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2025年10月15日 イイね!

SUV嫌いのSUV評 ~カイエンGTS納車1年雑感~

SUV嫌いのSUV評 ~カイエンGTS納車1年雑感~G63AMGからカイエンGTSに乗り換えてから1年が過ぎようとしています。これまでステルヴィオ、レンジローバー、ゲレンデ、そしてカイエンGTSとSUVを乗り継いで来た経験から、私見を述べたいと思います。まず大前提として、私はSUVが大嫌いですw。車高が高くて、重くて、燃費が悪くて、オフロードにも行くこともないのに無駄にオフロード性能が備わっていて。少なくとも街中で乗るには不向きだと思っています。

じゃあなんで我が家にはSUVが必ず一台あるのかと言えば、それは①ファミリーユース、そして②万が一の災害時に車中泊が出来る、という2点に尽きます。よって、子どもたちが育って、荷物を積んで遠出をする事が無くなれば、必然的に私のカーライフからSUVという存在は消えます。とういか、消します。大嫌いなので(2回目)。クルマ趣味的な観点からすると、SUVはハッキリ言って「道具」としてしか見ていませんので、とにかく荷物が詰めて室内が広くて、というのが必須条件となります。本質的にはディーゼル車が望ましいのかもしれませんが、諸般の事情により私は今のところガソリン車に拘っています。これまで所有して来たSUVにはそれぞれ一長一短あり、私の中で一番エンジンと内装が良かったのはレンジローバー、一番走りのバランスが良く、乗り心地が良いのはカイエンGTS、そして一番存在感があったのはGクラスです。ステルヴィオも非常に良く出来たミドルサイズSUVでしたが、この価格帯のハイエンドSUVと比較するのは少々酷だと思います。

話が少し脱線しました。カイエンについてはポルシェ復興の立役者であることは間違いありません。初代カイエンはプラットフォームがVWトゥアレグと同じだったこともあり、「ポルシェのバッジを纏ったワーゲン」と揶揄されたこともあります。また、ポルシェ・エンスージアストからは「SUVなんて本当のポルシェじゃない!」と蛇蝎のごとくに嫌われた時期もあります。私自身、わざわざポルシェのSUVを買いたいとはあまり思っていなかったのですが、みん友さんのlidocaineさんに強く勧められた(?)のでつい買ってしまいましたw。で、結論から言うと結構気に入ってます。まずSUVのくせに、望外に走りが良いです。素のカイエンは正直かったるい感じがしますが、GTSはエンジンがV8ツインターボ(純ICE)ということで、動力性能的には十分過ぎます。PDCCの恩恵か、背が高いくせにコーナーでのロールは最小限ですし、コーナリングもリニアかつ自然です。パワーは0-100㎞/hが4.5秒という俊足っぷり。外装はMCで格段に良くなった一方、内装は価格を考えるとイマイチです。それ以外は不満らしい不満が見当たりません。PCCBを奢ったのも良かったと自負しています。

難しいのが、少なくともSUVという縛りの中ではこれ以上に走りが良いモデルがなかなか存在しない、という点。カイエンにお乗りの方はカイエンを乗り継ぐ傾向があるようですが、何となく分かります。そのくらいカイエンの汎用性は高いですし、ドライバビリティも十分満足の行くモノです。ではネガは全くないのか?私は三つあると思っています。一つ目は先日点検に出してビックリしたのですが、走行6000㎞ちょっとでもうフロントタイヤの溝が4㎜程度まで減っていました。車重が2.4トンもあり、ハイパワーなので仕方ない面はありますが、同様に重たいG63はここまでタイヤに厳しくありませんでした。二つ目はリセールが悪い点。私のカイエンGTSは乗り出しで2400万円ほどしましたが、5年乗って売却したら良くて半額だと思います。リセールが良いと言われるSUVに於いて、これはかなり辛いです。そして三つ目は価格相応のオーラに欠ける、という点。レンジにしてもGクラスにしても、価格相応の風格というモノが備わっていましたが、カイエンにはそれがありません。素のカイエンでも、カイエンターボSでも基本的にフツーのSUVにしか見えません。高級感ゼロ。

とまあ良い点・悪い点を列挙して来ましたが、なんだかんだでそれなりに気に入っているので、車検を1回は通すことになると思います。あと4年くらいは乗る計算になります。その頃には子供も大きくなるので「家族でお出かけ」という機会もめっきり減るでしょう。そしたら私は大嫌いなSUV(3回目)とすっぱり縁が切れる事になりますw。カイエンの次に別のSUVに乗り換えても走りの面で不満を覚える可能性が極めて高いですから、ね。唯一ちょっと乗ってみたいのはプロサングエですが、いくら何でも高過ぎます。現実的に、次期ファミリーカーはEVになるかな・・なんて内心思っています。4年後にはもしかしたら全固体電池がついに実用化されているかもしれませんし、懸念となっている航続距離も伸びる事でしょう。趣味車はガソリン車に拘りたいところですが、ファミリーカーはEVで全然良いと思っています。そんなこともあり、先日タイカンのコンフィグをやってみたんですが、ガソリン車と比べると随分とお買い得ですよね。色々オプション付けても目玉が飛び出すような価格にはなりませんでした。ただカイエン以上にリセールを期待出来ないのが悩ましい所です。噂のベビーGクラスにはちょこっとだけ期待しています♪
Posted at 2025/10/15 14:10:06 | コメント(4) | トラックバック(0) | カイエンGTS | クルマ
2025年01月20日 イイね!

カイエンGTS(PCCB付)、まさかの盲点

カイエンGTS(PCCB付)、まさかの盲点来月、ちょっと家族で温泉旅行を計画してまして、季節柄スタッドレスタイヤが必要だと思い、カイエンGTSに付けられるスタッドレスを探してみたところ、サイズが全く無い事が発覚。21inの305は唯一ウルス用のピレリ・スコーピオンがあるのですが、国内在庫はゼロ・・。またインチダウンしようにも、私のカイエンGTSにはPCCBが付いているため、インチダウンという選択肢はない事が判明しました。

それなら、とポルシェ純正のウィンタータイヤを注文しようとPCに連絡をしたところ、なんとタイヤ単品での販売はなく、ホイールとのセット販売のみになるとのこと。そのお値段、126万円・・南関東在住の身としてはさすがに年に1、2回使うか使わないかですので、そこにこの金額を出すのは流石にコスパが悪すぎるので断念しました。結局、旅行はレンタカーで行く事に。せっかく家族で出かける時用にカイエンGTSを購入したのに、冬場は使い物にならない事が発覚しやや失望しました。



以前乗っていたGクラスの場合は、オールシーズンタイヤを標準で履いていて、いざという時はSnow Modeもあったため、豪雪地帯を走るのでなければどうにかなりましたが、カイエンGTSは冬場は使えないようです。何ともトホホな感じですが、実際カイエンで21in履いている方はどうされているんでしょうか??まあPCCBが無ければ或はインチダウン出来るのかもしれませんけど。21inはとにかくタイヤの選択肢がなく不便です!次にファミリーカーを購入する際にはこの辺も考慮する必要があると痛感した次第です。
Posted at 2025/01/20 08:21:30 | コメント(3) | カイエンGTS | クルマ
2024年10月08日 イイね!

ファースト・インプレ ~カイエンはポルシェの名に恥じないのか?~

ファースト・インプレ ~カイエンはポルシェの名に恥じないのか?~先週土曜日、雨の降りしきる中、カイエンGTSが無事納車になりました!「何してる?」ではたくさんのお祝いのお言葉をいただき、ありがとうございました♪さっそくですが、人生で911以外のポルシェを初めて買ったので、まだほんの「さわり」という感じですが、率直なファーストインプレッションを書きたいと思います。ちなみにカレラTは入れ替わりで1年点検のため入庫したので、納車日は行きがカレラT、帰りがカイエンGTSという形で比較が出来ました!

さて、まず私のカイエンGTSの仕様ですが、走行系の装備は全部載せ状態です。PDCC、リアアクスルステアリング、そしてPCCB。カイエンにPCCBを付ける人はなかなか居ないと思いますが、これには理由があります。カイエンGTSの注文に先立ち、素のカイエンに試乗したのですが、不満な点が二つありました。一つ目は内装がショボ過ぎる点。もう一つはブレーキの効きがイマイチだと感じた点。ですので、もし買うならここは絶対に梃子入れしないといけないポイントだと感じておりました。従って内装にはフルレザーを驕り、ブレーキはPCCBを驕りました。結果的にOP価格が跳ね上がってしまいましたが、結論からいうと内装とブレーキにお金を掛けたのは良かったと思います。外装色は911系には存在しないクロマイトブラックメタリックという色ですが、メタリックが強めのブラックでなかなか精悍な印象です。サイドにはシルバーでPORSCHEのデカールを入れました。

内装については、まずメーターがフルデジタル液晶で、これは992.2と同じ物と認識しております。これが思いのほか出来が良く、個人的にはアナログメーターへの執着は消えました。むしろ、メーター配置の自由度が増すため、色々遊べて良いです。まあ911のようなスポーツカーに必要かと言われれば必要ではありませんけど、ね。また、相変わらずアップルカープレイは有線でないと使えないのはマイナスポイント。早く無線でつなげられるようになって欲しいところです。シフトレバーはコンソール上ではなく、ダッシュパネル内に配置され、賛否両論のようですが、個人的にはそれほどネガティブには感じませんでした。メルセデス・ベンツだってコラムシフトですし、シフトが無い分センターコンソール周りがスッキリしていてむしろ使い勝手が良いです。物理スイッチとタッチパネルの配分は絶妙で、この辺のエルゴノミクスの作り込みは素晴らしいと思います。

スタートボタンを押してエンジンに火を入れると、勇ましい音とともに今となっては超希少なV8ツインターボ純ICEエンジンが目を覚まします。このためにこのクルマを買ったと言っても過言ではありません!走りだしてみると、まあレスポンスの良い事!まるでNAと言ったら大げさかもしれませんが、トルコンにも関わらずとにかくアクセルに対するレスポンスがすこぶる良い!2トンを大きく超える車体を物ともせず加速します。同じV8でもG63はわずかなラグを伴ってよっこらしょという感じで加速していたのとは対照的です。感覚的にはSUVというよりは良く出来たスポーツサルーンのような挙動。それはコーナリングでも、ブレーキングでも同じで、とにかく良く加速し、良く曲がり、よく止まります。車高の高さを一切感じさせません。音は思っていたほど大きくはありませんが、昨今の騒音規制を考えるとよく頑張った方だと思います。走りに関しては不満はゼロです!

あとは細々とした点。まず、居住空間がとても広いです。G63が体躯の割に室内が狭めということもありますが、後部座席なんてリムジンか?というほど広大です。私は運転が好きなので、基本的にドライバーズシートに座りたい性質ですが、人生で初めて「後部座席にも座ってみたい」と思いました笑。トランクスペースもかなりあります。カイエンクーペにしようか、一瞬迷いましたが、子どもと出かける機会があるうちはこちらの方が良さそうです。オプションについては概ね満足ですが、ブルメスターは期待外れ、ポルシェデザインのスポクロは視認性が思ったほどよくありませんでした。カイエンGTSはBOSEが標準なので、この二つを選ばなければ、オプション代を80万円ほど下げることが出来ましたが、良い勉強になりました。またポルシェを新車で買う事があったらこの二つは選びません。この辺は実際に選んでみないと分からないですね!

総評ですが、カイエンGTSは間違いなく「ポルシェ」ですし、その名に恥じない仕上がりになっていると思います。強いて言うなら、車両価格に対して素の状態だとかなり質素なので、色々OPを付けることになるのですが、そうなるとかなり高額になります。リセールがゲレンデほど良いワケでは決して無いので、その辺をどう割り切れるか、ですね。個人的にはクルマの出来そのものには非常に満足していますし、まあ現時点でコレ以上のファミリーカーは存在しないと思いますが、この辺は多分に価値観の問題もありますのでね!閑話休題。たまたま超VIPの方が私の直前に某役物納車だったからだと思いますが、エクスクルーシブカーズの社長さんがわざわざ挨拶に来てくれました。これから毎年何かしらのポルシェをあと3年くらい根気強く買い続ければ私も上客認定されますかね?w・・冗談はさておき、とりあえずカイエンGTS買って良かったです^^。

Posted at 2024/10/08 13:50:03 | コメント(5) | カイエンGTS | クルマ

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「M2CS(F87)の正規輸入車はどういうワケか、AppleCarPlayに対応していないとの事。一応ハードウェア的には🆗なようなので、専門業者に頼んでコーディングしてもらうしか無さそうです…。面倒ですが、こればかりは「仕様」なので仕方ないですね😣」
何シテル?   10/24 21:24
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
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