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2024年07月30日 イイね!

Race-Texオプションの盲点

Race-Texオプションの盲点ポルシェが提供する謎の内装素材、Race-Tex™。見た目はまんまアルカンターラのような色合い、質感ですが、一応ポルシェの登録商標みたいです。2020年にタイカンで初採用され、その後他のモデルにも展開されるようになりました。昨今は動物愛護団体や環境保護団体がうるさいのでいわゆるレザーフリーの素材で、リサイクル可能であることから、SDGsにも配慮した製品となっているようです。

Race-Tex™の特徴(ポルシェ公式より抜粋)

1.環境に配慮:Race-Tex™はリサイクル素材から作られており、製造プロセスでの環境への影響を最小限に抑える事を目指しています。
2.耐久性:高い耐久性を持ち、長期間使用しても劣化しにくい特性があります。
3.軽量:通常の素材よりも軽量であるため、車両の総重量を抑える事が出来、パフォーマンスの向上にも寄与します。
4.快適性:優れた通気性と柔らかさを持ち、快適なドライビング体験を提供します。
5.視覚的および触覚的な高級感:スエードのような質感を持ち、高級感のある仕上がりになっています。


とまあ良いことずくめな感じで、私もカレラTオーダー時点で迷わず内装はフルRace-Tex™にしました!実際に非常に質感は高くレーシーで、それなりに満足してはいるのですが、思わぬ盲点が・・。私のカレラTの内装は、「カレラTインテリアパッケージ、多くのレザーアイテムを含む(コントラストカラー リザードグリーン)」を選択しました。ダッシュ、シートがすべて同じ色のステッチで非常に統一感があって綺麗なのですが、唯一違う箇所が。そう、シフトブーツがRace-Tex™素材となっており、ステッチも通常のグレーステッチとなっています。コレ単独のオプションというのは存在しませんので、恐らくRace-Tex™のGTスポーツステアリングホイールというオプションに自動的に付いてくるのだと思います。他の箇所が統一感があるだけに、ココだけが悪目立ちしてしまっています。



GT3モデルを除き、992は全般的にクルマのキャラがスポーツカーというよりは高級GTカーなので、今更ながらRace-Tex™素材はややレーシーすぎるように感じます。991型までの911がスポーティーさを前面に出していたのに対し、992型は(恐らく意図的に)一気にラグジャリー感が増しました。カレラTはその中でもスポーツ寄りのモデルなので、まだマシな方だと思いますが、たとえば992のカブリオレにRace-Tex™はかなりチグハグな印象になってしまうと思います。やっぱりラグジャリーなクルマにはリアルレザーが似合います。もし私がまた911を新車でオーダーするようなことがあれば、Race-Tex™ステアリングは選択せず、極力レザーとステッチの統一感が出るような「旦那仕様」にするかな。素のカレラで選択出来るクラブレザーとか、930パッケージとかが良いですね♪

Posted at 2024/07/30 13:24:42 | コメント(4) | ポルシェ | クルマ
2024年07月29日 イイね!

オーナーにしか分からない911の魅力①(エンジン篇)

オーナーにしか分からない911の魅力①(エンジン篇)これまで6台のポルシェ911を所有してきて、スペックだけでは計り知れない魅力があると常々思っています。2024年現在、911は純粋にパワーだけを見れば取るに足らなかったりするのですが、机上のデータを見るのと、実際に所有して乗ってみるのとでは大違いです。実際に所有してみて実感したポルシェ911の美点について、長くなるので項目毎に何回かに分けてアップしていきたいと思います♪

まず、私がどの世代の911に乗っても必ず感じるのが、エンジンの圧倒的な存在感です。伝統の水平対向6気筒エンジンは、空冷時代から最新の992の3.0Lターボに至るまで、共通の美点があります。一番印象的なのは、「精緻な機械が回ってる感」が非常に強い、という点です。水平対向エンジンと言うのは、直列6気筒、V12気筒同様、「完全バランスエンジン」と呼ばれます。技術的な詳細は割愛しますが、要はピストンの運動が振動を打ち消し合う動きをするため、エンジンの振動が極めて少ないのが特徴です。昨今は摺動面のチューニングに加え、バランサーシャフトやエンジンマウントの材質が良くなっているため、直列4気筒でもそれなりにスムーズに回るエンジンは存在しますが、水平対向6気筒エンジンは別格です。過去にはシルキー6と呼ばれるBMWの直列6気筒エンジンも所有したことがありますが、個人的には「精緻な機械が回ってる感」は水平対向6気筒の方が上です。付け加えるなら、Mezgerエンジンに端を発する空冷クランクケースのモデルよりも、M96以降のカレラ系エンジンの方がより緻密な感じがします。

もちろん、GT3系のエンジンは高回転まで回せば圧倒的なパワーの炸裂感があり、NAならではの気持ち良さも合いまって素晴らしいエンジンなのですが、低速域だと意外とガサツな回り方をします。ネット上ではとかくGT3崇拝の論調が目立つワケですが、実際に両方を所有してみた印象としては得意領域が異なる、というだけでカレラ系エンジンの緻密さは他のモデルではまったく経験が出来ない格別なモノです(この辺はスペックヲタの知りようがない領域かと思います)。私はV12気筒エンジンというモノを試乗も含め経験したことがありませんので、比較のしようがありませんが、少なくとも自分の経験の上ではカレラ系の水平対向6気筒エンジン以上に回して気持ちいいエンジンというのはそうは存在しないと思っています。これはNAだから、とかターボだから、とかは関係ないですね。718系の4気筒もかなり頑張っていますが、やはり気筒数が少ない分、振動も大きく、911の領域には至っていないと個人的には思います。やはり911の水平対向6気筒エンジンにはオンリーワン抗い難い魅力があるように感じます。

で、話題の992.2カレラGTSのハイブリッドエンジンですが、水平対向6気筒エンジンを踏襲している以上、気持ち良さはこれまでのモデルとあまり変わらないのではないか、と想像しています。この辺はぜひクルマが日本に入って来たら試乗してタイカン・・もとい体感しておきたいところ。今後ハイブリッドモデルが増える事が予想される中、この「精緻な機械が回ってる感」がスポイルされていないようであれば、911の未来は明るいと言えましょう。ただ、どうしてもエンジンの回転に対する抵抗が多くなるようだと、もしかしたらやや気持ち良さが減っているかもしれない・・という懸念もあります。(たとえはちょっと良くないかもしれせんが)飽くまで仮定の話として、発電のために「回転抵抗の大きいオルタネーターなどの補器類」が付いていたとします。回転フィールは当然抵抗感を伴うモノになりますよね?T-HEVのメカニズムを考えるとその可能性はそれほど高く無いように思いますが、経験してみるまでは断言できません。とにかくあの粒の揃った、抵抗感無く、淀みなく回る珠玉のエンジン回転フィールだけは死守してほしいと願って止みません。

つづく
Posted at 2024/07/29 13:58:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2024年07月24日 イイね!

サプライチェーンクライシス、再び

サプライチェーンクライシス、再び7月21日に(※)早くも992.2が受注停止となったようです。供給能力以上の需要があるのは今に始まった事ではありませんが、どうもそれだけでは無さそうで・・。コロナ禍に於ける半導体不足、そしてウクライナへのロシア侵攻で起きたワイヤーハーネスの不足。これまで経験してきたサプライチェーンの破たんに伴う弊害が再び起きようとしています。

一つ目は、独大手バッテリーメーカー、VARTA AGの経営破たんに伴うバッテリー供給量減少の可能性。正確にはまだ完全に破たんしたワケではありませんが、日本で言う所の民事再生法の手続きに入った、とのこと。VARTA AGは多くの高性能輸入車にリチウムイオン電池をOEM提供しており、とりわけ「V4 Drive」と呼ばれる規格は992.2カレラGTSのハイブリッドシステムにも採用されています。すでにV4 Drive自体はVARTA AGの完全子会社であるV4 Drive GmbH(2021年設立)に業務移管されており、直接的な影響は少ないかも知れませんが、親会社が破たんするというのは穏やかではありません。ポルシェは現在、電気自動車(EV)バッテリー分野におけるVARTAの事業への投資の可能性について交渉中だそうで、これにはポルシェがV4Drive Battery GmbHの過半数の株式を取得することが含まれます。この事業はポルシェにとっても生命線なので、切実です!

次いで本日飛び込んできたのが、ポルシェAGが想定外のアルミニウム合金の供給不足を理由に、2024年の業績見通しを下方修正した、というニュース。欧州のアルミ合金の供給元が洪水に見舞われ、すべてのモデルの生産に影響が出ているとのこと。さらには、複数の車両シリーズの生産停止につながる可能性がある、としています。具体的な供給元は明らかにしていませんが、6月末の決算報告書で「6月下旬の洪水発生後、稼働を停止していたスイス南部バレー州にあるアルミ供給拠点での生産再開時期は不明」と明らかにしいる事から、何らかの影響があったものと見られます。またこの事と関連しているのか、米アルミ圧延製品大手ノベリス社(ノベリス社はポルシェが共同出資する合弁会社にアルミを供給)は6月下旬、工場の操業停止を余儀なくされた「不可抗力の事態」を自動車業界の顧客に通知したと明らかにしています。

バッテリー不足とアルミ不足のダブルパンチということになれば、供給に少なからず影響が出る事は予想に難しくありません。それでなくても需要過多の状況が続いており、992.1の「予約」すら捌き切れていない状況下で再びこのようなサプライチェーンのトラブルが起きるとはポルシェも、そして顧客も不運としか言いようがありません。今後新しく出る予定の992.2の派生モデルの登場時期にも影響が出て来るかもしれません。そう考えると、私のカイエンGTSが生産を終えすでに日本に向かっている(昨日喜望峰を超えました^^)というのは運(とタイミング)が良かったとしか言いようがありません!逆に、枠が取れて現在生産開始待ち、という方にとっては残念ながらそれなりのインパクトがありそうです・・。そして、需給バランスの観点から、992.2の供給が滞るとなると、992.1中古車市場は再び活性化するかもしれません。

(※)一部ディーラーでの話です
Posted at 2024/07/24 13:58:07 | コメント(2) | 四方山話 | クルマ
2024年07月23日 イイね!

1500kgの壁

1500kgの壁クルマがどんどん重くなっています。EVは言うに及ばず、ガソリン車やハイブリッドでも十分重い。昨年発表になったC63AMGなんてあのボディサイズで2トン超えですからね。安全装備や衝突安全性を鑑みると重量物が付いて回るのは致し方ない部分もある反面、材質工学やエンジニアリングも進歩しているハズなのに、何故かクルマは全然軽くならないですね・・。

そんな中、ポルシェはかなり頑張っている方だと思います。私のカレラTは車検証上の記載が1460kgとなっていますが、2024年現在の4シータースポーツカーとしてはかなり優秀なのではないでしょうか。明確なエビデンスがあるワケではありませんが、個人的にスポーツカーは車重が1500kgを超えると「重たい」と感じます。よって、これ以上重くなるのは正直厳しい。そして新型カレラGTSの車重が(リアシートが無い状態で)1595kgもあることを考えると、今後出て来るモデルが劇的に軽くなることはちょっと期待出来そうにありませんよね。新型ターボRRはコンセプト的には面白いと思いますが、あまり重くなるようならちょっと、ね。そう考えると、限定モデルとは言え911S/Tは今更ながら魅力的だな、と思います。もうすでに超絶プレ値でどうしようもありませんが。いや~やっぱり912復活しか無いですね!!(しつこいw)

ポルシェ以外のメーカーに目を向けても、本当にコレだ!と思えるクルマが無くなって来ました。アルピーヌA110辺りは車重とかレイアウト的には魅力的ですが、DCTしか選択肢がありませんからね。翻って、空冷911などの旧車はバカ高過ぎるし、なかなか厳しい世の中です。落としどころとしては987世代のボクスター、ケイマンとか、996世代のGT3とかありますが、私の中では今更感満載すぎてどうにも食指が動きません。ケーターハム?ロータス?もうその辺のいつ壊れるか分からないクルマと付き合う気力は残っていませんw。正直クルマ好きとしては妄想すら許されない、という実状は結構辛いモノがあります^^:。私が一縷の希望を持って待ち望んでいるのが、マツダのロータリーEg復活が噂される『アイコニックSP』!これは是非とも市販に漕ぎ着けていただきたいです!!マツダの事ですから、きっとMTモデルも、と淡い期待を抱いています♪

Posted at 2024/07/23 13:47:31 | コメント(3) | ポルシェ | クルマ
2024年07月20日 イイね!

拝啓ポルシェ様、912を復活させてはいかが?

拝啓ポルシェ様、912を復活させてはいかが?マカンEVが発売になりました。タイカンに次ぐポルシェのEV戦略第2弾となるモデルとなります。タイカンが思うほど売れていない中、人気のSUVモデルでどれくらいの巻き返しが図れるのか、ポルシェとしても社運を賭けた非常に重要なモデルです。一方、718系もすでにEVに移行することが公表されており、早ければ来年の夏にはデビューするのではないか、と言われています。

718系が6気筒から4気筒にダウンサイジングした際には批判的な声もありましたが、今となっては希少な純内燃機関車となりました。この4気筒エンジン、718系のEV化に伴い、完全に終わりにしてしまうのは勿体ないと感じるのは私だけでしょうか?さりとて、EVシフトの路線を変更することは恐らくないので、唯一この4気筒エンジンを残すには912を復活させるしかないと思います。912とはかつてナローの時代に廉価版911として存在した水平対向4気筒モデル。当時は「プアマンズ911」などと揶揄されていたようですが、時代と共に6気筒とは違うライトウェイトな魅力を纏ったモデルとして再評価されました。930以降の911はずっと水平対向6気筒エンジンを搭載し続けていますが、912を復活させれば718のドライブトレーンをそのまま使い回せるのでR&Dコストを大幅に削減できるのも魅力だと思います^^。

いつも言ってますが、今の911は大きく、立派になりすぎました。もちろん、それはそれでアピールする部分もあるのですが、それこそ空冷時代のような軽くてコンパクトな911を望む声も未だ根強いのも事実。であるなら、敢えて912をこの時代に復活させ、718の4気筒を搭載すればマーケティング的には相当需要があるのではないか、と思います。もちろんEV版718とは別のモデルになりますので、棲み分けは可能ですし、911とは車格とエンジンの差を以て棲み分けが可能です。完全に妄想ですが、912が車重1300kg前後、そして1000~1200万円で出てきたらむちゃくちゃ売れると思います。少なくとも私はかなり食指が動きますw。まあ現実的には排ガス規制の問題等を考えると難しいのかもしれませんが、何とかそこは技術力エンジニアのヤル気で克服できないものでしょうか?

ポルシェ様、何とかお願い出来ませんか??
Posted at 2024/07/20 13:11:33 | コメント(4) | トラックバック(0) | ポルシェ全般 | クルマ

プロフィール

「@ヤジキン さん、ハイ笑笑。半額で買えるフェラーリ296の方がだいぶお高く見えます😅」
何シテル?   06/12 16:53
趣味車:992.1カレラT(2023年式左MT) アシ車:GR86“リッジグリーンリミテッド”(2024年式右MT) ファミリーカー:カイエンGTS(2024...
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