
992.2の発表から一夜明けました。興奮冷めやらぬ中、早くも
次の疑問が沸いて来ました。それはつまり
992.2でもMTは存続するのか、という点です。ベースの素カレラは従来の3.0LツインターボICEを踏襲していますが、MTの搭載は見送られました。そして新型GTSは電動ターボ機構がPDKと一体化しているため、そもそもMTは搭載出来ません。
コスト的な問題なのか、マーケティング戦略上の問題なのか、排ガス規制の問題なのか分かりませんが、「現時点ではMTは搭載しない」という決断をポルシェは下したということになります。本日ディーラー営業から連絡があり、どうやら
次に発表されるSもハイブリッドになるとのこと。新型GTSは400vのハイブリッドですが、Sが同じシステムの
デチューン版になるのか(たとえば排気量を3.6Lから3.0~3.4Lに落とす)、あるいは
別の48vシステム(マイルドハイブリッド)を採用するのかは現時点では不明です。ただし、恐らくボルグワーナーの
eTurbo™は共有でしょうから、そうなるとGTS同様
8速PDK(そう、992.2からPDKが7速→8速へと多段化しました)という選択しかなくなります。技術的にはベースの3.0LツインターボICEにMT搭載は可能ですから、唯一カレラ系でMTが生き残る道があるすると、それは
992.2カレラTということになるかと思います。
しかしながら、S以上の全モデルがPDKとなる中、わざわざMT用のプロダクションラインを残すかな・・という
疑念が残ります。GT3のような少量生産モデルであれば何とかなるかもしれませんが、年間相当台数が予想される通常プロダクションモデルについてはポルシェは
効率化を推し進めたいハズです。今回タイカンやマカンEVで見られるようなエンジンスタートボタン、液晶インストゥルメントパネルに意匠変更したのもこうした
効率化の一環でしょう。となると、或はカレラTは
ディスコンとなり、カレラ系からMTが消滅するシナリオも残念ながら否定は出来ません。一方で、ポルシェのマーケティングは、
MT需要があることは重々承知のハズ。ボクスター、ケイマンがEVになる中、GT3のようなハイエンドモデル以外の
MT需要の受け皿となるモデルが存在しなくなる、というのはビジネスモデルとしてはどうなのか??という
逆の疑問も沸いて来ます。
・・個人的には992.2を購入するシナリオは非常にシンプルになりました。それは
①992.2カレラTがMTで登場した場合、或は
②MTを搭載する新たなグレード(GT3系を除く)が投入された場合です。私がここ最近見ている海外ソース(
Rennlist-ほぼ事前情報は的中しています)には、新型ターボはノン・ハイブリッドでRR、MT選択が可能になる、という情報が出ています。ターボSは逆に、GTSの更なるハイパフォーマンスバージョンでAWD+PDK確定。この情報がもし本当なら、RRのターボなんて、空冷以来となりますのでびっくり仰天ですが、(金額を除けば)かなり
魅力的なモデルになりそうです^^。でも速さを取るか、軽さを取るかという選択であれば私は軽さを取りたいので、何とか
シンプル&軽量かつRR+MTが選択可能なモデルを具現化してもらいたいと思います。もしこのようなモデルが992.2で出ないようなら・・992.1カレラTとは
長いお付き合いになりそうです♪
Posted at 2024/05/29 13:43:49 | |
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