• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

black frogのブログ一覧

2025年02月08日 イイね!

オーナーにしか分からない911の魅力③(内外装編)

オーナーにしか分からない911の魅力③(内外装編)ポルシェフリークの皆様、こんにちは。本日は大人気シリーズ(?)の第3弾をお送りしたいと思います^^。今年でポルシェ911生誕52年となりますが、50年以上もキープコンセプトしているモデルというのも、世界広しと言えど911だけではないでしょうか?「平べったいビートル」と揶揄されながら、進化し、連綿と続いてきた911の内外装について語りたいと思います。

911の起源はポルシェ初の量販スポーツカーとなる356であることはフリークの皆さんなら当然ご存じの事でしょう。さらにその祖先はポルシェ博士が「国民車」として世に放ったビートルですから、911が「平べったいビートル」に見えるのもごく自然なことです。911というモデルは、RR+4座というレイアウトを50年以上も続けています。デザインも、正に機能がそのまま形となって表れており、911はこのスタイリング以外では存在しえません。すなわち、短いホイールベース、リアオーバーハングにエンジンを積むファストバックスタイルのクーペといういで立ち。昨年登場したAMG GTクーペも非常に似たデザインですが、あちらは必然ではなく、マーケティング主体のモノ。成り立ちからしてまったく異なります。故に911のデザインは唯一無二であり、それは初代901から現行の992.2に至るまでまったく変わっていません。確かに、サイズはずいぶんと立派になりましたが、それでも誰がどう見ても911は911にしか見えないのが911最大の魅力だと思います。

内装に目を移すと、こちらもほぼキープコンプトで来ていることが分かります。歴代911の内装を見てみると、これは一目瞭然です!



















基本的には、水平基調のダッシュボードと、5連メーター、シンプルな機能美というデザインランゲージでまとめられています。一時期(996~991)視認性確保のため、メーターがオーバーラップするデザインが採用されましたが、992から原点回帰しました。992からポルシェに入った方は「端のメーターが見えないじゃん」と思われるかもしれませんが、911は空冷時代から「ずっとそう」ですw。内装の質感に関しては、997前期型くらいまではザ・男の仕事場という殺風景にも思える雰囲気でしたが、991からは良くも悪くも他車種とのパーツ共有が進みました。991に代替わりした時にはパナメーラと同じような内装にがっかりしたことを覚えています。センターコンソール周りがボタンだらけでごちゃついた感じになりましたが、992からはタッチパネルが増えたことにより、往年のすっきり感が戻ってきました。ルマン式スタートに端を発する、ステアリングカラムの左のキーをひねる所作は残念ながら992.2からはプッシュボタン式へと変更になってしまい、ヘリテージがまた一つ消えました。

911の内装はいつの時代も無機質でしたし、空冷時代はエルゴノミクスを無視したような謎のスイッチ配置も存在しました。964に乗ってた頃は、え?なんでこんなところにコレがあるの??という事が多々ありましたw。当時のヴァイザッハのエンジニアは相当無頓着だったことが伺えます。一方、最新世代の992はさすが現代の車だけあって、かゆいところに手が届くくらいインターフェイスが洗練されています。スイッチとパネルの配分も絶妙で、これは他車の追随を許さないレベル。個人的には992の内装は911の進化過程における究極完成形だと思っています。機能性そこはかとない高級感(それでいて華美ではない)のバランスが素晴らしい!スポーツカーの内装とはこうあるべし、という見本のような形となっています。992.2型にはまだ個人的には触れられていませんが、イグニッションスイッチと液晶タコメーター以外は992.1と共通ですから、ノスタルジーに浸ることが無い人ににとっては、同様に完成度が高いと感じる事でしょう。次世代994が過度なデジタル化(=逆に使い勝手が悪い)方向に振れないことを祈るのみです。

ポルシェ911は「高価な高性能車」であって、「いわゆる高級車」ではありません。故に、内装が質素だの、価格相応の高級感が薄いだのはナンセンスな批判と言えます。それに、本当に内装にお金をかけたければテクイップメントで青天井にお金を掛けることが出来ますし、そうすれば相応の高級感を醸すことも可能です(それでもフェラーリやメルセデスベンツ、アストンマーティンには及びませんが)。要は、何をクルマに求めるか、ですからね。少々残念に思うのは、モデルに依って、選べる内装が限られること。カレラTが良い例ですが、非常に内装系テクイップメントの選択肢が少ないです。素カレラ系の方がよほど自由度があります。まあこれも、そもそもカレラTというモデルの性質(軽量、シンプルなカレラ)を考えれば、仕方のないところかもしれませんが・・。個人的には992カレラ/カレラSでMTが選べたのならいう事は無かったのですが、ここでタラレバを言っても始まりませんので、ね。いかがでしたでしょうか?ポルシェ911の内外装について、皆さんはどう思われますか??
Posted at 2025/02/08 15:30:56 | コメント(0) | ポルシェ全般 | クルマ

プロフィール

「こんな本を買っちゃいました‼️8800円もする大型本ですが、ボクスター/ケイマンのコンセプトモデル〜最新モデルのスタイルエディションまで網羅されており、正にICE版ミドシップポルシェのバイブルとなりそうです🤩。わずか1000冊の限定出版みたいなので、欲しい方はお早めに♪」
何シテル?   08/04 07:57
趣味車:992.1カレラT(2023年式左MT) アシ車:GR86“リッジグリーンリミテッド”(2024年式右MT) ファミリーカー:カイエンGTS(2024...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/2 >>

      1
2345 67 8
9101112131415
161718 19202122
2324 25262728 

リンク・クリップ

TRD GRトランクスポイラー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/31 20:11:29
GR86 RZ 純正アルミペダル&アクセルオフセットスペーサー取付 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/10 20:57:12
ST•GARAGE AXCENT スエード調シフトブーツ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/27 20:45:28

愛車一覧

トヨタ GR86 箱根エディション (トヨタ GR86)
GR86のD型、RZベースの国内200台限定車で、私にとってはン十年ぶりの国産車になりま ...
ポルシェ 911 ポルシェ 911
2022年10月21日 オーダー 2023年5月5日 生産枠確定 2023年5月8日 仕 ...
ポルシェ カイエン ポルシェ カイエン
MY2025新型カイエンGTSです 2024年5月3日オーダー 2024年6月生産枠確 ...
ポルシェ 911 黒蛙2号 (ポルシェ 911)
最終年式の996C4Sハイパフォーマンスエディションです! 人生で3台目のType 9 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation