• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

black frogのブログ一覧

2023年02月20日 イイね!

アルファロメオ・トナーレ試乗(短評)

アルファロメオ・トナーレ試乗(短評)というわけで、さっそくトナーレの試乗に行って来ました!私の知る限り、みんカラで3番目に早いレビューとなりますw。記事を書く時間がいつもより少なかったため、今回は表題を「短評」とさせていただきました。元アルファ乗りとしての期待が高かった分、少々辛口のレビューとなってしまいましたが、トナーレはまだ出たばかりのモデルで、これから年次改良を経てどんどん良くなって行くものと期待しております♪

アルファロメオの新型小型SUVとなるトナーレ。この小型SUVというジャンルは国産車でも大人気のジャンルで、各メーカーこぞってモデルを投入してきています。個人的にはニーズがはあるのは分かりますが、正直自分が乗るとなるとあまり食指が動かないジャンルです。強いて言うなら妻のアシ車として、というところですが、今所有しているA4オールロードがかなり出来の良いクロスオーバーモデルなので、これを超えるのは容易ではありません。という視点も踏まえ、昨日は試乗をして来ました。ちなみにグレードはベーシックなTI、初回限定モデルのエディツィオーネ・スペチアーレ、そして新たに投入されたヴェローチェという3モデル展開。イメージカラーでもあるモントリオールグリーンはスペチアーレ限定色なので、レギュラーモデルでは現在選択出来ません。





パワートレーンは各モデル共通で、160㎰のガソリンエンジン+20㎰のモーターでシステム合計180㎰のマイルドハイブリッドシステムとなっています。欧州の厳しい排ガス規制を考えると、今後はこの手のシステムが各メーカー主流になると思われます。今秋にはもっとパワーのあるPHEV版(本国では発売済)が追加投入される予定なので、個人的にはそちらが本命となります。さて見た目ですが、サイドから見ると驚くほど過去に所有していたステルヴィオに似ていました。でも一回り小さいw。フロントマスクとリアのデザインはまったく違いますが、やはりフロントの3連ライトが往年のアルファを思わせるシャープなデザインでカッコ良いと思いました。今後MCを経て、ステルヴィオもジュリアもこの「トナーレ顔」になるのかな??



展示車はイメージカラーのモントリオールグリーンでしたが、試乗車はアルファレッドでした(こちらはちょっとイマイチ)。で乗り込んでまず最初に気付いたのが内装の安っぽさ^^;。ステルヴィオもジュリアも、樹脂パーツは多めながらも「安っぽい」と感じたことはなく、上位モデルとの意図的な差別化なのか、はたまた単なるコストダウンなのか・・。グローブボックスや、アームレストリッドなどの樹脂部品が悉くチープで、国産軽自動車並みのクオリティなのは元アルファ乗りとしてはかなり萎えました。同様に、ペダルやスイッチ、ステアリングなどの操作系も全体的に操作感が軽く、やはりチープな印象。アルファってこの辺の作り込みがもう少し上手かったような・・。写真映えはするので、上手いと言えば、上手いのかもしれませんが。





で、乗り出してみると、エンジンの回転上昇と加速感がイコールではない。D.N.Aモードを一番元気なDynamicモードにしてもあまり印象は変わらず・・結構モサっとしたエンジンです。過去に乗っていたステルヴィオディーゼルは踏んだ瞬間から怒涛のトルクがあり、ディーゼルながらスポーティな乗り味だったのとは対照的です(比べる方が酷なのかもしれませんが)。まあこのモデルはエコに振った仕様なので、燃費重視なのかもしれませんが、サウンド含めドライブトレーンはまったく惹かれませんでした。で、それよりもっと気になったのがステアリングフィール。これがここ最近乗ったクルマの中では極悪の部類。ロードインフォメーションが希薄な上に、応答性が悪く、かつ修正舵角が常に必要という。雲の上を走っているような感覚でした(これはステルヴィオでもジュリアでも見られなかった事です)。



一方、褒められる点は2つ。まずこのコンパクトな車体(全長4530mm)に対し、十分な後席スペーストランク積載性が担保されている点。このくらいのスペースがあれば、ファミリーカーとしても十分通用します(ゴルフバッグをそのまま積めるかと言われれば積めません)。2点目はインフォテインメントシステムの改良(従来モデル比)。ステルヴィオはそもそもナビがありませんでしたが、これがマイチェンでオランダだかどこかの訳のわからないナビが入って、これが大不評でした。それが、トナーレからはアイシン製となり、なんと360度アランドビューモニターまで追加で搭載されました。これはかなり良いアップグレード!ぜひステルヴィオ、ジュリアにも搭載してもらいたいと思います。





結論的には、まだ出たばかりのモデルということで細部の煮詰めが甘いのと、価格の割にチープさが目立つ点が気になりました。この辺は年次改良と、今後投入される上位グレード(PHEV)に期待したいところです。個人的にはエンジンがもうちょっとアルファらしく元気な物になり、内装がブラッシュアップされるのであれば、妻の足車候補には挙げて良いと思いました。ただ、モントリオールグリーンがスペチアーレ専用色ということですので、今後ヴェローチェにもレギュラーカラーとして選択出来るようにならないと、ちょっと購買意欲湧かないかもしれません。トナーレはグリーンが間違いなく一番似合うと思いました♪
Posted at 2023/02/20 14:31:43 | コメント(3) | 試乗記 | クルマ
2023年02月14日 イイね!

速報!G63がついに受注停止!!

速報!G63がついに受注停止!!先日SL43を試乗させていただいたディーラーの担当氏からこっそり連絡があり、本日を以てついにG63の受注が停止になった、ということです。G400dはすでに数年前から限定モデルを除き、新規オーダーが出来ない状況が続いていましたが、ついにG63も新規発注が出来なくなりました。何でも、現在800人がウェイティングリストに載っており、最後尾の方だと6年待ちとか(汗)。

そもそも6年後にG63が作られているかどうか怪しいですよね。減産が決まっている上に、すでにEQG(EV版Gクラス)が2024年モデルから投入されることは決まっており、日本国内にも入って来るようですので、徐々にエンジンモデル(ディーゼルも、ガソリンも)はフェードアウトする方向なのかもしれません(日本に於けるGクラスの割り当ては減るようです)。AMGモデルについては、レギュラーモデルと違って需要がある限りエンジン車を作る、と本国メルセデスベンツは表向きにはアナウンスしているようですが、比率で言えばEVをどんどん増やして行きたいというのが本音でしょう。2025年施行のEuro7排ガス規制もすでに決まっていますし、いつまでも今のような比率でガソリン車(ディーゼル車)を作り続けるワケにはいかない台所事情があります。

私は昨年G63を正式サインした時点で、次のGの仮発注をしていますが、こうなると納期がいつになるか見当もつきません。4年後か、5年後か。いずれにしても唯一不満の種となっている旧態依然としたインフォテインメントシステムが今年の後半には刷新されるようなので、それ以降の割り当てになることは間違いありません。となると、最後のICE(この文言に私はとても弱いw)版G63となる可能性も十分あります。とまあ新車の注文は出来なくなったG63ですが、中古車市場に目をやるとカーセンサー調べで現行G63が221台も売りに出ています。一見在庫がダブついているようにも見えますが、受注停止の事実が広まるとあっという間に売れてしまう可能性もあります(要は、もうウェイティングに乗れないことが分かった方が殺到する可能性があるワケですね)。

すでに高年式のG63はプレ値となっていますが、これから益々プレ値になる可能性もあり、欲しいと思っている方はちょっと急いだ方が良いかもしれません。個人的には現行G63を十分堪能したら、次はEV版にもちょっと乗ってみたい気もしますが、如何せん296が電源付きガレージを占拠する予定ですので、今の所縁は薄そうです。いずれにしましても、G63はファミリーカーではありますが、唯一無二の存在感があり、今まで所有してきたクルマの中でも1、2を争う所有欲を満たしてくれる素晴らしいクルマなので、現行モデルを出来るだけ長く乗りたいと考えています。ただ、もし後期型に乗り換えるのであればマットブラックは選ばないかも^^;。見た目は抜群にカッコイイのですが、何せ塗装の維持管理が大変なんですよね(嘆)。
Posted at 2023/02/14 14:28:29 | コメント(3) | G63AMG | クルマ
2023年02月03日 イイね!

それでも911=NAが良いのか?

それでも911=NAが良いのか?992のマイナーチェンジ情報が錯そうしています。一説に拠れば数カ月以内に正式アナウンスがあり、最初はICEとマイルドハイブリッドが併売になる、とか。はたまた別の一説に拠れば、前期型バックオーダーがまったく捌き切れていないため、992.2は当初の予定から6か月~1年先送りになり、当面現行992.1のみ販売を続け、途中からマイルドハイブリッドを追加投する、とか。

まあ所説ありますが、992後期型について最大の注目ポイントは➀カレラ系でNAエンジンが復活するのか、➁ハイブリッドモデルが追加になるのか、の2点に尽きるように思います。で、結論から言うと私は現時点でカレラ系NAモデルの復活にはかなり懐疑的です。と言いますのも、基本的に今後欧州排ガス規制が厳しくなることはあっても、緩くなることは無く、いわばNAはすでに絶滅が運命づけられた技術だからです。メーカーというものは未来に向けて開発なり、投資なりをしていくのが普通なので、時代に逆行することはユーザーサイドの幻想であるように思います。911に限らず、ポルシェ全モデルのハイブリッド化、そして最終的にはEV化は規定路線だと思ってまず間違い無いと思います。

で、そもそも何故皆それほどNAが良いのでしょうか?確かに、ターボラグがあったり、高回転化が技術的に難しかった時代(もう10年以上も前の話です)はNAの良さが光っていました。カミソリのようなレスポンスや高回転までのふけ上がり、またリニアなパワー特性もサーキット派のような本気で走る人にとっては大きな魅力でした。しかし、ターボ技術もここ10年ほどで飛躍的に向上しており、ドッカンターボなんてとっくの昔に死語ですし、PDKとの相性もあってラグ?何それ?という状況です。とにかくレスポンスが良く、低回転からのトルクの立ち上がりは凄まじいです。パワーも高回転まで綺麗に出ています。

実際、データを見て見ましょう。これは海外のフォーラムでは有名なグラフですが、991.1と991.2のエンジン出力特性を比較した物になります。991.1はトルクカーブ、パワーカーブともに非常に緩やかで、トルクについては常用域でのもっさり感が目立ちます。実際、991前期型までの911はRRなのでトラクション性能こそ高いですが、実際に体感的な速さはそれほど感じません。一方で、991.2のグラフを見ると、違いは一目瞭然、2000回転以下でピークトルクを発生し、パワーカーブもとてもターボとは思えないほどフラットでリニアです。逆にパワーカーブに盛り上がりが無さ過ぎて、つまらないと感じる人が居るのも頷けます。



一方、下のグラフは992.1カレラSのグラフですが、991.2とほぼ同じような印象です。8000回転オーバーまで回るGT3ユニットとは明確に味付けが異なりますが、ストリートメインで乗る分にはまったく過不足ありません(というか、公道で7000回転以上回す場面ってありますか?)。たしかにトップエンドではやや頭打ち感が出てしまいますが、そもそもそこまで使い切る事はほぼ不可能と思われます。むしろ低回転域のトルク感の方が体感的には「速さ」を感じるので、こちらのパワー・トルク特性の方がむしろスポーツカーとしてはらしさを感じられると思います。



あとはサウンドですが、GT3系を除くカレラ系では私は996~997前期NAのサウンドが一番乾いていて好きです。空冷も悪くはないのですが、粒の揃った如何にも高性能なエンジンという雰囲気は996~997前期型がベストです。高回転域まで回していくとシャーンと更に粒の揃った音に変わり実に心地の良いサウンドです。これが997後期型にになると、直噴化の影響なのか、触媒の影響なのか、残念ながら一気にもっさりとしたサウンドに変わってしまいます。で、991後期型に至るまでエンジンそのものは良いんだけどサウンドはイマイチ・・というのが私の偽りなき印象です。

ところがところが、992前期型になると直噴ターボエンジンとは思えない乾いたサウンドに戻っていました。スピーカーから音を出しているとか色々揶揄されますが、実際にキャビン内で聞く限りは992のサウンドは十分満足の行くモノです。GFPが変更になった、という話もあり私も992カレラTは唯一サウンドが心配でしたが、少なくともYouTubeの車載動画を観る限り、私の996C4S(純正スポーツエギゾースト+社外エキマニ)に匹敵するサウンドを奏でていました。遮音材が省かれているのも良い方向に働いているようです。296のV6ハイブリッドもそうですが、百聞は一見に如かず、ですね。

レスポンス良し、サウンド良し、フィーリングも悪くないとなれば、ターボエンジンのネガはほぼ払しょく出来たのではないか、と個人的には思っています。ハイブリッド化についても私はどちらかというと肯定的です。これは296GTBに乗ってみて、スポーツカー新時代の幕開けを目の当たりにした、というのが一番大きいのですが、とにかくモーターアシストを上手く使えばターボエンジンを搭載したスポーツカーが内包するネガをほぼ完全に払拭することが出来るのではないか、と考えています。唯一の懸念材料は車重増です。現行911はそれでなくとも軽いとは言い難いクルマなので、ハイブリッド化を前提としてどこまで軽量化出来るか、は重要だと思います。

極論すれば、空冷ナロー並みに軽量コンパクトに造れるのであれば個人的には911のEV化もアリだと思っています。むしろ、見た目ナローで中身最新EV、インホイールモーターのRRとかだったらめちゃくちゃ愉しそう!ICEにはもちろんICEの良さが有りますし、それを否定する気持ちは毛頭ありませんが、そろそろ911も様々なシガラミから解放されて、最新・最高の技術を惜しみなく投入した形で造ってもらいたい気もします。ポルシェにとっての「最適解」がどうなるかはまだまだ未知数ですが、向こう数年間は試行錯誤が続くと思います。過渡期だからこそ楽しめるモデルというものもあるハズなので、頭から毛嫌いするようなことなくフラットに見守りたいと思います♪
Posted at 2023/02/03 14:27:24 | コメント(6) | ポルシェ | クルマ

プロフィール

「@Area-KAZ さん、私は歴代フェラーリの中では296が一番好きという捻くれ者なので、今の相場はちょっと納得出来ません💢。皆さん、食わず嫌いなんじゃない?と思わずにはいられません!パワー、サウンド、ドライバビリティ、どれを取っても超一級品なのに、これでは報われません🥺」
何シテル?   10/14 22:39
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2023/2 >>

   12 34
567891011
1213 1415161718
19 202122232425
262728    

リンク・クリップ

カシュウさんのBMW M2 クーペ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/10/14 23:26:38
シートからの異音 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/10/13 11:35:47
無くなってしまったもの♪ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/10/13 10:00:38

愛車一覧

ポルシェ 911 ポルシェ 911
初代GT3ツーリングパッケージです。私にとってはラッキーセブンの『人生7台目のポルシェ9 ...
トヨタ GR86 箱根エディション (トヨタ GR86)
GR86のD型、RZベースの国内200台限定車で、私にとってはン十年ぶりの国産車になりま ...
ポルシェ カイエン ポルシェ カイエン
MY2025新型カイエンGTSです 2024年5月3日オーダー 2024年6月生産枠確 ...
BMW M2 クーペ BMW M2 クーペ
E92以来、10年ぶりのBMW復帰です✨ 世界限定2200台、日本導入限定60台、F8 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation