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black frogのブログ一覧

2024年07月16日 イイね!

992.2カレラT"カブリオレ"の噂

992.2カレラT"カブリオレ"の噂連休中、プチ家族旅行で箱根に行って来ました!一泊くらいなら荷物も難なく詰めますし、子どもは後部座席で何の不満もありませんでした。このような使い方が出来るのが911の魅力ですよね♪さて、表題の通り992.2ではカレラTクーペに加え、カブリオレが出るという噂があります。カブリオレでMTが選択出来るのであれば、これはかなり魅力的です^^。

最後にカブリオレでMTが選択出来たのは確か997.1の世代。中古車市場にはまったく出て来ませんし、そもそも日本に導入された台数はかなり少ないのではないか、と思います。992カレラ系ではカレラS(日本未導入)、カレラT、カレラGTSのみMTが選択出来ましたが、カブリオレはPDK一択でした。それが、992.2ではカレラTの"カブリオレ"が出る、と。本当に??と思ってしまいますが、上述の通り実現すればかなり魅力的です。私は長年911はクーペに限ると思って来ましたが、50歳を手前にして色々考えが変わって来ました。硬すぎるボディや足回りは腰に負担が掛かりますし、私は今はもうストリートしか走らないので、そんなにスパルタンな乗り心地を求めてません。むしろ、オープンエアーの爽快感は何物にも代えがたいモノがあり、ここ数年ずっとオープンカーに乗りたいと思い続けていました。しかしながら、911カブリオレではMTの選択肢が無い事から、諦めておりました(ロードスターを増車される911乗りが国の内外を問わず多いのも頷けます)。

さて、こうやって書いていると718系はどう?という声が聞こえて来そうですが、冒頭で述べたような使い方が2シーターだと出来ません。また、718系にお乗りの方には申し訳ないのですが、同じ幌でも911と718ではまったく出来が違います。良くも悪くも718系は幌を閉じていてもオープンカーであることを意識させられるのですが、911カブリオレは幌を閉じていればまるでクーペのような遮音性の高さです。また、4シーターなので幌を開けた時の開放感も718系以上にあります。実際に乗り比べてみるとその差は歴然です。後部座席がクーペ以上にやや狭くなる半面、屋根が開くのでヘッドクリアランスの心配はなくなります。また、幌を開けた状態ですと、重量物が後ろに納まるため、重心高も低くなります。歴代"スピードスター"が人気なのも頷けます。992.2(PDK)ですと、クーペとカブリオレの車重差は50kg。前期と後期のパワー差は9psなので、体感的には992.1クーペよりも992.2カブリオレの方がやや遅く感じそうですが、まあ許容の範囲内でしょう。

唯一の懸念点はですね。ご存知の通り、本国仕様の992.2はGPFが2つ装着されます(日本仕様は不明)。前期型ではGPFのありなしでかなり音に差があったので、2つ付く事であまり音が劣化するようだとせっかくのオープンカーの魅力が半減してしまいます。992.2カレラGTSの動画をいくつか観ましたが、動画を観る限り車内では結構良い音してました。恐らく何かしらのサウンドエンハンス機構があるのでしょうが、カブリオレの場合はどうなのか?(ちなみに前期型で聞かれるバブリングは無くなってました)また、カレラTの軽量コンセプトからすると、カブリオレの50kgという少なくない重量増はコンセプトに反するようにも思います。まあこうしたネガはあるものの、私は992.2カレラTカブリオレ(MT)が実現するようなら乗り換えを検討しようと思っています。実はその旨既にディーラー担当にも伝えました。早ければ今月中にカレラTについて何かしらの発表がある、という事みたいですので祈りながら続報を待ちたいと思います。皆さんはカレラTカブリオレ、どうお感じになりますか??
Posted at 2024/07/16 13:44:39 | コメント(5) | 992カレラT | クルマ
2024年07月12日 イイね!

992.2プレスレビュー解禁、そして雑感

992.2プレスレビュー解禁、そして雑感プレスのembargo期間が終了し、先日ついにプレスレビューが解禁となりました。解禁直後からネット記事、YouTube動画が多数アップされ、新型911カレラのレビューが観られるようになりました。それにしても、ポルシェの熱意なのか、プレス側の意向なのか分かりませんが、出ているレビューは99%がGTSで、素カレラへの言及はほぼ皆無ですね^^;。

実際に動画を観てみると、たしかに新型GTSのドライブトレーン、そしてパフォーマンスには目を見張る物があります。次世代を見据えたポルシェの技術力には素直に脱帽です。これだけのパフォーマンスアップを成し遂げ、なおかつ車重は50kg増に留めたのは並々ならぬ努力の結晶と思われます。システムの構造上、PDKしか選択が出来ないのは惜しい気もしする一方で、これだけのパフォーマンスを100%引き出すにはもはやMTでは難しいという感じもします。言わば、人間の腕にはもう任せておけないレベルのパフォーマンスを新型GTSは獲得した、という事でしょう。サーキットでの速さ、安定感は抜群で、高回転域のサウンドも懸念していたよりは大分良かったです。一方街乗りでは非常に静かな印象で、このジキルとハイド的な二面性も新型GTSの魅力かもしれません。細かいネガはさておき、後期型GTSはかなり魅力的なプロダクトに仕上がっているように映ります。

さて、ここまでは飽くまでプレス目線の話。リアルオーナーとなった場合どうか?やはり気になるのがメカニズムの複雑化に依るトラブル増加の懸念です。たしかに、これまでもポルシェはパナメーラやカイエンでハイブリッドを投入しており、ハイブリッド車の実績が無いワケではありません。一方、今回採用されたT-Hybridはまったくの新しい仕組みですので、初期不良が皆無ということは希望的観測に過ぎると思います。長期所有した場合のバッテリー劣化の問題や、その際のメンテコストなどもリアルオーナーであれば気になるところ。フェラーリが提供を始めたバッテリーメンテ・サブスクのようなプログラムも今後登場するのでしょうか?整備性という点では構造がシンプルな方が安上がりであることは間違いないので、メカニズムの複雑化により部品代や工賃が跳ね上がる可能性も当然あります。実際に購入するならこの辺のリスクを十分踏まえる必要があるように思います。

さて、個人的にGTSはポルシェが992.2のラインナップの中でもっとも推したいモデルなのだろうと思っています。慣例から言うと、Sと素が出て、遅れてGTSが出るというパターンであったのに対し、今回は敢えてGTSから登場させたのもその表れだと思います。一方、プレスがほとんど触れない素ですが、こちらは本当にあまり進化がみられないのでしょうか?前期型GTSの大型タービン、インタークーラー、ブレーキキャリパーが装備され、それなりの変更がなされたにも関わらず、情報が全くと言って良いほど出て来ないのが不思議です。純ICEはもうあまり売りたくない、というポルシェの本音が見え隠れします。さて、今後出て来るであろうSやTはどうなるのか?Tは恐らく前期型同様、素の軽量+MTオプション付きというのは既定路線でしょう。未だ謎なのはS。ハイブリッドのデチューン版になるのか、将又ハイブリッド無しの3.6Lになるのか・・。

追記:価格が上がった事もありますが、中古車市場を見ても、転売と思しき前期型992が市場に溢れています。あまり儲かっていない実情を踏まえ、恐らく992.2に関しては転売ヤーもさすがにちょっと様子を見る事になるのではないか、と想像します。故に、992.1の時と違い、納期はかかるかもしれませんが、レギュラープロダクションモデルであれば「枠が取れない」、ということはまず無いと思っています。ですので、個人的には全モデルラインナップが出揃ってからじっくり考えても遅くはないかな、と思っています。

Posted at 2024/07/12 08:56:18 | コメント(0) | ポルシェ全般 | クルマ
2024年07月09日 イイね!

水冷911三世代 比較試乗

水冷911三世代 比較試乗先日灼熱の中、聖地大黒PAにみん友さんのZebra Queenさん、lidocaineさんにお越しいただきました^^。先月、lidocaineさんの991.2カレラに試乗させていただき、その後Zebra Queenさんから「ぜひ私の991.1もお乗りになりませんか?」と大変ありがたいオファーをいただき、今回の試乗と相なりました。まずは試乗車として愛車を提供してくださったお二人に深謝申し上げます!少々長文となってしまいますが、興味のある方のみお付き合いください♪

さて、今回の比較試乗では991.1、991.2、992.1と各世代ベースグレードの素カレラMTという仕様でした。厳密に言うと私のカレラTはベースグレードではありませんが、エンジンはベースグレードで、かつ同エンジンでMTはカレラTにしか存在しないので、実質素カレラ同士の比較と言えます。991.2については、過去のブログでインプレを述べておりますので、そちらをご参照いただくとして、今回は991.1のインプレを中心にアップしたいと思います。まず、毎回歴代水冷911を並べる度に感じるのですが、991系の方が992系よりも大分コンパクトに見える、という事。車幅の差は50mmに満たないのですが、フロントフェンダーの盛り上がりや、ヒップラインの位置がデザイン上大きな差を生んでいて、992の方がかなりグラマラスに見えます。シンプルで小柄な911を好む方には991の方がしっくり来るでしょうし、一方でスーパーカーのような立派さを求める方にとっては992の方が魅力的に映ると思います。

車内は2世代前の991.1であっても997までと比べると随分とモダンな印象を受けます。992ほど華美ではありませんが、質感は高く、センターコンソールの物理スイッチの存在が今となっては逆に新鮮に映ります。以前雑誌の比較記事で車内のスペースは20mmほどしか幅が変わらない(992の方が広い)とありましたが、実際の数字以上に991の方が車内はコンパクトに感じます。より「ポルシェを着る感覚」に近いのは991の方ではないかと思います。皆さんご存知の通り、991.1は997.2の3.6Lフラットシックス直噴NAエンジンからダウンサイジングした3.4Lフラットシックス直噴NAエンジンを搭載しています。3.4Lという排気量は、996.1以来となります。以降のカレラ系がすべて3.0Lフラットシックスターボになったため、「最後のNAカレラ」として今でも人気があります。実際、中古車市場では991.1と991.2の市場価格に逆転現象が起きており、991.1の方が僅かに高値で取引されています。Zebra Queenさんの個体はスポクロは無いものの、PSESを後付されている仕様となります。

さっそくステアリングカラム左側のキーを捻ると、聞きなれたNAフラットシックスエンジンが目を覚まします。PSESオフのアイドリング状態では望外に静かなサウンドで、やや演出がかった992系よりもむしろ大人しく感じます。ドライバーズシートに収まると、明らかに992系よりも一回りコンパクトで車両感覚が掴みやすいように感じます。ドラポジを取り、クラッチを踏むと、アレ?ストロークが長い!992のドラポジよりもシートを前に出さないとクラッチを奥まで踏めません。そういえば996~997もこんな感じだったな~、と懐かしく思い出します。991.2と992.1は基本的にドライブトレーンが同じなので、クラッチのフィーリングはほぼ一緒でした(992.1の方がやや軽い)が、991.1は旧い世代の水冷のフィーリングでした。シフトストロークはやや長く、節度感も992.1のショートシフターと比べるとやや緩い印象があります。個人的にはカレラ系のシフトは997世代のアイシンAI製の6速がもっとも好ましかったと思っていますが、PDKベースの7速MTの中では992.1に搭載されている物が一番カチッとしていると思います。

走りだしてみると、ターボエンジン車のような低回転からガツンと来るトルク感はないものの、車体の軽さとコンパクトさが功を奏して自然にペースアップします。PSESオフの状態でもNAエンジンらしい澄んだサウンドは健在!997.1までのポート噴射エンジンほどではないにせよ、997.2の直噴化した直後のくぐもった感じのエンジンサウンドよりは大分良い感じです♪PSESをオンにすると、低音の唸りが加わり、よりワイルドなサウンドに。エンジンの回転フィールもすこぶる良く、991.2以降のターボエンジンよりも回りたがる感じがあります。一方、パワー/トルクカーブが示す通り、低い回転数から怒涛の加速・・というワケではなく、リニアに気持ち良く回るタイプのエンジンなので、踏んだ瞬間のガツンと背中を蹴飛ばされるような911らしい特性はやや穏やかに感じました。その点991.2~992.1の方が低~中速域では分かり易く速いですし、現代風な味付けです。個人的には991.1の加速感でも十分満足ですが、最新のクルマに慣れた人からするとやや物足りなく感じるかもしれません。

足回りはオーリンズの車高調に換えていらっしゃって、Zebra Queenさん曰く、「純正の方が硬かった」とのこと。私は足回りに関しては純正派なのですが、路面からの突き上げもなく、乗り心地は良いと感じました。一方、バンプでの収束はやや甘く、ボヨーンとした感じで、この辺はリアの減衰力調整が必要かも?とZebra Queenさんもおっしゃってました。コーナリング特性はRRらしく、リアアクスルステア(RAS)のついた992.1と違って、ある程度セオリー通りに走らせる必要があります。即ち、コーナーではフロントに荷重をしっかり乗せてから舵角を入れて、脱出時にアクセルを入れるという走り方ですね。992.1はコーナリング特性のことなど何も意識なくてもハンドルを切っただけで速くコーナーを回れてしまうので、古典的な911の乗り味に近いのは991.1の方だと思います。一方、シャシー性能は997までと比べるとかなり良くなっているので、996~997までのどことなく危うい感じとは無縁で、PSMの制御もかなり洗練されているように感じました。

一方、ステアフィールはやや曖昧で煮詰めが甘いと感じました。992系の方が、ステアリングレスポンスはシャープ、ロードインフォメーションも豊富だと感じます。初めて油圧式から電動ステアリングに切り替わった際に、「煮詰めが甘い」と一部の評論家から批評されていたのを思い出します。この点に於いては、991.1<991.2<992と代を追うごとに改善されていると感じました。992がクルマの感覚としては四角いモノになっているのに対し、991まではまだ長方形のモノに乗っている感覚が色濃いのが興味深いと思いました。電子制御があっても、やはり前後方向の荷重移動を意識しながら走らせてやる必要があるのに対し、992はフロントの荷重抜けもほとんどないため、誤解を恐れずに言えばFRのような走らせ方でも全然速く走れてしまいます。どちらがより911らしいかと言われば当然991ですが、どちらがより誰でも速く走れるかと言えば992であることは間違いないでしょう。そして付け加えるなら、992カレラTのサウンドは遮音材が省かれている事や、GPFが付いていない事もあり、個人的には991.1のNAサウンドに引けを取らない、と思います。ターボを毛嫌いしている方はぜひ一度乗ってみていただきたい、と思います(百聞は一見に如かず)。

さて、991.2の試乗からは少し間が空いての比較試乗となりましたが、水冷三世代の試乗を経て自分なりの結論が出ました。飽くまで自分の好みとしては、991.2のMT、願わくばパワーのあるカレラSでPDCCなし、スポクロ+PSESありが「理想型」かと思います。次点で992カレラT、ただし願わくばRASなし。RASは低速で小回りが効きますし、高速では安定した旋回が可能となる一方、どうしても自分が長年培ってきた911の乗り方と相反する部分があります。一言で言って、ドーピングが過ぎるように感じます。ちなみに、992.1の「究極のロードゴーイングモデル」と言われる911S/TにもRASは採用されていません。もしご縁があって、992.2カレラTをオーダーする事になったらRASは付けません(新型GTS同様、標準装備となってしまう可能性もありますが)。ちなみに私が理想と考える991.2カレラSのMT車はまったく市場に出て来ません。lidocaineさんの991.1カレラに試乗させていただいてからずっとカーセンサーを見ていますが、この1か月で一台も出て来ません!991.2GT3よりも遥かに激レアですw。というワケで、今後は中古車市場を睨みつつ、992.2カレラTの動向を注視したいと思います。
Posted at 2024/07/09 13:19:21 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2024年07月02日 イイね!

911ヒエルラキーの真の意味、そして今後

911ヒエルラキーの真の意味、そして今後911ほどラインナップが多彩なスポーツカーもそうそう存在しないと思います。とにかくバリエーションが豊富です。992.1を例に挙げると、エンジンは素、S、GTS、GT3、GT3RS、ターボ、ターボSの7種類、ボディタイプはクーペ、タルガ、カブリオレ、そしてダカールの設定があります。素~GTSは基本的に同じ3.0L水平対向6気筒ターボエンジンですが、細かい内部構造や、ボディワーク、足回り等々が異なります。

ジャーナリズムの責任もあると思いますが、とかくグレードの差=エンジンの差(ブロックそのものであったり、パワーであったり、出力特性であったり)と一元的に語られる事も多いワケですが、さに非ず。実際にはもっと色々な「差別化」があります。例えば992では素のカレラでは選べないオプション(PTVやPDCC、RASなど)があったりしますし、モデル毎にかなりキャラが異なります。故に、一口に911と言っても、例えば素カブリオレと、GTSクーペではまったくの別物と言っても過言ではありません。出来るだけ多くのカスタマーに合う商品展開をポルシェはしていますし、購入する側はその事を理解する必要があります。一番安いモデルが素で、一番高いのがターボSだから、ターボSが偉いワケでは当然ありません。ユーザーの用途によって、選ぶべき車両は自ずから決まって来ます。ポルシェ自身が敢えてヒエルラキー構造を隠そうとしないので誤解が生まれやすいのは分かるのですが、この辺をユーザー側はしっかりと見極めた方が良いと思います。用途に合っていない911を買うのは本末転倒ですからねw。

私は992.1カレラTを選択しましたが、理由は小タービンで吹け上がりの良いベースエンジンに、上位車種でしか選べないスポーツPASMPTVが標準装備、そして今はちょっぴり付けたことを後悔しているRASが選択出来たからです。加えて遮音材が省略されるなどの差別化が図られ、結果的に992カレラ系では最軽量のモデルとなっています。故に、ストリート~ワインディングならカレラTで十分ですし、軽さを活かしたキビキビとした走りが楽しめます。一方SやGTSはエンジンのチューニングの差により確かにもっとパワーがありますが、その分車重も重く、ドライブフィールはカレラTとは異なります。Sより上のモデルの方が重厚感があり、とりわけGTSはガッチガチにボディも硬く引き締められています。サーキット走行にも耐える躾となっていますが、GT3ほどガチガチではない、という立ち位置です。よって、普段はストリートメインだけど、たまにはサーキットにも行きたい、という方にとってはトップエンドまでパワーが出るSやGTSは魅力的なモデルと言えます。そして更にサーキットに特化したい方にはGT3系がありますし、お金に余裕があって他人とは違う911が欲しい方にはSCやS/Tがあります(新車では買えませんが)。

ターボ・ターボSは個人的にはアウトバーンの無い日本では宝の持ち腐れだと思っていますが、どんな路面状況でも最大トルクと加速力を得たい方、そして上質な乗り味と室内空間を堪能したい方にとっては最良の選択でしょう。車重の重たさを除けばターボ系こそフラッグシップ、正に万能感に浸れるモデルと言えます。このように、エンジンの差だけでは語れないモデル毎の差異があり、優劣ではないんですよね。とかくネット上にはカタログスペックだけを見てあーだこーだゴタクを並べる人が居ますが、ハッキリ言ってナンセンスです。クルマはスペックで選ぶモノではなく、自分がどのシーンでその車を一番活かせるか、がですから。私はもう重くてパワーのあるクルマはお腹一杯なので、カレラTは(再三述べている通りボディサイズさえもう少しコンパクトなら)正にドンピシャです。軽いし、十分パワフルだし、足回りも最高。パワートレーンとシャシーのバランスが「シャシーファスト」なのも好ましく感じます。私のカレラTはGPFが無い年式なので、音もすこぶる快音!そして何と言ってもMTはやっぱり最高です♪

992.2についてはまだフルラインナップには程遠く、現状素カレラとGTSしか選択肢がありません。新型GTSはパフォーマンス的には旧型を大きく凌駕し、991世代のターボに迫るパフォーマンスですが(超えないのがいかにもヒエルラキーを大切にするポルシェらしいところ)、ハイブリッドシステムの搭載により従来モデルよりも随分車重が増えました。また992.1GTSはMTも選択出来たので、前期型の方が良いという方が居ても全然不思議ではありません。一方素カレラは従来のICEをそのまま踏襲、冷却系とタービンは992.1GTSから移植しているので馬力の差以上の差を感じられそうです。惜しむらくはMTが選択出来ない事。この辺は後期型カレラTに期待したいところです(そう遠からず発表になりそうな気がします)。ちなみに来年デビュー予定のSはGTSのデチューン版ハイブリッド確定のようです(S以上のカレラ系はすべてハイブリッドモデルになる模様)。素カレラとカレラTに人気が集中しそうだと思うのは私だけでしょうか?いずれにせよ、これからどのようなモデルがラインナップに加わるのか、引き続き注目したいと思います^^。
Posted at 2024/07/02 14:12:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ

プロフィール

「海外の掲示板で、992.2でエンジンスターターがプッシュボタンに変更になったのは、GTSにはスターターセルが無いので、それに全モデル合わせたという噂が。ホントだとしたらやっぱりポルシェの本音はGTSこそ中心モデルということになりますね。ターボS(T-HEV)発表も近々のようです!」
何シテル?   06/17 08:15
趣味車:992.1カレラT(2023年式左MT) アシ車:GR86“リッジグリーンリミテッド”(2024年式右MT) ファミリーカー:カイエンGTS(2024...
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