
アバルト695エッセエッセからGR86に乗り換えて約半年が経過しました。毎日の通勤や日々の用事、子どもの送り迎えやちょっとした遠出にも活躍してくれています。半年経ったところで、GR86の良かったところ、そうでもなかったところについて忘備録も兼ねてブログアップさせていただきたいと思います。先日12Rに触れた事で、よりGR86の良い点、悪い点がクリアになったようにも感じています。
さて、まずは良かったところから。やっぱり「走りが良い」、これに尽きます^^。FRですので、
ハンドリングは素直ですし、フラット4エンジンですので
低重心かつフロントミドシップ的なレイアウトなため
回頭性は極めて良いです。電動パワステにしてはロードインフォメーションも豊富です。一方ザックス製の足回りは場面によっては硬さや突き上げがあり、12Rのようなしなやかさには届きません。動力性能については、極低速域ではNAエンジンということもありやや
もたつく感もありますが、中速域以降は極めて
リニアなトルクカーブです(裏を返せばターボエンジンのようなドラマ性はありません)。トランスミッションは6MTですが、2速が
ややローギアード過ぎるきらいはありますが、まずまずの出来栄えです。シフトストロークはやや冗長でしたが、純正ショートシフターを入れたら改善しました。ブレーキは車体が軽いため、ブレンボブレーキの性能と相まって制動性能は十分過ぎますし、タッチも悪くありません。内装についてはこの価格帯の車両としては随一の出来栄えで、手に触れるパーツの質感は
なかなかのモノです。同じトヨタでも、ヤリスやカローラとは
雲泥の差があります。
ついで悪かったところ。GR86は高回転域になるにつれ振動が大きくなるとともに決してフリクションの少ないタイプのエンジン・駆動系ではないため、音やドラマ性も含め
胸のすくような回転フィールではありません。一言で言ってBMWやポルシェと比べると
駆動抵抗が大きい印象を受けます。低~中回転域ではそれほど気になりませんが、5000回転を超えると、
壊れるんじゃないか??という不安感が首を擡げます(実際にはそんなことは無いのでしょうが)。実用性という点では4人乗れて荷物も積めるので、完全な2シーターに比べればかなり良いと思いますが、後席は思っていたよりは狭く、992カレラと同等かやや狭いレベルです。子供や小柄な女性であっても
長時間の移動は少し苦痛かもしれません。トランクは前後方向にはかなりスペースがありますが、天地方向は限られるので少々嵩の有るモノは積めません。この辺は
割り切りが必要です。純正スピーカーはかなりショボく、私はBeat Sonic社のTOON Xを入れて、何とか聞けるレベルにはなりました。運転席の形状、座り心地ともに良く、GR86ではアバルトで経験したような腰痛にはなった事がありません。
で・・一番のネガはやはり燃費ですね。再三述べてますが、相変わらず私のGR86の燃費は
6.3L/kmと、V8ターボのカイエン並みです(苦笑)。確かに、私の場合は職場と自宅の距離が近く、
ストップ&ゴーが多いので燃費は悪くなりがちなのはわかりますが、それでもここまで悪くなる??という感じです。取り急ぎO2センサーの異常とかだと嫌なので、明日ディーラーでOBD診断してもらうため、入庫の予定です。これで燃費の問題が解消すれば良いのですが、さてどうなりますやら・・。とまあ、ここまで良かった点、悪かった点を列挙して来ましたが全体的に見て
非常にコスパに優れる優良なコンパクトスポーツカーであることは間違いありません。私の個体はリッジグリーンという限定車で
特別感もありますしね♪現在はスバルとのコラボで作られているGR86ですが、次期型は
マツダとの共同制作になるという噂もあります。さすがにハイブリッドということにはならないでしょうが、水平対向エンジンは現世代で最後と思われます。トヨタが鋭意開発中と噂される直4ユニットが搭載される公算が高そうですが、実際にどうなるかが判明するのは
2026年後半になりそうです。
Posted at 2025/10/08 13:36:02 | |
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