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2023年03月23日 イイね!

ポルシェ・エクスペリエンス・センター東京(中編)

ポルシェ・エクスペリエンス・センター東京(中編)お待たせしました!前回につづき、PEC東京中編です。前回お伝えしましたとおり、PEC東京には複数のエクスペリエンス・ゾーンがあり、さまざまなシチュエーションでクルマの挙動や限界を知ることが出来ます。よくドライビングレッスン等でも水撒いて定常円旋回やったりしますが、そもそも低μ路というわけではありませんので、限界があります。その点PECのローフリクショントラックは秀逸で、また後述します。

それではひとつひとつ見ていきましょう!今回体験した順に説明していきたいと思います♪(PECのピット以外の箇所は撮影禁止のため、画像がなく文章のみで少々読みづらいかと思いますが、ご容赦ください)



①キックプレート
これはオープン当初は無かったエリアで、途中から追加になったそうです。40km/hほどのスピードで走行中、キックプレートに乗るとリアタイヤが左右どちらかに振られるというもの。反射的にカウンターを充てて切り抜けないとあっという間にスピンしてしまいます。さて、こちらのエリアは大抵の方がスピンしてしまうそうですが、私は3回ほどやらせていただいていずれもカウンター充ててスピンを避けることが出来ました。昔取った杵柄(古ッw)、アラフィフですが反射神経はまだ衰えていないようホッとしました。強制的にスピンモーメントがかけられた際に立て直す練習なので、かなり実践的です。カウンターの量、タイミング、アクセル開度どれかにミスがあるとスピンモードに入ってしまいます。インストラクターの方もおっしゃってましたが、結構難しいと思います。

②ローフリクション(ドリフト)サークル
アスファルトを磨いて路面抵抗を減らした円盤状のトラックに、さらに散水してμを減らしているというエリア。定常円旋回をしていくとアンダーが出てきて、そこからアクセルのオンオフでクルマの挙動を制御するという体験が出来ます。ギアは1速固定、ESC完全オンの状態からスタートし、その後オフを体験します。ESCの作動や、オンオフでの挙動の違いを体験することが出来ますが、この低μ路で、ESC完全オフでクルマをコントロールするのはなかなか難しかったです。インストラクターはデモ走行でドリフト円旋回を披露してくれましたが、私は上手くできませんでした。ドリフト1/2週くらいでイン巻きしてしまうのですね。この辺はGT3のメカニカルグリップの高さによる限界域のつかみにくさにも原因があるのではないかと思いますが・・次回は絶対リベンジしたいエリアです。

③ダイナミックエリア
急発進(ローンチスタート)、急制動が体感できるエリアです。まあここは初心者向きというか・・ABSを作動させるくらいガツンとブレーキを踏んだことが無い方にとっては良いかもしれません。急制動後はパイロンスラロームをやって帰って来る感じで何やら二輪車の教習所みたいですw。992のローンチスタートは初めて体験しましたが、路面がハーフウェットだったこともありあっという間にトラクションコントロールが介入して全然前に進まなかったです。これ使う意味あるんですかね?^^;普通にジワッとアクセル開けた方が速かったです。パイロンスラロームでもESCオンだと挙動は終始安定。PDCC付きの車両だったか聞くのを忘れちゃいましたが、ノーマルモードでもロールは極めて少なかったですね。一方、スピードが乗ってくるスラローム後半になると、フロントに荷重を載せないとアンダーが出るRR=911の挙動を確認することが出来ました^^。

④ローフリクションハンドリングトラック
個人的にはここが一番楽しめたかもしれません。②同様に、あえてアスファルトが磨かれて路面μが少ないショートトラックでクルマの挙動を体感することができます。スピードを出せば出すほどアンダーが出て、修正しようとしても次のコーナーが迫っていてどんどんクリップを外れていくという奥が深いエリアです。いわゆるアウト・イン・アウトというtheory通りの走らせ方だとまったく脱出がうまくいきません。アクセルもブレーキもステアリングも丁寧に、前後左右の荷重を意識しながら走る必要があります。ここを上手に走ることが出来れば、通常のサーキットでもかなりタイムが出せるようになるのではないかと思います。ESCのおかげもあって、何とかコースアウトせず終了しましたが、10周以上回ったら腰が痛くなってしまいましたw。

⑤ハンドリングトラック
大トリはこちら、ご存じの通りニュルブルクリンク北コースの"カルーセル・コーナー"や、ラグナ・セカサーキットの"コーク・スクリュー"を再現したコーナーを持つ全長2.1kmのコースです。全部で16のコーナーがあり、中~高速コーナーから低速コーナーまで、起伏もありかなりテクニカルなコースレイアウトとなっています。ただ、残念ながら私が参加したちょうど1週間くらい前にGT4で参加していた方がコースアウトで車両全損、ガードレールを破損させる事故を起こしたため、一部規制されてコーンが立っていました。2.1kmしかないコースの1/4をまともに走れなかったのは誠に残念。また3周ほどして、さあこれから!というところで前方の車両にすぐ追いついてしまうという状況になり、結局ほとんどクリアラップが取れませんでした(嘆)。

コース自体はとても楽しく、久々にポルシェ911をサーキットで走らせることが出来ましたが、明らかに遅い車両があった場合はインストラクター同士でインカムとかで連絡とってオーバーテイクさせてもえないモンですかね・・。やはり車両やドライバーの腕の差で速度差が出るのは致し方ないと思うのですが、オーバーテイク禁止ということであればある程度この辺は融通を利かせてくれても・・と思ってしまいました。まあ実際には事故のリスク等々を考えるとなかなかハードルは高いのかもしれませんが、サーキット上で遅い車の後ろに付くのは結構ストレスです^^;。次回は是非とも完全ドライ路面で、規制エリアもない状態で思う存分走ってみたいと思います。尚、PEC東京では4月からマイカーを持ち込んで走行することもできるようになるようなので、これもまた楽しみです♪

総括
992GT3のインプレについては後編に譲りたいので、今回は割愛しましたが、本当に楽しいひと時を過ごさせていただきました。90分という時間は休みなく走り続けるにはちょうど良い時間で、これ以上だとオジサンにはきついカモw。私にとっては約10年ぶりのサーキット走行でしたが、意外と身体は覚えているもので(笑)、楽しめました。このようなサーキット走行やそれ以外の様々なシチュエーションのエクスペリエンスを気軽に(と言っても値段はそれなりにしますが)楽しめる施設が近くにできたことを心から喜びたいと思います。また、スタッフの方々(受付のお嬢さんやインストラクター)のホスピタリティも素晴らしく、この点に於いてもワンダホーでした!!噂によるとレストランもかなり美味しいみたいなので、次回は家族連れで行っても良いかな、と思いました。



(後編につづく)
Posted at 2023/03/23 23:28:25 | コメント(4) | トラックバック(0) | ポルシェ全般 | クルマ

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「高級スポーツカー相場がダダ下がりの中、高級機械式腕時計相場は盛り返しつつありますね🧐。何故ココが逆相関の関係なのか、詳しい人教えて下さい🙏」
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Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:BMW M2CS(202...
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