
私は予てより、スポーツカーはどんなにハイパワー車であっても、車重は
1500kg以下が理想と考えています。そういう意味で、M2CSは車重の面で
少々不安ではあります。一つ不可解なのが、ベースモデルのコンぺに対し、軽量カーボンパーツなどを多用しているにも関わらず、
車重の公表値が一緒である、という点です。この点について、YouTubeで興味深い検証動画を発見したので、共有します。
Harry’s Garageというチャンネルですが、こちらは英国人のエンスー(私が知る限り、プロのジャーナリストの方では無さそうです)が運営しているチャンネルで様々な視点からクルマを評論していて、結構参考になります。同チャンネル内で、Harry氏は、メーカーの公表値とは違ってM2CSは
もっと軽いハズ、という仮説を立てています。個人的には非常に説得力のある内容で、以下がその根拠です:ー
・鍛造ホイール -20kg
・カーボンルーフ -10kg
・カーボンインテリア+収容スペース除去 -2.6kg
・カーボンボンネット -11kg
・セラミックブレーキ -22kg
合計:65.6kg
ちなみにDCT車とMT車でも25kgほど差があるようですので、上記仕様のMT車がM2(F87)で最軽量となるハズです。よって、仕様から読み取れる1610kg-66kgで、実際の車重は1544kgとなっているハズですが、Harry氏の動画によれば実際に測定したところ燃料タンクは半分入った状態で何と
1429kgだったというのです。流石にこれはちょっと・・^^;という気もしますが、それでも公表値よりは
大分軽いのではないか、と推察します。実際に測定されたオーナーさんがいらっしゃればぜひ情報共有していただきたいところです♪
実際、M2CSのレビュー動画は日本国内では限られますが、海外からは結構上がっており、レビュワーは皆口をそろえて「コンペと比べて大分軽く感じる」と評しています。実際の重量もさることながら、ボンネット、ルーフで約20kg(重心高の低減)、ホイール、ブレーキで約42kg(バネ下重量の低減)、というのが
かなり効いているのではないか、と思います。一方で、Harman Kardonの12スピーカーが標準で付いていたり、スポーツ電動シートが標準で付いていたり、軽くしたいのか、そうでもないのかイマイチ分からない所もありますw。
いずれにせよ、車重がどんどん増加傾向にあり、最新のMモデルなんか1700kg台、下手すると1800kg台の大台に届くことを考えると
十分軽い部類であることに間違いはありません。そういう意味ではやはりM2CS(「Competition Sport」(コンペティション・スポーツ))はM3CSL「Coupé」(クーペ)、「Sport」(スポーツ)、「Lightweight」(ライトウェイト))の
正統な後継者ということで間違い無いかと思います。ちなみに車検証上の値は「実測値」ではありませんので、納車後機会があればどこかのタイミングで実際の車重を測ってみたいです♪
Posted at 2025/10/14 13:33:27 | |
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