
昨日22時に、告知通り
新型911ターボS/ターボSカブリオレが発表となりました。事前の予想通りの内容で、711㎰を発生するT-HEVモデル(モディファイされたGTSのモーターを2基搭載)で、トランスミッションはPDKのみ、0-100㎞/h加速は2.5秒、ニュル北コースのタイムは先代よりも13秒短縮されて、
7分3秒と公表されています。
机上のスペックを見れば、確かに
パフォーマンスは向上していますし、ポルシェ911のフラッグシップモデルの名に恥じないモノに仕上がっているように感じます。一方、
価格も大幅にアップしており、PHEV勢のライバル(296やテメラリオやアルトゥーラ)と比べると
スペック的に見劣りするのも事実です。カーコンフィギュレーターやってみましたが、概ね3800万円くらい、乗り出し価格は
4000万円超えそうです。この価格帯になると認定中古車も含めれば大変多くの選択肢があります。
何が何でも新型のターボSに乗りたい!という方がどれほどいらっしゃるのでしょうか・・。ターボSがハイブリッド化された事で、むしろ前期型の純ICEのターボSの価値が上がるのではないか、と個人的には思います。余計なお世話かもしれませんが、老婆心ながら、すでに前期型をお持ちの方は長く乗られた方が良い気がします。
昨晩、眠い目を擦りながらオフィシャル動画を2回観ましたが、わざわざハリウッド俳優の
パトリック・デンプシー氏を起用していました。私の記憶にある限り、新車紹介に「役者」を起用したのは初めてのことだと思います。最後にメイキングシーンがちょっとだけ流れるのですが、その後に動画をもう一度観てみると色々
嘘くさく見えてしまいましたw。デンプシー氏はレーサーとしても活躍中なので、一般人よりはかなりスキルを持っているハズですが、それでも動画中
結構なアンダーを出していて、クルマをコントロールするのに苦労している印象がありました。電子制御がどれだけ付いていようが、
クルマの素性(=車重1725kgオーバー)は隠せないですからね。音も個人的には
萎え要素でした。海外のフォーラムでは「ダ〇ソンかと思った」と酷評されていますね。私は個人的にはそこまで酷くはないと思いましたが。
まあ「この方向性」になる事は出る前からある程度予想出来ました。992.3GT3発表の時も思いましたが、とにかく今のヴァイザッハは様々な規制で雁字搦めとなり、
煮詰まっている感がハンパないです。過去最高にパワフルな911のロードカーと銘打ってますが、パワーだけならEVに太刀打ち出来ないワケで。そこに
エモーションや、
官能性能がどれだけ宿っているか、が重要だと私は思います。
殊更に数字を並べる時は、ポルシェに自信が無い時だと私は思っているのですが、ひねくれすぎでしょうか?992.1ターボS登場時、ニュルのラップタイムなんて公表してましたっけ?という。ハリウッド俳優まで担ぎ出さないと商品の魅力を伝えられないようでは厳しいように思います。さて、残るは素のターボとGT2RSですね。この辺もコケるようだと、次期994にも
暗雲が立ち込めて来そうです。皆さんはどのように受け取んられましたか?
Posted at 2025/09/08 13:30:12 | |
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