニーグリル、そして最近だと新型X7や7シリーズ / i7に採用されるスプリットヘッドライトが批判の的となっています。



現在のBMWのデザイン・チーフであるドマゴジ・デュケック氏が「なぜ最近のデザインはこうなっているのか」についてカーメディアの取材に対して、語っています。なぜM3のグリルは大きく、3シリーズのグリルはそうではないのか?まず現在のBMWは「金太郎飴」を脱し、4シリーズやM3 / M4では巨大なバーチカルキドニーグリルを採用する一方、通常の3シリーズや5シリーズについては「常識的なキドニーグリル」を持っていますが、これについて同氏は「顧客の2/3はエレガントで調和のとれた美しさを求めており、そういった顧客に向けたデザインが3シリーズや5シリーズなのです。これらの販売ボリュームが大きく、デザイン的冒険をするのは妥当ではありません」



ただし残りの1/3については「ある一定の人々は群衆から目立つことを好んでいます。4シリーズや新型7シリーズはそういった”極彩色を好む”顧客に向けたものであり、もともと保守的な嗜好を持つ客層を狙った製品ではありません。彼らは非合理的なクルマを求め、その感情的な表現や、その主張のために、もっとお金を払ってもいいと考えているのです」とも説明を行っています。そして統括デザインナーのエイドリアン・ファン・ホーイドンク氏もこれを支持しており、「良いデザインは両極端である必要はないと思いますが、美しさという概念は両極端になる可能性があるのです。ある種の顧客が美しく、時代を超越したタイムレスなクルマを求めるのであれば、もちろん私たちはそれをデザインすることになるでしょう」と語っています。



つまり、3シリーズや5シリーズは大衆向けなので、無難なデザインを維持し、特別なMモデルやiモデルはより革新的なデザインを狙っているということのようですが、皆さんこの考えは支持しますか?メルセデスベンツやAudiのような露骨な金太郎飴デザインにする必要はありませんが、わざわざ一部の顧客の目を引くために下品な奇抜なデザインに拘る必要が一体どこにあるというのでしょうか?現行の3シリーズや5シリーズは割とコンサーバティブなBMWのデザインランゲージを纏っていますが、個人的には全モデルこの方向性で良いのでは??と思ってしまいます。デザインが受け付けないと、それ以上そのクルマを深堀する気持ちも失せます。もうかれこれ10年以上、私は新車のBMWを欲しいと思ったことがありません。



是非とも奇をてらうのではなく、多くのファンが求めるデザインを作る方向性へと再びシフトしてもらいたいモノです。当時は批判されたクリス・バングルですが、今となっては「かなりマトモだった」と言わざるを得ません。キドニーグリルがBMWのアイコンとなっているのは分かりますが、何事も過ぎたるは猶及ばざるが如し、やり過ぎは良く有りません。少なくともこのデザインランゲージが続く限り、私が新車のBMWを買う事はまずありません。ちなみに歴代のBMW車の中でもっとも好きなのはE46M3CSLです。派手さはありませんが、シンプルでピュアな佇まいの中に「羊の皮を被った狼」の凄味があり、本当に大好きです。こんなBMWがまた世に出る事を願って止みません。

Posted at 2024/03/12 14:04:31 | コメント(5) | トラックバック(0) | BMW | クルマ

プロフィール

「@Area-KAZ さん、私は歴代フェラーリの中では296が一番好きという捻くれ者なので、今の相場はちょっと納得出来ません💢。皆さん、食わず嫌いなんじゃない?と思わずにはいられません!パワー、サウンド、ドライバビリティ、どれを取っても超一級品なのに、これでは報われません🥺」
何シテル?   10/14 22:39
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
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