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2025年07月03日 イイね!

ブラピ『F1』観て来た感想

ブラピ『F1』観て来た感想クルマ好き、モータースポーツ好きにとっては大注目!のブラッド・ピット(61)主演の最新作映画、『F1』を観てきました!多少のネタバレを含みますので、まだ観ていない方はご了承ください。さて、映画の舞台ですが、正に現在のF1シーンで作中にも実在のコンストラクター、現役F1ドライバーが実名登場します。さすがはFIA共同制作の映画です!後ほどまた詳しく述べますが、これはF1の巨大プロモーション映画なんだと思いました!

『トップガン・マーベリック』の製作チーム(監督:ジョセフ・コシンスキー、プロデューサー:ジェリー・ブラッカイマー)が本作品の製作を担当したことでも話題となっておりますが、全体的にはクルマ好き、モーターレース好きなら観て損の無い内容になっているのではないか、と思います。ブラピのネームバリューに目が行きがちですが、若手俳優の起用やわき役の活躍も評価ポイントで、作品全体が物語として観やすいものになっているように感じました。俳優自身がハンドルを握るシーンも多く、正に手に汗を握るモータースポーツのアクションシーンはこの映画最大の見せ場でした。個人的にはチーム内の車両作成担当エンジニアの女性(バツイチ)とブラピの色恋はこの作品にとっては不要で、むしろ若手ドライバーとの交流や葛藤をもっと深堀した方が作品としての深みが増したのではないか、と思います。監督、プロデューサーともにロマンスシーンをぶっこまないと気が済まない世代ではないでしょうに、御年61歳のブラピ様のご意向なのでしょうか?w

さてあらすじですが、第一線を退いて30年経つ伝説のドライバーを、負けがこんで身売りの危機に瀕している架空のF1コンストラクターを主催する旧友が大抜擢、若手ドライバーとチームを組みF1の頂点を目指すという物語。設定自体もありきたりですし、大ベテラン(老害)と若手(典型的なZ世代の若者)という組み合わせも『トップガン・マーベリック』とまったく一緒…ベタですよねw。まあそこから色々あって、最終的にはブラピがF1最終戦、アブダビGPで激走の末優勝し、F1シーンを去っていく、という内容です。まず、61歳でF1レーサーという設定に違和感。まあ作中ではブラピの年齢への言及はありませんが、若手ドライバーが「80歳くらいじゃね?」と言っているあたり、かなりのジジイであることは間違いありません。過去にセナやプロストとレースをしていた(そこで大事故に遭い、F1のシーンから去ることになる)ようですので、実年齢に近い設定ということで間違いなさそうです。

そして、スカウトされる直前、デイトナ24時間レースでポルシェを駆って優勝するのですが(個人的にはこの冒頭のポルシェとBMWのバトルだけで胸熱でした)、デイトナはFIAスーパーポイント対象外のレースです。ですので、そのような流浪のドライバーがいきなり世界最高峰のF1レースに参戦する、というのはレギュレーション上あり得ません!F1を主催するFIAが共同制作していながら、この矛盾を看過したのはある意味ご都合主義を通り越して開き直りに見えます。そして、作中で登場するマシンは当初ブラピにも若手ドライバーにもshit box(=クソマシーン)と酷評されるのですが、後にブラピとロマンス関係になる女性開発者が何やら空力パーツをちょこちょこっと着けるとマシンが生まれ変わったように激速に変身するんですよ。いやいやいや、さすがにそんな魔法のようなパーツ、存在しないでしょ、とw。あと、作中でのチーム同士、ドライバー同士の駆け引きを会場アナウンスの実況が解説しまくるんですが、これが思わず笑ってしまうほど過剰で。モータースポーツの知識がないファンに分かりやすく、という事なんでしょうけど^^;。

他にも色々とアラは多いですし、突っ込みどころ満載なんですが、とにかく映像が圧巻なのと、音楽が秀逸なので、F1という真剣勝負の舞台でありながらどこか華やかでパリピな雰囲気の映画に仕上がっているんですね。もっと全然シリアスな内容にもできたと思うのですが、エンタメ要素がかなり強めです。リアリティを追及するモータースポーツファンには消化不良な内容だと思いますが、個人的にはモータースポーツファン以外も対象とした大衆娯楽映画としてはアリだと思います。冒頭でも述べた通り、FIAがF1のために作った170分の巨大プロモーションビデオという印象を受けました。ですので、あまり過剰な期待を抱かず、肩の力を抜いて2025年でしか作れない映像美を堪能する気持ちで観ればかなり満足度は高いのではないか、と思います。個人的には作中から久々にサーキットを走りたくなりましたし、帰りのクルマの中ではエド・シーランのエンディングテーマを聞きながらアドレナリンが出てついいつもより速度が出てしまったのでした^ - ^。久々の本格的なモータースポーツを題材とした映画ですので、まだ観てない方はぜひ劇場へ♪

総評 7.8点/10点満点

Posted at 2025/07/03 14:59:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | クルマ

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「こんな本を買っちゃいました‼️8800円もする大型本ですが、ボクスター/ケイマンのコンセプトモデル〜最新モデルのスタイルエディションまで網羅されており、正にICE版ミドシップポルシェのバイブルとなりそうです🤩。わずか1000冊の限定出版みたいなので、欲しい方はお早めに♪」
何シテル?   08/04 07:57
趣味車:992.1カレラT(2023年式左MT) アシ車:GR86“リッジグリーンリミテッド”(2024年式右MT) ファミリーカー:カイエンGTS(2024...
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