
昨日は大雪で
関東地方は大変でした。私も久々に自宅周りと職場の雪かきをする羽目になり、腰は痛くなるは腕は痛くなるは・・。慣れもあるとはいえ、雪国の方は本当に大変だと思います。歳を取ったら
雪が降らない地方への移住も真剣に考えないといけないかもしれません・・。まあ地球温暖化で、もしかしたら数年後には関東地方で大雪、ということもなくなるのかもしれませんが。
さて、ゴルフ8Rからアバルトに乗り換えて早1.5か月が経過しようとしています。昨日は車高調のせいでせっかく購入したスノーソックを装着出来ない、という
憂き目に遭いましたが、普段使いに於いてアバルトに対する不満はまったくございません。不満が無いどころか、自分好みにチューニングしたのもあって、日々すこぶる
愉しく乗っております♪愛車レビューでも言及していますが、アバルトの魅力はとにかく街乗りでも掛け値なしに愉しいこと、コレに尽きます。最新のクルマと比べると限界が低いので、すぐに
トルクステアも出ますし、とにかく「自分で操っている感」が凄くあるのですね。BMW MINIも似たようなフィーリング(俗に言うゴーカートフィーリング)ですが、それよりも更に
じゃじゃ馬っぽさが際立っています。ラテンのクルマはやっぱりこの辺の作り方がが上手だと思います^^。
昨今のスポーツカーや、それに準ずるスポーツハッチは本当に良く出来ています。シャシー性能が物凄く良くなっていて、電子制御も更に輪をかけて良くなっているので、一般道で運転をしている分には多少飛ばしたって馬脚を出すことはまずありません。よく、新車レビューでヒョウロンカの先生方が挙動についてあーだこーだ
ご高説を述べておられますが、そもそも限界よりも遥かに低い領域でアンダーやらオーバーやら出るハズもありません。どんなふうに乗っても、何事も起きない、
フラットライドそのもの。サーキットのような特殊な環境で初めて限界域の挙動を垣間見る事はあるでしょうが、公道では「どのクルマも限界が高過ぎて差は無い」というのが正解という気がします。そういう意味でアバルトは年次改良はもちろんされているものの、基本設計は2008年に遡るので、よく悪くも限界が低く
プリミティブな乗り味です。
しかし、その限界の低さ故に、逆に操る歓びが増すという
パラドックスが生じています。今となっては(特にFF車では)このようなじゃじゃ馬的なクルマは稀有です。MRやFRに対象を広げてもなかなかこういうクルマはありません。そして、やはり
MTで駆るのがまた良いのだと思います(MTAを否定するつもりはありませんが、自分で乗るなら断然MTです)。そして古典的なターボラグを見越したアクセルワークを強いられるのも
また一興というワケです。やはりクルマを趣味として楽しむのであれば、
操る歓びというモノは何にも代えがたいと思います。私はまだアバルトEVには試乗していませんが、こうした愉しさは果たして受け継がれているのか?エンジン版アバルトの新車が終焉を迎えつつある今、こうした古典的なクルマが作られる事はもうないのかもしれない、という
一抹の寂しさを感じつつ日々ハンドルを握っています。
Posted at 2024/02/06 13:30:26 | |
アバルト | クルマ