
アバルト 695 esse esseが納車となり、早1か月が経過しました!怒涛のモディファイラッシュで、気が付けばパーツレビューもすでに46という
超ハイペースw。未だかつてこのペースで弄ったクルマはありませんが、それだけ
めちゃくちゃ愉しい!ということ^^。いや~、アバルト素晴らしいです。最高♪そして唯一の懸案事項だったブレーキパッドも交換し、
超絶快適になりました!!
さて、先日ブレーキパッド交換他諸々作業でディーラーをお邪魔した際に、代車で500eを出してくれました。EVチンクエはアバルト版もありますが、こちらは通常版。あまり期待せずに乗ったのですが、良くも悪くも
ザ・EVでした。どういう事かと言いますと、まず重量物(バッテリー)がフロアにあるので、
低重心かつ
フロア剛性が高いです。フロントにエンジンが無いので、フロントの応答性は良く、またフロントタイヤの切れ角も大きく取れるためガソリン車と違って
小回りが効きます。走りだしてみると、EVならではの
出足の良さで、あっという間に
法定速度に。アバルト500eのようなサウンドエンハンサーはついていないため、モーターがシュイーンと回る音のみ。足回りは硬すぎず、柔らかすぎず、総じて乗り心地はガソリン車よりも良さそう。後席の居住性、トランクスペースもガソリン車と比べると
若干改善しています。
またインフォテインメントシステムは
大幅に刷新されており、ガソリン車のUConnectと比べると
隔世の感があります。インパネ周りは一気にモダンになり、ほぼ全面がデジタルディスプレイです。収納スペースもやや増えており、全体的に
ユーザーフレンドリーな印象となっています。このユーティリティの高さであれば、女性受けも良いのではないか、と感じました。というワケで、総じて私は
良い印象を持ちました。アバルト版にもちょっと乗ってみたいと思えるほどに。だがしかし!ガソリン版のような
個性があるかと問われれば、さにあらず・・。目隠しされて乗ったらこれが500eだ!と言い当てられる自信はありません。極端なことを言えば、VW iD4でも、BYDでも、日産サクラでさえ変わらない乗り味。EVでちょっと走りの面で個性があると感じるのはテスラとポルシェ・タイカンくらいで、後は
すべて同じように感じます。つまり現存するEVは押し並べて
没個性的なんですね。
私はEVには必ずしも否定的な立場ではない、と以前からこのブログで申し上げていますが、自由度が高いのに何故こんなにどの会社のEVも
似たり寄ったりになってしまうのか、
甚だ疑問です。モーターのチューニングや、制御、レイアウトなどなど、個性を出すポイントはいくらでもあるでしょうに。アバルト500eのように、6000時間かけて作ったサウンドエンハンサーも一つの「個性」には違いありませんが、個人的には少々
ピントがずれているように感じます。加えて、
デザインの自由度の高さもあまり活かされているように感じません。500の場合、バッテリーを積む関係上スペース上の制約もあったのかもしれませんが、敢えてガソリン版と瓜二つの見た目にしても良かったのでは?と思います。あとは航続距離。ディーラーから自宅まで往復30㎞ほどで残量が
100%→84%に減ったのは萎えました。これではおちおち遠出も出来ません。
まだまだ過渡期なのかな・・という印象でした。

Posted at 2024/01/25 15:44:20 | |
試乗記 | クルマ